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  • 2019.01.07
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2019年社長年頭訓示

弊社代表取締役社長・田中晃が、本日、2019年の仕事始めにあたり、社内への年頭訓示を行いました。

2019年 年頭訓示(要旨)

昨年は、大坂なおみ選手が日本人初優勝を飾った全米オープンテニスの生中継や、安室奈美恵さんの引退ライブツアーの中継など、年間を通じて強力な番組を提供し、WOWOWの存在感を十分に示しました。WOWOWらしいチャレンジも沢山ありました。「WHO I AM」シリーズは国際エミー賞ドキュメンタリー番組部門にノミネートされ、一昨年に続き、WOWOWブランドを世界に発信しました。また「SONGS&FRIENDS」など、オリジナルイベントの企画も複数ありました。WOWOWらしいチャレンジとして、これからも期待したいと思います。そして何と言っても昨年の最大のチャレンジは3チャンネル同時配信のスタートです。画期的なイノベーションでした。

自信をもって言いたいと思います。WOWOWのエンターテインメントに対する信頼は厚い。WOWOWの今後の取り組みに対する期待も大きい。信頼と期待は、コンテンツの内容とともに、皆さんのチャレンジする姿勢に向けられているものだということを忘れないでください。しかし同時に、そのWOWOWへの信頼と期待は、もろく、危ういものだと言わざるをえません。WOWOWがテニス中継を手放さなければならない日が、いつか来るかもしれません。日本のクリエイターにとって、海外へのゲートウェイであるNetflixは、とても魅力的なものです。スポーツや映画の物量は、DAZN、Netflixにはかないません。かつこれらのサービスはWOWOWよりも安い。我々のチャレンジとイノベーションが停滞した途端に、我々に向けられている信頼と期待は、あっさりと競合にとって代わられるでしょう。

データによるレコメンド機能を最大の武器とするNetflixのリード・ヘイスティングスCEOのインタビュー記事を読みました。データはユーザーの過去の視聴の共通性を教えてくれるが、新たなコンテンツとして何が評価されるかの参考にはそれほどならず、エンターテインメントの世界において流行りを事前に見つけることが最大の課題、と言っています。同時に優れたクリエーターとの協力は不可欠とも言っており、コンテンツ関連で年間80億ドル、将来的には160億ドルの投資を視野にいれているようです。テック企業でありながら、考え方はコンテンツ企業と同じで、完全に競合です。WOWOWはこれから10年、こういった企業と戦かっていかなければならないのです。

私からは、今後の10年を見据えて、2019年の戦略の要として、以下の3点を強調したいと思います。

1.オリジナリティの徹底追求
オリジナルコンテンツやオリジナルイベントの育成は待ったなしです。
強みである「ドラマW」は、更に強化しましょう。同時に、韓国の「グッド・ドクター」のように世界を目指すべきです。少子高齢化で確実に縮小する国内マーケットを考えれば、これからの10年、国内シェア拡大だけでなく、海外展開可能なオリジナルコンテンツ開発は必須です。
コンテンツそのものだけでなく、総合的な取り組みにも、WOWOWの可能性を感じます。例えばオリジナルの「グリーン&ブラックス」に始まり「トニー賞生中継」に至るまでの、WOWOWのミュージカルに対する「偏愛」は、他では見られません。皆さんが本気で、徹底して、ミュージカルを日本のエンターテインメント文化として育てようとするなら、この試みは、中期経営計画にて掲げている総合エンターテインメント・メディア企業としての目指す方向性を示しているのかもしれません。スポーツや音楽などの強力な調達コンテンツは、今後10年も不可欠ですが、こうしたオリジナリティの追求が10年先までWOWOWの武器になると考えます。

2.WOWOWメンバーズオンデマンド(WMOD)の徹底強化
同時配信を機にネット施策を加速することを、下期の目標に掲げました。
WMODは、いつまでもテレビ会員限定の、無料付帯サービスに留まらないはずです。WOWOWサービスの中心になる日は遠くないと、私は思います。編成も、制作も、マーケティング活動も、WMODファーストになる時代を見据えてください。その時は突然来るかもしれません。そう考えるとサービス名称も含めて、これからの10年を戦う上で、WMODをWOWOWの中心サービスとしてリブランディングする必要があると思います。既にWMODという武器を持っていることは、絶好のチャンスだと考えます。2012年からスタートし、育ててきたことに感謝したいと思います。

3.「稼ぐ」「削る」
販路拡大、ARPU施策、マルチユース促進など、貪欲に稼ぎましょう。その資金をコンテンツやネット施策に回しましょう。「稼ぐ」だけでは足りません。同じくらい「削りましょう」。「無駄を削る」程度では、戦う資金は作れません。大胆な「スクラップ&ビルド」に取り組んで下さい。「働き方改革」とセットで実行する「業務改革」により、労働時間とコストの削減も実現しましょう。

WOWOWは創業以来、「文化を創る」会社であり、エンターテインメントをプロデュースしてきた会社です。
今年も、全員がプロデューサーとして、自分の仕事をプロデュースする、仲間の力をプロデュースする、エンターテインメントをプロデュースする、WOWOWをプロデュースする。
そんな最強のプロデューサー集団でありたいと思います。

もう一度言います。WOWOWのエンターテインメントに対する信頼は厚い。WOWOWの今後に対する期待も大きい。自信を持ってチャレンジとイノベーションを続けましょう。

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