キャリア採用

湧き上がる感情をドラマの核に。ブレることなくチームを先導する。

コンテンツ制作局ドラマ制作部

2016年キャリア入社

WOWOWに転職するまで

映画監督を目指し、大学では映像制作を専攻。卒業後はドラマ制作会社でアシスタントプロデューサーの経験を5年間積みました。その後、自分の実力を試してみようとフリーランスに転向。WOWOW入社のきっかけは、フリー時代に仕事をしたWOWOWのプロデューサーから「キャリア採用でプロデューサーを募集しているよ」と声をかけてもらったことです。もともと監督を志していたので、プロデューサーに道を絞ることに正直迷いもありました。しかしそれまでの経験から日本の映像制作の現場ではプロデューサーが企画を立案し、監督に発注することがほとんど。監督よりもプロデューサーのほうが、自分が本当につくりたいものを形にするチャンスがあるかもしれないと思えるようになりました。その上、これまで経験してきた現場の中で、WOWOWは群を抜いて映像にこだわっているし、テーマや扱える題材も幅広い。「ここなら自分が本当につくりたいものをつくれる」。それは入社して7年が経った今もなお、自信を持って言えます。

WOWOWの映像制作の魅力

WOWOWは、お客さまの心を動かし記憶に残る作品にするために、映像に徹底的にこだわります。たとえ深夜放送の30分ドラマだとしても、必要であれば映画で使われるような最新鋭カメラを使います。ここまで撮影機材を含めて映像にこだわることができるのは、他社とは異なる制作工程を踏んでいるから。例えば地上波ドラマは、撮影と同時に脚本の制作が進むことが多いのですが、WOWOWのドラマは撮影前にすべての脚本をつくり上げることがほとんど。あらかじめ全話を通して必要なシーンが見えていると、予算配分や効率的な撮影スケジュールを事前に計画することができるので、全体的な撮影効率を上げることができ、結果、作品のクオリティーアップにつながります。それができるのは会社として長年映像クオリティにこだわり抜くことを大切にし続けてきた歴史があるからだと思います。作品のクオリティを上げるための環境を会社側が全面的にバックアップしてくれるのは、とてもありがたいですね。

業務内容

プロデューサーの仕事は、ドラマ制作のあらゆる工程に携わり、チームを先導することです。企画立案から、制作スタッフのアサイン、俳優のキャスティング、撮影、編集までがドラマ完成までの大まかな流れですが、予告映像をつくったり、宣伝チームと協力してプロモーション施策を考えたりなど、プロデューサーの仕事は多岐にわたります。あらゆる場面で判断を求められた際に、ブレずに最適な答えを出すことがプロデューサー最大のミッション。だからこそ私は、常に「自分はこの作品で何を伝えたいのか」という企画の核となる部分を、自分の選択軸として持ち続けるようにしています。とはいえ、スケジュールによる制限や予想だにしないトラブルなど、目の前の問題解決に意識がいってしまうこともあります。そんな逆境の中でも軸を持って最善の選択ができてこそ、一人前のプロデューサーだと思うのです。

人をつなぎ、
みんなで同じ景色を見る

自分が本当につくりたいものをつくるためには、制作スタッフの力が必要不可欠です。各分野のプロたちのパフォーマンスを最大限に引き出せる環境をつくるのもプロデューサーの仕事。この作品で伝えたいことを明確化し、みんなが一つの方向に全力で進めるよう導きます。しかし、それぞれのこだわりがぶつかり、意見が食い違うことも撮影現場ではよくあること。そういった場合は、両者の想いを丁寧に解きほぐしていき、解決するべき問題を明らかにします。双方が納得する解決策を出せるようになったのは、制作会社時代の下積み経験があったから。多くの現場を経験したからこそ、状況を俯瞰し、問題の突破口を見つけられるようになりました。芝居、演出、美術、照明、カメラ、それぞれの技術が完璧にかみ合った瞬間は、体中に電撃が走った感覚になります。この瞬間が忘れられないからこそ、衝突があってもともに乗り越え、チーム一丸で映像にこだわり抜きたいと思うんです。

WOWOWを志望する方へ

ドラマや映画などコンテンツが「好き」という情熱はもちろん、あらゆる事象に対する自分の感情に耳を澄ましてほしいです。作品づくりの原動力は、ある物事に対する怒りや悲しみ、喜びといった強い感情だと私は信じています。特にWOWOWでは、社会問題に対する疑問や怒りが起点になっているドラマがたくさん制作されてきました。スキルや経験以上に、社会に対する疑問やエンターテインメントへの愛情が、ドラマ制作に活きてくると思います。自分が何に感動し、何に怒りを覚え、何にモヤモヤするのか。そういった感情を認識するためには、日常を消費的に生きるのではなく、あらゆる物事にアンテナを張り続けることが重要です。情報を自分なりにそしゃくして、言語化した上で、何をつくりたいのか周囲に訴え、周囲を動かしていく。何かに対して強く揺るがない感情をエネルギーに生み出された作品は、見る人の心を動かします。だからこそ、何かに対して熱い想いを持った人のつくる作品を見たいですし、ぜひ一緒に仕事をしたいと思います。

 

他の社員インタビューを見る