2024.03.27

  • クリップボードにコピーしました

高知で「第4回ノーバリアゲームズ」が開催!各界からの豪華ゲストが汗だくで疾走!

高知で「第4回ノーバリアゲームズ」が開催!各界からの豪華ゲストが汗だくで疾走!

WOWOWが放送・配信するオリジナルドキュメンタリー「WHO I AM」シリーズから誕生した新しいカタチのユニバーサルスポーツイベント「ノーバリアゲームズ #みんなちがってみんないい」の第4回大会が3月10日、高知県内にて開催された。

高知城を望むフィールドに約80人が集結!
MCは松岡修造!

年齢や性別、国籍、障害の有無を問わず誰もが楽しめる運動会のようなイベントとして2019年に始まり、過去に3度にわたって都内で行なわれてきたが、今回は初の地方開催。高知県を拠点に活動している一般社団法人Uプロジェクトとの共催で、高知市内の高知城を望む丸ノ内緑地にて、約80人の多様な出場者が参加して開催された。朝晩はまだまだ冷え込む時期だったが、ノーバリアゲームズ開催中は、日焼けをするほどの雲一つない晴天という、最高のコンディションとなった。

ゲストアスリートとして髙阪剛(総合格闘家)、東尾理子(プロゴルファー)、大西将太郎(ラグビー元日本代表)、坪井慶介(サッカー元日本代表)、亀海喜寛(ボクシング・元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者)、栗原三佳(バスケットボール元日本代表)、小松沙季(パラカヌー日本代表)、池透暢(車いすラグビー日本代表/パラリンピック銅メダリスト)、豊島英(車いすバスケットボール元日本代表/パラリンピック銀メダリスト)、そして、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーとして活動を続けている猪狩ともかが参戦。また上智大学 ソフィアオリンピック・パラリンピック 学生プロジェクト 「Go Beyond」や地元の高知商業高校バレーボール部、龍馬看護ふくし専門学校スポーツ健康学科の学生がボランティアとして参加し開催を支えた。

2403_features_ng_sub01.jpg

「俺は昨日の俺ならず」「友達100人つくる」......想いを込めた宣言!

MCを務めるのはもちろん、元プロテニスプレーヤーの松岡修造さん。 "できる!"と書かれたTシャツ姿の松岡さんは「よっちょれよ、よっちょれよ!」とよさこい節を踊りながら登場し「みんなちがってみんないい、ノーバリアゲームズ!」と熱いコールで開会を宣言する。

会場には、出場者がこのゲームへの想いをしたためた「宣言」を貼ったボードが用意されており、ゲストアスリート陣もそれぞれの宣言を発表。第1回からの皆勤賞となる髙阪さんは「力を合わせて頑張るぞ」と書いたボードを掲げ、東尾さんも「自由に突き抜けて!」と宣言。大西さんは高知の英雄・坂本龍馬の言葉から「俺は昨日の俺ならず」、猪狩さんは「友達100人つくる」、初参戦となる坪井さんは「初参加!楽しむ!」と宣言し「皆さんの言葉を聞いていると、いろいろ壊してもいいそうなので(笑)、暴れまわりたいです」と力強く語った。

同じく初参加の栗原さんも「思いきりはじけます」とニッコリ。"人見知り"を自認する亀海さんは「心の壁を少しでも低く、全力で楽しむ」と語り、前回、優勝を経験した豊島さんは「今年も協力し合って優勝するぞ」とV2を予告!

地元・高知在住の小松選手は「個性発揮するぜよ」と語り、同じく高知在住で「平成の坂本龍馬」こと池選手は、夏のパリパラリンピックを控え「パリの前に、ここでひと暴れしたいと思います」と語り「すべてを全力で楽しむ」という目標を掲げた。

そして、いよいよ競技がスタート! イエロー、グリーン、ブルー、ピンクの4チームに分かれて、個性と工夫にあふれた四つの競技が行なわれた。

第一競技:みんなで借りよう!借り物競争

最初の競技は「みんなで借りよう 借り物競争」。各チームの走者がカードに書かれた「いま必要なもの」を会場にいる人たちから借りて、ゴールを目指すという、ごく普通の借り物競争かと思いきや、カードに書かれた「いま必要なもの」が難問・くせものぞろい!

「髪を結んでいる人」、「3月生まれの人」、「A型の人」、「マフラーを持っている人」などなど、松岡さんは「これはもはや、借り物ではなく"借り人"なのでは?」と困惑していたが、その松岡さん自身が「AB型の人」として借りられるという一幕も......。

中には「芋けんぴを持っている人」、「吹奏楽部だった人」、「アンパンマンのグッズを持っている人」など、本当にこの場にいるのか? という課題も......。

それでも各チーム、走者のみならず周りの人たちもサポートに奔走し、「○○な人いますか?」などと声を張り上げて目当ての借り物を探すなど、協力し合ってクリアを目指す姿が見られた。

2403_features_ng_sub02.jpg

第二競技:みんなで乗り越えよう!障害物リレー

続いての競技は「みんなで乗り越えよう 障害物リレー」。大玉を転がしながらのS字カーブ、シーソーにネットくぐりなど、さまざまな障害が待ち受けるが、こちらもチームのメンバーがサポートに回り、一つ一つ障害を乗り越えていき、車いすの走者や子どもたちもメンバーの協力を得て、課題を乗り越え、力いっぱいフィールドを駆け抜けた。

2403_features_ng_sub03.jpg

応援合戦

続いて行なわれたのは運動会に欠かせない「応援合戦」。「WHO I AM」シリーズのオリジナル音楽を手掛ける音楽家の梁邦彦さんが、この日のために作ったオリジナルの楽曲に合わせて、各チームがよさこい節で応援合戦を繰り広げる。歌、掛け声、踊りなどすべてが採点対象となっており、各チームが工夫を凝らしたパフォーマンスを披露! 中でも、サッカー元日本代表でワールドカップ出場経験もある坪井さんが、よさこい節に合わせて、大好きだという志村けんさんのモノマネを披露すると、会場は笑いと拍手に包まれた。坪井さんは「テンションが上がって踊っちゃいました」と笑いつつ、初参加のノーバリアゲームズについて「普通の運動会をしているという感覚です」と障害の有無などを忘れて、純粋にスポーツの大会を楽しんでいると語る。

同じく初参加の栗原さんも「みんなで力を合わせるというのが最高ですね。応援合戦もみんなでアイデアを出し合って、楽しかったです」と汗を滴らせながら、満面の笑みを浮かべていた。

2403_features_ng_sub04.jpg

第三競技:みんなで投げよう!陣取り合戦

休憩を挟んで後半戦、第三競技として行なわれたのが「陣取り合戦」。4チームが制限時間内で、自分の陣地にあるボールを他チームの陣地に投げ入れ、最終的に最も自陣のボールが少ないチームが勝ちとなるというシンプルなゲームだが、各チーム、じっくりと作戦を練る。競技が始まると、子どもも大人も顔を輝かせながら、必死でボールを放っていた。

2403_features_ng_sub05.jpg

第四競技:みんなで走ろう!チーム対抗1周リレー

そして、いよいよ最終競技。高知特産の鳴子をバトンにして、一周約80メートルのフィールドを駆ける全員参加のリレーが行なわれ、自チーム、他チームにかかわらず、走者に対して熱い応援が送られた。イベントも終盤に差し掛かり、出場者たちの心のバリアはすっかりなくなっており、ひとりひとりが全力で駆ける姿に、涙を見せるゲストやスタッフ、観客も見られた。

2403_features_ng_sub06.jpg

閉会式

閉会式では順位(1位ブルー、2位グリーン、3位ピンク、4位イエロー)の発表とともに、ゲストの面々が自分のチームの中から、特に輝いていたメンバーを表彰する「個人賞」が発表されたが、坪井さんは、リレーでイエローチームのアンカーを務めた女の子を選出。「走り終わって『どうだった?』と聞いたら、『みんなの力があったから走れた』と言ってくれて......」と少女の言葉を紹介しつつ涙ぐみ言葉を詰まらせる。

松岡さんは「このゲームをやって感じるのは、僕の心がノーバリアになっていくということ。車いすの人や障害のある人もたくさんいたけど、途中から(障害の存在を)感じなくなっていくし、『生きてるぞ』と思った。その力をくれたのはみんなだよ」と熱く語る。

ゲスト出場者からも「4回目ですけど、1回目から涙が出ない回がない。これはなんなのか? いまだにつかめない」(髙阪さん)、「私も毎回ウルッとしてしまいます。リレーでいろんな年齢、性別、障害、違った個性を持っている人たちが一つになってゴールを目指していく姿に感動しました」(猪狩さん)、「初めて子どもを連れて参加させていただき、最初の競技では不安で泣いていたんですが、車いすの方が片足で走る姿を見て『すごい!』と興奮して笑顔になっていました」(亀海さん)などのコメントとともに、改めて今後も日本全国で同ゲームを開催してほしいという期待の声が寄せられていた。

2403_features_ng_sub07.jpg