上地結衣:2020年 世界中のパラアスリートからメッセージ
車いすテニス 日本女子のエース 上地結衣(日本/車いすテニス)
《それぞれの2020年》 TOKYO 2020の延期を受け、世界のトップパラアスリートは何を考え、2020年春をどう過ごしているのか。WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)による共同プロジェクト「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」に登場した世界中のトップパラアスリートたちからのSPメッセージ動画が届きました。
For The Best Games ~全ては、最高の瞬間(とき)のために~
上地結衣
(日本/車いすテニス WHO I AMシーズン4に登場)
兵庫県出身。11歳で車いすテニスを始め、小柄な体格ながら卓越したチェアワークと巧みな試合運びを身に付ける。高校3年生の時にロンドンでパラリンピックに初出場すると、シングルス・ダブルスともにベスト8に進出を果たす。
2014年には、全仏オープン、全米オープンで初優勝。同年5月に自身初となる世界ランキング1位を記録した。ダブルスでは日本人女子初となる年間グランドスラムを達成し、「女子車いすテニス最年少年間グランドスラム」のギネス記録にも認定された。2度目のパラリンピック出場となった2016年のリオではシングルスで銅メダルを獲得。
パワーテニスの台頭、絶対的ライバルの出現など、上地にとっては激変期ともいえる近年の車いすテニス界。自国開催となる2020年の東京パラリンピックまであと1年。「リオの忘れ物」を取り戻すべく、常に高みを目指し挑戦するエースを追う。