2019.04.03

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4月は話題作が続々登場!「選択肢がたくさんある今だからこそ、WOWOWが厳選した海外ドラマをおすすめしたい!」

映画部中村梓プロデューサー

4月は話題作が続々登場!「選択肢がたくさんある今だからこそ、WOWOWが厳選した海外ドラマをおすすめしたい!」

地上波はもちろん、NETFLIXやHulu、Amazon プライムビデオといった配信系サービスで海外ドラマが放送・配信される現在、それでもなおWOWOWのコンテンツにおいて、海外ドラマは重要な位置を占めている。そんな海外ドラマのアメリカのマーケットに出された作品、情報をいち早くキャッチし、日本での放送に向けて奔走するのが中村梓プロデューサーの仕事である。時代と共にWOWOWの海外ドラマはどう変化し、この先、どうなっていくのか? 買い付けから日本での放送にいたるまでの仕事から4月6日(土)に「花ひらく、海外ドラマ 第1話すべて見せます」と題し無料放送でお届けする春の新ドラマの魅力まで話を聞いた。

アメリカにはまだまだ日本で知られてない魅力的な番組がある!

――まずはWOWOW入社前の話を伺えればと思いますが、アメリカの大学に進学されて、そのまま現地で就職されたそうですね?

大学を出てそのままロサンゼルスの制作会社に入社し、4年半ほど制作コーディネーターとして働いていました。主に日本のテレビ局がアメリカに撮影に来た際の制作のためのリサーチや取材交渉、スケジューリングなど撮影全般のコーディネートを行なっていました。

――そこから帰国されて、WOWOWで働くことになった経緯は?

海外で働いていた頃はこのままずっとアメリカに住み続けるなと思ってたんですけど、一度、日本に帰ったタイミングで、久々に会う両親がずいぶん歳をとったのを見て「日本に帰ってくるのもいいかな」と思ったんですよね。ちょうど日本のテレビの仕事をしていて「日本っていいな」と思い返していた時期でもありました。

しばらく日本に帰ったらのんびりしようと思ってたんですが、アメリカでは、本当に全米中を飛び回ってたので、2週間もすると「ヤバい! これ以上休んでたらもう社会人に戻れないかも!」って(笑)。すぐに転職エージェントに登録して、やりたいと思える仕事があれば働こうと思っていて、最初にお話をもらったのがWOWOWでした。

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――当時はどんな仕事をしたいと思ってたんですか?

私、生粋のテレビっ子で、小さい頃から「何かしらテレビに関わって生きていくんだろう」って思ってたんですよ(笑)。だからその時も、テレビから離れるつもりは全くなくて。アメリカにいるとテレビ局の数もチャンネル数もすごいんですよ。日本にいた頃からアメリカの番組はよく見てたんですけど、全然知らなかった番組や情報がたくさんあることに気づいて、本当にごく一握りの番組しか日本に入ってきていなかったんだなと。せっかくアメリカにいたんだから、それを伝える仕事をしたいと思ってて、WOWOWの求人を見て「これが私のやりたいことだ!」と思ったんです。

――現在、WOWOWで海外ドラマのプロデューサーなどを担当されているとのことですが、現在の具体的な仕事内容について教えてください。

アメリカでは毎年9月にドラマの新作が放送開始されるのですが、その枠のためにスタジオが制作した作品の発表会が、5月頃にロサンゼルスで行われます。それとは別に、ヨーロッパ系のスタジオを中心に、4月と10月に映画祭で有名なフランス・カンヌでマーケットが開かれるんです。そこでいろんな作品を見て、その年のトレンドをつかみながら交渉を行ない、日本で放送する作品を買い付けています。

また、各スタジオが製作するドラマに加え、いわゆるハリウッド映画や、リアリティショー、数は多くないですがドキュメンタリー作品の買い付けもしています。

――WOWOWにおける海外ドラマの歴史や位置づけについて教えてください。

少し前に『ツイン・ピークス The Return』の放送がありましたが、実はWOWOWは1991年の開局間際から『ツイン・ピークス』を放送してるんですよね。それこそ『セックス・アンド・ザ・シティ』や『CSI』シリーズといった、全米で大ヒットした作品はいち早く放送してきた歴史もあります。そういう意味で昔から現在に至るまで「海外ドラマを見るならWOWOW」と思ってくださる視聴者さんは多いのかなと思います。

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放送当時、一大ブームを巻き起こした『ツイン・ピークス』[1991年日本初放送]
(C) 2012 Twin Peaks Productions, Inc. All Rights Reserved.

幅広いジャンルを意識しつつ、WOWOWの視聴者層に刺さる作品をチェック!

――WOWOWで放送する海外ドラマの作品選びに関して、どういう部分を最も重視しているのでしょうか?

まず、本国で一番と言える大ヒットするであろう作品は、必ず選びたいと思っています。加えて、ラインナップの中で幅広いジャンルを取りそろえることも意識しています。メインチャンネルであるWOWOWプライムの火曜日から土曜日までの23時台の放送を支えることになるので、どんなに面白くても、医療ドラマばかり並べてもしょうがないですよね(笑)。現状のラインナップを見つつ、ジャンルのバランスは気にかけるようにしています。もちろん、視聴層に合っているかという点も考えます。

あとは、やはり自分が「これは日本で放送すべき作品だ」と自信をもって言えるかどうかというのも大切にしたいと思ってます。もちろん全体のバランスに気を配りながらですが、大ヒットは難しいかもしれないけど「でもこれが世界のトレンドなんですよ」と言える作品や他のラインナップとは少し色が違うけど、本当に海外ドラマを好きな層には刺さる作品をあえて入れたりもします。

――アメリカで話題になっても、日本ではなかなかヒットするのが難しい作品もあるかと思います。

それはありますね。例えば昨年、アメリカでは人種問題が注目を集めていて、ビザが切れたり、アメリカに入国できなかったりという現実を描いた作品がありました。個人的には楽しんで見たんですが、こういった人種問題って日本人にはあまり馴染がないので、アメリカ人のように共感はできないのではないか、と思ったり。

逆にアメリカで爆発的なヒットをしたわけではない作品でも、日本のというより、WOWOWの視聴者には人気だったりする場合もあります。

配信サービスの勃興は逆にチャンス?

――「日本」という市場があって、さらにその中でも「WOWOW」の視聴者層があるわけですね。

そうです。例えば配信系のNETFLIXさんやHuluさんに登録されている方たちとWOWOWの視聴者層では好まれる作品の違いはありますね。

これまでのラインナップを振り返ると、WOWOWでは1話完結型で、いつ見始めてもついていける作品や、あまりテンポが速すぎない犯罪捜査系の作品が見やすくて好まれるという傾向があります。それは週1で放送しているという形態によるところが大きいと思います。

criminal.png 人気の犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド』は現在13シーズンまで放送
(c) ABC Studios

一方で、配信サービスだと一気に見ることもできるし、好きなエピソードを選んで見ることもできるので、テンポが速くてどんどん物語が進んでいく作品が好まれる傾向があるのかなと思います。

――いまおっしゃられたような配信サービスの勃興などを含め、日本における海外ドラマのマーケットの変化は感じますか?

それこそ私が子どもの頃は、アメリカでヒットしたドラマって何らかの形でほとんどが日本で放送されていたし、かなり多くの人が見てたと思うんですよね。私自身、『X-ファイル』とか『フルハウス』を楽しみに見てたし、周りにも同じような友達がたくさんいました。

その頃と比べると、いまはコアな海外ドラマファンが見ているという傾向が強いと思います。多様化されてきたとも言えるし、配信サービスも増えたおかげで、作品のチョイスはたくさんあるんですよね。それこそアメリカに限らず、様々な国のドラマも見れますし。以前ほどの"ブーム"とは言えなくなっているかもしれませんが、そのぶん見ることができる作品は増えていますよね。

――先ほどから名前が挙がっているNETFLIXやHuluなどはオリジナルコンテンツも制作していますが、そうした配信サービスは、WOWOWにとってはやはり手強いライバルなんでしょうか?

いろんな意味でチャンスだなと思います。NETFLIXなどの配信サービスが増えたことで、また海外ドラマファン全体が増えるかもしれないし、そうなったときに、WOWOWでまた海外ドラマを見てくれる人が増えてくれたらいいなと。

実は私、NETFLIXのヘビーユーザーなんですけど(笑)、先ほども言いましたが、見られるドラマが増えて、チョイスが増えるって楽しいなと思ってます。それを見ながら「こういうの、うちでもできないかな?」と考えたり。ただ、私のようなコアな海外ドラマファンだと、そうやって配信サービスの中からあれこれ選んで...というのも楽しいですが、そこまでコアなファンではない視聴者の方にとっては、選択肢が多すぎてどれを選んだらいいのか...? という状況でもあると思うんです。それを逆手にとって「面白い作品を私たちが厳選します! WOWOWをつければ、確実に面白い作品が見られますよ」とお伝えすることができればと思っています。そうした思いもあり、この4月から海外ドラマのセレクション枠「プレミアム・セレクション」を立ち上げ、最新作ではないけれど、WOWOW視聴者の期待に応えるような良質なドラマを展開していきたいと考えています。

goodwife.png 4月放送開始『グッド・ワイフ』
(C) MMXVIII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.

――先ほど、買い付けの仕事についてお聞きしましたが、日本での放送の権利を買い取ってから、実際にWOWOWで放送されるまでの流れについて教えてください。

まずはマーケットに行って新作を見て検討し「これにします」と決まったら交渉に入ります。そこで権利を獲得したら日本語版の制作に移ります。日本語吹替え版と字幕版どちらも制作するかどうかも編成と相談し決定します。吹替え版を作る際は、声優さんのキャスティングも含め、制作会社と打ち合わせし、各話ごとに放送に問題ないかの映像やセリフのチェックを事前にしてアフレコ収録にはいります。これらの放送素材制作と同時並行して編成の仕方やプロモーションプランも各所と打ち合わせを重ねて策定していきます。放送用本編が納品されてからも、実際の放送までにノイズがないか、修正箇所がないかを確認するプレビュー作業を映画部で行ってから放送されます。

スピード&目利きの力が問われる海外マーケット!

――権利交渉や日本語版の制作、編成といった部分での苦労も多いかと思います。

これは嬉しい悲鳴なんですが(苦笑)、以前から大ヒットしている作品を放送しているので、全米でも好調のままシリーズがずっと続いていて、逆になかなか新作を入れる隙間がないという状況が生じてしまうことがあったりします。

ありがたいことではあるんですが、シーズン15とかになると、なかなか新しい視聴者が入ってきづらい部分もあり...。逆にこれらのシリーズが同じタイミングで終了するようなことがあると、一気に枠が空いてしまって「来年、いくつ買わなきゃいけないの?」とか「来年、面白い作品がなかったらどうするの?」という事態になってしまうんですよね...。

そこはあくまでも本国次第なのでどうなるのかひやひやしてます(笑)。本国でシリーズが更新されるか? 終了となるかという情報は常に注意してチェックするようにしています。

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――当然ですが、交渉は他社との競争でもあるわけですよね?

そうですね。うちは海外ドラマの枠はそれなりにありますが、とはいえ海外ドラマ専門チャンネルではないので、買える作品数にも、予算にも限りがあります。先ほども言いましたが、本国でのNo.1ヒット作品は放送したいと思っていますので、何とか購入できるように、と交渉が難航することもしばしあります。

――基本、早い者勝ちのスピード勝負なんでしょうか?

以前は、本国での放送を待って、そこでの数字を見つつ「これを買いましょう」ということができてたんですが、ここ数年は、手を挙げるタイミングがみなさん早くて(笑)、市場の反応が出るのを待たずに動かないといけないことも多いです。

なので「これ、買ったはいいけど本国でのパフォーマンスが悪かったらどうしよう...?」と不安になることも多いです(笑)。胃が痛い思いになることもありますよ。

『SATC』、『ゴシップガール』のテイストをまとった話題作がWOWOWに登場!

――4月スタートの『グッド・ワイフ』、『NYガールズ・ダイアリー』、『グッド・ドクター2 名医の条件』の見どころを教えてください。

4月から放送のこちらの3作品、いままでのWOWOWのラインナップから考えると、すごく新しいチャレンジになっていると思います。基本的に、これまでは日本で放送されてない作品を放送するという方針でやってきて、それはいまも変わらないんですが、とはいえ、これだけ多くの作品がある中で、他社で放送・配信された後も、埋もれた状態になってまだ多くの人のところに届いていない素晴らしい作品がたくさんあるのも事実です。それを「日本初放送」にこだわらずに紹介していけたらと今回、新たに2つの枠を立ち上げました。

そのひとつが「プレミアム・セレクション」で、WOWOWで未放送だけど、日本では既に知られている上質な作品を放送するという枠。この作品を抑えてもらえれば、しっかりと満足していただけますという枠ですね。その第1弾が『グッド・ワイフ』です。

「ER 緊急救命室」のジュリアナ・マルグリーズ主演の世界的に大ヒットした不朽の名作。韓国、そして今年は日本でもリメイクされて話題になりましたね。良妻賢母を貫いてきた主人公のアリシアが州検事の夫の女性スキャンダルをきっかけに13年ぶりに弁護士に復帰することになるところから話はスタートするのですが、母として、女性として、働くキャリアウーマンとして困難に立ち向かっていく彼女の姿に、視聴者の方もそれぞれの視点から共感できるところが多いと思います。

goodawife2.png 『グッド・ワイフ』
(C) MMXVIII CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.

もうひとつの枠が「DRAMAMODE」です。これは現在のWOWOWの視聴者層よりも少し若い層をターゲットにしています。この枠タイトルには「今の流行(モード)」と「ドラマ気分(モード)」の2つの意味があり、"モードなドラマに出会ってドラマモードになってもらいたい"という想いが込められています。この枠を見れば、いまの海外ドラマのトレンドがわかるような作品を入れていければと考えています。今回スタートする『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』も、個人的に「いつかこういう作品をWOWOWでもやりたい!」と思っていた作品なんです。

『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゴシップガール』以降、なかなか本国アメリカでも、こういうタイプの作品って出てこなかったんです。実在する有名女性誌「コスモポリタン」の元編集長の半生をモデルに、NYの人気女性誌の編集部で働く女子3人が恋や仕事に奮闘しながら成長していく様子を描いたドラマで、これを見た時に「あぁ、久々にこういうドラマが来た!」と思いました。若い層を狙いつつ、意外とどの世代の女性にも刺さる普遍的なテーマを扱った内容で、マーケットでも評判がよかったこともあり、WOWOWの視聴者層にも十分に楽しんでもらえそうだなと考えています。

ny.png NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち
(c) 2017 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

そして『グッド・ドクター2 名医の条件』に関しては昨年、新作としてWOWOWで放送し大好評だったシリーズなので、気合を入れて「お待たせしました!」という期待の新シーズンです。天才的な能力を持つ自閉症でサヴァン症候群の若き外科レジデント、ショーンが、徐々に周囲からも認められてきていた最中、彼を病院に招き入れたグラスマン院長が脳腫瘍で余命わずかと判明したところでシーズン1は終わっています。シーズン2ではグラスマンは一体どうなってしまうのか、ショーンはこの試練に立ち向かうことができるのか、引き続き彼の成長を一緒に応援したくなるような内容になっています。

haimoa.png グッド・ドクター2 名医の条件
(c) 2018, 2019 Sony Pictures Television Inc. and Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

――買い付け、および日本語版の制作後の、日本での放送に向けたプロモーション戦略についても教えてください。

作品ごとに異なりますが、それこそ『グッド・ドクター』に関しては、第1話を見てもらえれば、必ず続きを見てもらえるという確信がありました。私たちも第1話を見て一気に引き込まれたんですが、見る前のキービジュアルは決して目を引くような感じでもなく、正直、全く期待してなかったんです。すごく"おとなしい"印象の作品で、見終わったら「おぉぉっ...」という感じで(笑)。実際、マーケットでの反響も性別、国、年齢層にかかわらず、これがNo.1だったんですね。

第1話を見てもらえたら受け入れてもらえると思っていたので、この作品に関しては、外部で積極的に先行配信をしてもらって、できるだけWOWOW以外でも、最初の1話を見てもらえるようにしました。 

そして、この4月6日(土)には「花ひらく、海外ドラマ 第1話すべて見せます」と題し、これらの3作品を含むこの春スタートする7作品を第1話無料放送でお届けする特別企画を展開します。WOWOWにご加入されている方はもちろんですが、無料放送なので、ご加入頂けていない方も、是非お試しで視聴頂けたら嬉しいです。

誰よりもテレビに詳しい"テレビっ子"であり続けたい

――今後のWOWOWの海外ドラマでどんなことをしていきたいかを教えてください。

いま、世界中のコンテンツの質が上がってきているんですね。世界各国から選りすぐりの話題作・秀作をどこよりも早く紹介する「WOWOWプレミア」では、サスペンスは人気のジャンルで、これまでも英国や北欧のサスペンスは鉄板コンテンツだったんですが、4月から初となるオランダ産ミステリードラマ『オルデンハイム~12の悲劇~』を放送します。

オランダに限らず、いま、スペインやイタリアなどこれまで日本ではあまり見ることのできなかった国のサスペンスのクオリティもすごく上がってきてるので、「WOWOWプレミア」を世界中の秀作サスペンスに触れてもらえることのできる枠にパワーアップしていきたいですね。もちろん、サスペンス以外のジャンルも今まで以上に強いラインナップにしていきたいと思ってます。

orada.png WOWOWプレミア 欧州ミステリー『オルデンハイム~12の悲劇~
(c) EndemolShine Nederland.

――WOWOWのM-25旗印では「偏愛」をキーワードとしていますが、海外ドラマのプロデューサーとして仕事をされるうえでの、「偏愛」や大切にしている部分・哲学を教えてください。

私は、ジャンルを問わないただのテレビっ子なんですよ(笑)。「映画部には映画のことならこの人に聞け!」という映画オジサンがいるんですが(笑)、私は映画も好きだけど、海外ドラマもスポーツも音楽もニュースも見るという人間なんです。だから、テレビの仕事をしながら、ずっとテレビっ子でいたいと思っています。

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日本のドラマも新クールの第1話は必ず見るようにしていて、そうしていると日本で好まれるドラマのスタイルやトレンドも見えてくるんですよね。その上で海外のマーケットに行くと「あぁ、この作品は刺さるかも」とか感じたり。決して、仕事のために見てるんじゃなくてただ単にテレビっ子なだけなんですけど(笑)。趣味を兼ねつつ時間がある限り、日本の作品も海外の作品も見続けていきたいと思います!

取材・文/黒豆直樹  撮影/祭貴義道  制作/iD inc.