データと感情を使い分け、 お客さまに最適な配信サービスを。
メディア事業局WODサービス部/2013年新卒入社
WOWOWで働く社員にインタビューし、仕事のやりがいや苦労、働きやすさ、WOWOWならではの企業文化に至るまでを深掘りする特集企画です。今回はメディア事業局WODサービス部に所属する社員へのインタビューです。
WOWOWを選んだ理由
就活時代は、広告代理店やテレビ局、出版社などを中心に受けていました。映画やCM、本などに心を動かされた経験から、せっかく働くなら自分も人の心を動かす側になりたいと思ったんです。さまざまな企業の中で、最終的にWOWOWを選んだのは、社員の方々と素の自分で対話することができたから。特に、2次面接での出来事はとても印象的でした。志望理由や入社後にやりたいことなどをひと通り話した後に、「好きな映画は?」と。作品名を答えると、どうやら面接官の社員もその作品を知っていたようで、選考中とは思えないくらい話が盛り上がったんです。肩書きや年齢に関係なく、ひとりの映画好きとして、本音で語り合えたことに感動しました。心から「好き」という気持ちがないと、人の心を動かすものを作ることはできません。この会社でなら、自分の「好き」に素直でいられると思い、入社を決めました。
経歴と現在の業務内容
入社してから現在まで、スポーツ部、営業部、宣伝部、いろいろな部署を経験してきました。キャリアを積む中で現在の仕事に活きているのが、デジタルマーケティング部での経験。デジタル領域に力を入れるために新設された部署で、収集した顧客データの見方や活用方法などを学びました。そして、数年後WOD※サービス部の前身部署に配属となり、今に至ります。WODサービス部のミッションは、お客さまにWOWOWを長く愛用していただけるように、WODを便利に使いやすくカスタマイズし、番組を並べ、アプリ開発をすること。つまり、お客さまのことをどれだけ深く理解できるかが鍵となる部署です。デジタルマーケティング部時代に培ったデータ活用ノウハウを駆使しながら、お客さまのニーズに合わせた開発を行なっています。
※WOWOWオンデマンドの略
データと感情を使い分ける
WODサービス部が行なうことは大きく二つ。一つ目は、主に掲載するコンテンツのレイアウト戦略です。コンテンツのレイアウトは、WOWOWが蓄積してきた顧客の視聴データをもとに決定します。例えば、欧州サッカーの試合を放送する時。サッカー好きの男性視聴者が多くWODに流入するので、サッカー関連のアニメ作品をトップに配置します。顧客データを読み解き、論理的に判断する必要があるのです。もう一つは、お客さまが見たくなる特集の企画。これはお客さまの心情を捉えながら考える必要があります。例えば、月曜の夕方。週明け1日目の仕事を終え、これからが踏ん張りどころ、そんな時に見たいのは何か考えた時に、見ると自然とやる気が出る作品を集めた「お仕事頑張れ特集」を企画しました。このようにデータと感情を使い分けながら、お客さまが本当に求めているものに出会えるサービスを目指しています。
参画プロジェクト
WOWOWのオンデマンドサービスは2012年に誕生し、2022年にユーザー体験の質を向上するべく、機能やデザインを一新しました。現在もユーザーのあらゆるニーズに応えるべく、視聴デバイスの拡充や多様なコンテンツの配信など、さらなる進化を目指しています。特に力を入れているのが、他社サービスにはないWOWOW独自の体験を提供すること。私はジャンルミックスなコンテンツに触れることができるところに、WOWOWらしさがあると考えています。ドラマや映画、アニメ、スポーツ、音楽。一つのジャンルにとどまらずに、トータルでエンターテインメントを楽しむことができる。例えば、ドラマと音楽ライブ、スポーツとアニメの横断企画といった独自性の高い特集で、お客さまが求めている以上の体験をお届けしたいと思っています。
今後の目標
配信ジャンルが広いということは、ユーザーの嗜好も幅広いということ。ある人の嗜好に合わせたアプリは、別の人にとっては使いにくいものかもしれない。どんなユーザーでも見たいコンテンツにたどり着けるように検索機能に特化することもできますが、見たいものを探すのが面倒な人にとってはおすすめ機能がある方が楽。まだ最適解を模索している途中ですが、多くのユーザーにとって満足度の高いサービスを提供していきたいです。そのために、積極的に新しいチャレンジをしようと心がけています。誰もやったことのない特集企画でも思い切って提案し、実施してみる。たとえ結果が出なかったとしても、次の挑戦のいい材料になるはずだから。後輩にも新しいことには果敢に挑むよう普段から話をしていますね。前例のない挑戦の積み重ねが新しい価値体験につながると信じています。