目の前のお客さまに喜んでもらうために劇場用映画の新しい可能性を拓く。
事業局エンターテインメント事業部/2018年新卒入社
WOWOWで働く社員にインタビューし、仕事のやりがいや苦労、働きやすさ、WOWOWならではの企業文化に至るまでを深掘りする特集企画です。今回はエンターテインメント事業部に所属する社員へのインタビューです。
WOWOWに入社した理由
中学生のときに「金閣寺」という舞台を観劇し、シーンによって舞台美術が流動的に変わる演出に感銘を受けました。それから舞台美術やドラマセットづくりに興味を持ち、大学では建築系に進学。大学院も含めた6年間は、ひたすら図面を描いたり模型を作ったり、建築にどっぷり浸かっていました。就職活動はデベロッパーを中心に見ていたと同時に、建築分野に限らず"モノづくりに携わることができる会社"にも視野を広げ、メディア系・空間デザイン系も受けていました。最終的には、面接を通して、私の人となりをしっかり見てくれて、かつ話を熱心に聞いてくれたことに心を打たれ、WOWOWへの入社を決めました。
業務内容
現在はWOWOWの劇場用映画レーベルである「WOWOW FILMS」を扱うチームに所属。取り扱う作品には、ゼロから自分たちで作り出す企画製作作品から、WOWOWで放送・配信した音楽コンテンツを再編集して劇場公開する配給作品まで多岐にわたります。企画製作作品の場合は、アシスタントプロデューサーとして、脚本開発・撮影・仕上げ・公開にいたるまで、さまざまな工程に携わることができています。また、配給作品では、WOWOWの主軸である放送・配信事業で培ってきた独自の強みを活かしながら、劇場用映画というWOWOWの新しい可能性をいかに開いていくか。チームとして日々新しいことにチャレンジしながら、業務に向き合っています。
お客さまの喜んだ顔を見られるやりがい
仕事で最もやりがいを感じる瞬間は、満員の劇場を目にしたときです。自分が携わった作品を見るために、多くの人が劇場に足を運んでくれるのが、自分を奮い立たせるモチベーションになります。上映イベントでは、お客さまの顔を直接見ることができ、その場でお客さまの感想を聞くことができます。以前携わった作品で、監督登壇イベントを実施した際、ひとりのお客さまが「これまでに4回も見てます」と言ってくださったのがすごく印象的でした。そういった声を直接聞けることは、このチームだからこそ味わえるやりがいだと思います。ビジネスである以上、数字として結果を残すことはもちろん大切ですが、目の前のお客さまに喜んでいただくことを忘れることなく、これからも作品作りに携わっていきたいです。
WOWOWで働く魅力
WOWOWは少数精鋭の会社です。事業規模に対して社員数が少なく、ひとりひとりの裁量や業務範囲が広いことが、WOWOWで働く面白さだと思います。私が所属しているチームでは、作品によっては劇場への営業から上映イベントの宣伝・運営、また作品の二次利用や商品化まで、すべて自分たちで行なっています。「自分の担当業務だけやればいい」ではなく、作品をより魅力的に仕上げ、多くの人に届けるために、他の会社では他部署の業務になるようなことも、やれることは自分たちで横断的に動いています。だからこそさまざまな経験を積めますし、やりがいにもつながっていると思います。
今後の目標
自分が企画した作品の上映を実現することが目標です。自分の知識や経験を作品に還元して建築士の資格も取得している自分だからこそ生み出せたと言えるような作品をつくれたらとも思います。エンタメは自分にとって欠かせないもので、今この仕事をしているのも舞台というエンタメがきっかけでしたし、これまでもアイドルやテレビドラマなどをきっかけに交流関係が広がる経験を何度もしてきました。いつか自分が生み出した作品が、世の中の誰かの人生にとって欠かせない存在になることを夢見て、これからも成長していきたいです。