2024年度入社式の模様をお届けします
2024年度の入社式が4月1日に赤坂本社にて執り行なわれ、新入社員とキャリア採用者に対し、辞令が交付されました。
入社式に参加したのは、7名の新入社員とキャリア採用者1名の計8名。ひとりずつ名前を呼ばれ、4月1日に新たに代表取締役 社長執行役員に就任した山本均より「入社おめでとう」という言葉とともに辞令書を受け取った。
代表取締役 社長執行役員 山本均
山本社長は「新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。実は私も4月1日から新社長となります。ですから、皆さんと同じ新入りですので、仲良くしていきましょう(笑)。当社はプライム市場に上場していますが、社員数は312名(2024年3月末、単体)しかいません。グループ全体でも752名(2024年3月末、連結)です。知名度は高いほうだと思いますが、そこまで人数は多いわけではありません。
新入社員とキャリア採用者8名は全体でも約3%を占めるなど、既にかなり貴重な戦力だと思ってください。それくらい、ひとりひとりのウエイトが大きいことを自覚してほしいと思います」と新入社員への期待を口にした。
さらに「WOWOWはいま、外資系のOTT※企業などに押されて大変厳しい競争関係にあり、5年連続で正味加入件数は減っています」とWOWOWの置かれた現状に触れつつ「外資系の大企業などと戦うには、ひとりひとりが腕を磨いてプロフェッショナルになって、WOWOWにしか出せない価値、WOWOWにしか出せない独自性、"WOWOWらしさ"を皆さんの手で作り出して、お客さまに特別な価値を提供し続け、戦っていくしか術はありません。ぜひ、ひとりひとりが徹底的に腕を磨いて、なんらかのプロフェッショナルを目指してください。皆さんの持っている個性、熱意、考え方を大事にしてください。みんなが同じ存在になる必要はありません。ひとりひとりが個性の下で徹底したプロフェッショナルを目指してもらいたいと思います」と強く訴えた。
※インターネットを介して視聴者に直接提供されるメディアサービスのこと
最後に「WOWOWはエンターテインメントを通じて、見てくださるお客さま、体験してくださるお客さまに元気を与えることが仕事です。これは本当にすばらしい仕事であり、一生かけてやる価値のある仕事であると私は信じています。本日から一緒に頑張りましょう」とエールを送り、新入社員たちはそれぞれ真剣な面持ちで社長の言葉を受け止めていた。
入社式終了後には、新入社員たちが「WOWOWで実現したいこと」や意気込みを語ってくれました。その中からいくつかご紹介いたします。
「昨今、AI(人工知能)の発達などがすさまじいですが、AIで代替不可能であり、人間が介在してこそ面白いエンターテインメント作品を制作できたらと思っています。夢を形にして、未来を創造する旅路の始まりのような心意気で尽力できればと思っています」
「自分は大学でフェミニズムや差別について学び、社会的弱者がこの社会で生きていくことについて考えてきました。 学んだことを活かしつつ、私自身、エンターテインメントを通じて活力を得てきたので、より多くの いろんな属性の人たちが楽しみ、生きる価値を得られるようなドラマをつくり、その作品が世界基準で評価されるように頑張りたいです」
「私自身、ドラマやドキュメンタリーにたびたび勇気づけられてきたので、今度は自分が届ける側となり仕事をしてみたいです。作品づくりに携わりたいのはもちろんですが、会員の皆さまが1つの作品に対して、より長く、より濃く接することのできる体験や仕組みづくりにも興味があります。自分のこだわりに加え、社外を含め一緒に働く皆さんのこだわりも大切に働きたいと思っております」
「スポーツ中継を観るのが大好きで、私自身もずっとチアダンスをやってきたので、スポーツの仕事に携わりたいと思っています。試合の会場にいないとなかなか体感できない空気感や選手たちのストーリーを、視聴者の皆さまにも画面を通じて味わっていただけるように発信したいと思っています。WOWOWは国際試合をたくさん中継しているので、日本にいる皆さんに世界の試合を観ていただき、世界で戦っている日本人選手をいろんな形で観られるようにプロデュースしたいです。『あきらめない』というのがモットーなので、いろんな壁にぶち当たっても、あきらめずに頑張っていきたいと思っています」