オマラ・デュランド:2020年 世界中のパラアスリートからメッセージ
カリブの誇り 史上最速女王:オマラ・デュランド(キューバ/陸上)
《それぞれの2020年》 TOKYO 2020の延期を受け、世界のトップパラアスリートは何を考え、2020年春をどう過ごしているのか。WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)による共同プロジェクト「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」に登場した世界中のトップパラアスリートたちからのSPメッセージ動画が届きました。
For The Best Games ~全ては、最高の瞬間(とき)のために~
オマラ・デュランド
(キューバ/陸上 WHO I AMシーズン4に登場)
1991年生まれ、キューバ・サンチアゴ出身。先天性の視覚障害。7歳で陸上を始め、2007年に国際大会デビューを果たすと、翌年に16歳で北京パラリンピックに出場。4年後のロンドンパラリンピックでは、視覚障害クラス(T13)の100mと400mで金メダルを獲得し、世界を代表するパラリンピックスプリンターとなる。
ロンドン大会の後、妊娠・出産のため3年間競技から離れるが、2015年に競技復帰すると、今もガイドランナーとしてペアを組むユニオル・キンデランとともに世界選手権で100m/200m/400mすべての金メダル獲得という衝撃のカムバックを見せた。
翌年のリオパラリンピックでも100m/200m/400mすべてを制し、うち2つの世界記録を更新。視覚障害クラスだけでなく、身体機能障害クラスも含めたすべてのクラスの中で最速であり、最速女性パラリンピアン(The Fastest Female Paralympian)と言われている。TOKYO 2020大注目の女王。