ミシェル・アロンソ・モラーレス:2020年 世界中のパラアスリートからメッセージ
カナリア諸島のリトルマーメイド:ミシェル・アロンソ・モラーレス(スペイン/水泳)
《それぞれの2020年》 TOKYO 2020の延期を受け、世界のトップパラアスリートは何を考え、2020年春をどう過ごしているのか。WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)による共同プロジェクト「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」に登場した世界中のトップパラアスリートたちからのSPメッセージ動画が届きました。
For The Best Games ~全ては、最高の瞬間(とき)のために~
ミシェル・アロンソ・モラーレス
(スペイン/水泳 WHO I AMシーズン4に登場)
WHO I AMシリーズ初となる知的障害クラスのアスリートが登場。
1994年スペイン・テネリフェ島出身。幼い頃は読み書きや周囲とのコミュニケーションをうまく行えず、孤独な時間を過ごすことも少なくなかったという。7歳で水泳を始め、徐々に頭角を現わす。
14歳の時に障害のある子供たちの水泳クラブに入ると、現在のコーチと運命的な出会いを果たす。すると周囲とのコミュニケーションにも劇的な変化が現れ、水泳に没頭する毎日を過ごしながら瞬く間にスペインを代表するパラスイマーへと変貌を遂げる。2012年、ロンドンパラリンピックに出場すると、そのダイナミックな泳ぎでライバルたちを圧倒。知的障害クラスの100m平泳ぎで金メダルを獲得した。さらに4年後のリオパラリンピックでも同種目を連覇した。
自身を「オタク」と呼ぶほど日本の文化や漫画が大好きで、漫画を使って日本語の勉強も行なっている。カナリア諸島が生んだ笑顔の女王は、TOKYOでの3連覇を夢見ている。