2025.08.27

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2026年3月期 第1四半期決算説明会レポート

2026年3月期 第1四半期決算説明会レポート

2025年7月31日、株式会社WOWOWは2026年3月期第1四半期決算説明会を開催。当日は業績の状況報告に加え、収支、加入、および・配当計画、5月に公表された中期経営計画の重点戦略である多層サービス・ECサービスの推進や最新の取り組みに関して、各執行役員が説明しました。

出席者:代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員 尾上純一、取締役 専務執行役員 井原多美

2508_features_kessanreport_yamamoto.jpg代表取締役 社長執行役員 山本均

増収増益要因はありつつも、前年同期比で減収減益

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連結収支は前年同期比で減収減益となりました。売上高は186億94百万円で96百万円の減収、経常利益は14億22百万円で2億31百万円の減益。グループ会社の売上増など増収要因はあったものの、会員収入の減少が影響しました。経常利益も、4K放送終了に伴う費用減少などの増益要因はありつつも、会員収入の減少を補えず減益となりました。また、IMAGICA GROUPのTOBに応募したことで、特別利益として投資有価証券売却益42百万円を計上。四半期純利益は9億97百万円で、前年同期比1億9百万円の減益でした。

2508_features_kessanreport_onoue.jpg取締役 専務執行役員 尾上純一

新規加入件数は前年同期を下回るも、解約件数は良化

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新規加入件数は15万7千件で、前年同期比で4万1千件減少。UEFAチャンピオンズリーグや全仏オープンテニスなどのスポーツコンテンツ、東方神起やSUPER BEAVERなどの音楽コンテンツが好評で新規加入獲得に寄与しましたが、前年同期には「WOWSPO」の開始やUEFA EURO 2024™ サッカー欧州選手権の放送・配信などの増加要因があり、それを下回る結果となりました。
解約件数は23万4千件で、前年同期比で4千件減少。目的番組の終了による解約はありつつも良化しました。最終的に正味加入件数はマイナス7万7千件、累計正味加入件数は14万5千件減少し、228万3千件となりました。

収支計画は公表値から変更なし

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収支計画は、5月の公表内容から変更はありません。売上高は、昨年10月に買収したCINRAの通期寄与に加え、グループ外売上の増加や事業の多層化による売上増加などが予想されますが、会員収入の減少により前期と比べ減収の見通しです。経常利益は、マーケティングコストの効率的な運用や4K放送終了に伴う費用減少など増益要因はあるものの、売上減を補えず減益の見込みです。当期純利益は、前年度にあった減損損失などの特別損失が今期にはなくなるため、増益となる見通しです。

加入計画も公表値から変更なし/スポーツシーズン再開などによる加入獲得を見込む

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加入計画も公表内容から変更はありません。正味加入件数はマイナス10万件、累計226万件の見込みです。第1四半期時点では正味加入件数がマイナス7万7千件でしたが、スポーツコンテンツのシーズン終了に伴う解約はある程度想定したもので、新シーズンの開幕などを契機に再契約も徐々に進む見込みです。また、オリジナルドラマや音楽ライブなどのコンテンツ投入で加入獲得を推進しつつ、コンテンツと連動した事業の多層化により、加入件数の増減に左右されにくい収益構造への転換を目指します。

配当計画も公表値から変更なし/安定的な配当を継続

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配当計画も公表内容から変更はなく、1株当たりの配当30円を予定しています。株主還元の重要性を認識し、安定的な配当の実施を継続していく方針です。

2508_features_kessanreport_ihara.jpg取締役 専務執行役員 井原多美

多層サービスの推進

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中期経営計画の重点戦略「多層サービスの推進」についてです。まず、当社が放送・配信権の取得や興行・物販にも取り組んでいるATEEZは、9月より日本国内史上最大規模のアリーナツアー「ATEEZ 2025 WORLD TOUR [IN YOUR FANTASY] IN JAPAN」を開催。グローバルに活躍する彼らが日本国内3都市で計7公演を行ない、延べ7万5千人を動員する予定です。グッズ販売も実施します。
次に、当社主催のライブイベント「JAZZ NOT ONLY JAZZ」についてです。昨年6月の第1弾では、初開催にしてチケットが完売し話題を呼びました。WOWOWでの放送・配信に続き、今年9月19日より劇場版が公開されます。第2弾となる今回は、グラミー賞を受賞しているロバート・グラスパーや椎名林檎など豪華キャストが集結。チケットはすでに完売し、当日はStreaming+などで配信チケットを販売します。第1弾に続き、多層展開を進めます。

ECサービス刷新、「WOWOW百貨店」が今秋スタート

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中期経営計画の重点戦略「ECサービスの推進」として、今秋のオープンに向けて準備を進めています。現在、展開中の「WOWSHOP」をさらに発展させるべく、名称を「WOWOW百貨店」としました。コンセプトは「感性に従い、人生を楽しむ大人のための百貨店」。ロゴ制作は、東京オリンピックや大阪・関西万博にも携わったグラフィッククリエイター・三重野龍氏に依頼。三重野氏からは「上品さやキリッとした力強さに、少しだけユーモアを匂わせ、遊び心と大人の落ち着きを両立させるようなイメージで作りました」とコメントをいただいています。コンテンツ連動商品や季節限定商品など、幅広く取りそろえる予定です。

WOWOW 夢中のトビラボ」から広がる可能性、新たな事業創出にも期待

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WOWOW 夢中のトビラボ」では、パーパスである「人生をWOWで満たし、夢中で生きる大人を増やす」の実現を目指し、広く多角的に生活者を理解し、重要なインサイトを獲得するため"大人の夢中"に関する研究を進めています。今年5月には博報堂と共同で第1弾となる「夢中のチカラ」調査レポートを発表し、6月にはウェビナーを開催。約230名の参加があり、関心の高さを感じました。調査では2070代の51.2%が「夢中になれるものごと」を持ち、特に他人の評価に左右されない「自分軸の夢中」を持つ人はそうでない人に比べて人生の満足度が約2倍高いという結果を得られました。「夢中」がウェルビーイングにつながることがうかがえます。生活者のウェルビーイングを目指すとともに、本研究所を起点に共に活動できるパートナーを募集し、事業機会の創出も視野に入れています。

2弾レポートとウェビナーは「自分軸の夢中」を持つ比率の高い50代以上にフォーカスし、今秋開催予定です。今後も多様な取り組みを通じて「会員の日常に"夢中"を提供する企業」への進化を目指します。

 

説明と質疑応答の後、山本は2026年放送・配信予定の連続ドラマ「水滸伝」や劇場版「JAZZ NOT ONLY JAZZ」に改めて言及し、説明会を終えました。

2026年3月期第1四半期決算の詳細については、以下の資料もご参照ください。

2026年3月期 第1四半期決算資料

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