2022.09.07

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「WOWOW Presents 車いすバスケ体験教室 in 愛媛県」を開催!

「WOWOW Presents 車いすバスケ体験教室 in 愛媛県」を開催!

車いすバスケットボール競技の体験を通じて、競技の面白さを伝え、その普及・啓発をするとともに、差別や偏見のない社会を実現する目的で、『WOWOW Presents 車いすバスケ体験教室in 愛媛県』を7月9日(土)に伊予市民体育館で開催した。

この企画は、東京2020パラリンピックの熱が冷めないうちに、車いすバスケの魅力などを伝えたいという想いからスタート。
2022年3月の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止を余儀なくされた。
それでも、なんとかパラリンピック終了から1年以内には開催させたいという強い想いから、四国車いすバスケットボール連盟、愛媛車いすバスケットボールクラブ、一般社団法人 愛媛県バスケットボール協会らのご協力のもと、7月に開催することができた。

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愛媛県内の約60人の子どもたちが参加!

同イベントにはWOWOWから、東京パラリンピック車いすバスケットボール競技男子日本代表で、東京パラリンピック銀メダリストの豊島英と古澤拓也、さらに「WOWOW WHO I AM PROJECT」メンバーの太田慎也らがイベントに参加し、県内の小・中学校、特別支援学校の子どもたちと共に汗を流し、車いすバスケを楽しんだ。
当日のプログラムとしては、まずルールの説明を行ない、その後に、車いすバスケの試合とはどういったものかを知ってもらうために、エキシビションマッチを披露。
豊島と古澤に幸口知弘選手(愛媛WBC)、只信実鈴選手(パッション、愛媛WBC)、中川恵龍選手(徳島WBC)が加わったチームと、四国車いすバスケの選手5名{(白方佳樹選手(愛媛WBC)、宮川邦彦選手(愛媛WBC)、山地慎吾選手(香川WBC)、有瀬智寛選手(高知SD)、山本大選手(高知SD)}の試合を行なった。

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その後、子どもたちは4つのチームに分かれて、車いすの操作練習やシュート練習などを行ない、午後には試合を実施した。
チーム名は四国開催にちなんで各県の名物「かつお」「みかん」「うどん」「すだち」。

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はじめは緊張していた子どもたちがどんどん積極的に、そして笑顔に

試合は全チームの総当たり戦形式。豊島はチーム「かつお」に、古澤はチーム「みかん」に参加し、試合を行なった。豊島は「試合の序盤はチームメイトとコミュニケーションを取ることを恥ずかしがっている子や、応援も遠慮がちな子がいましたが、終盤の白熱した試合では、恥ずかしさなどがどこかに吹き飛んだ姿を見ることができました」と語る。シュートが入ると、みんなで喜び、声を掛け合っている姿がとても印象的だった。

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試合結果は、チーム「かつお」が優勝、2位は「みかん」、3位「すだち」、4位「うどん」となり、​​​​​​​優勝チームにはWOWOW WHO I AM PROJECT主催の「ノーバリアゲームズ ~#みんなちがってみんないい~」のオリジナルTシャツがプレゼントされた。

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イベントを通じて、子どもも大人も成長

試合終了後の豊島と古澤との質疑応答では、「質問がある人は手を上げてください」の問いかけに、複数の子どもたちが積極的に手を上げ、「車いすバスケをしていて楽しいことは? 逆に大変なことは?」「2人が大切にしている言葉は?」など、たくさんの質問が寄せられた。一日通して子どもたちの成長した姿を見ることができた。

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そして、「笑顔でできましたか?」「楽しくできましたか?」「全力でできましたか?」という豊島の問いかけに対し、子どもたちは全員が元気よく手を挙げて返事をし、心の底から楽しんだ様子だった。

最後は、一日同じ時間を過ごした仲間として、全員で円陣を組み、「1、2、3、四ッ国、四ッ国~!!」の掛け声でイベントを締めくくった。

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豊島はイベントを終えて、「今回参加した子どもたちは、ほとんどがミニバス(ミニバスケットボール)をしているので、車いすバスケットボールに興味があったり、車いすバスケットボールを知らなくてもバスケットボールとして親しみやすかったりしたと思います。だからかもしれませんが、子どもたちも私も夢中になっていました。当たり前のように挑戦している姿や楽しんでいる姿は、誰かに言われてやっているのではなく、子どもたちの本能かなと。笑顔で、楽しく、全力で一日過ごしていた子どもたちが、ものすごく輝いていました! 会場にいた全ての人を幸せな気持ちにさせてくれた子どもたちと、イベントが無事終了するまでご尽力いただいた四国の皆さまに感謝しております」と語った。

また、古澤は「私は普段、選手として競技力向上を意識していますが、今回のような体験教室を通して、車いすバスケットボールの楽しさや、車いすバスケットボールに秘められているエンタメとしての可能性を感じることができました。また、車いす操作や車いすバスケットボールの魅力を伝えていくうちに、子どもたちが真剣に楽しんでいるからこそ、僕たちも参加者と同じ目線でその世界観を味わうことができたように思いました。僕たち2人が輪の中心として始まったイベントが、気づくと輪の中のひとりひとりになっていました。今回の体験教室はとても学びの多い時間となって、私自身も子どもたちから多くのことを教わった日にもなりました」と笑顔で振り返った。

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