2026.02.27

  • クリップボードにコピーしました

2026年3月期第3四半期決算説明会レポート

2026年3月期第3四半期決算説明会レポート

2026年1月30日、株式会社WOWOWは2026年第3四半期決算説明会を開催しました。本説明会では、第3四半期における業績および加入者動向や、2025年度通期の計画の見通し、NTTドコモとのコンテンツ分野における業務提携をはじめとする今後の取り組みについて、各執行役員より説明がありました。

出席者:代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員 尾上純一、取締役 専務執行役員 井原多美

2602_features_kessannrepoort_yamamoto_w810.jpg代表取締役 社長執行役員 山本均

NTTドコモとコンテンツ分野で業務提携

2602_features_kessannrepoort_sub01_w810.jpg

昨年11月、WOWOWはNTTドコモとコンテンツ分野における業務提携契約を締結。共同制作や共同調達、相互提供を通じて映像事業の成長と提供価値の最大化を目指します。
WOWOWとLeminoによる共同制作第1弾として、超大作オリジナル連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」を2月より放送・配信開始。WOWOWのオリジナルドラマシリーズ「ドラマW」も、話題作をLeminoにて順次配信予定です。
スポーツ分野では両社の人気コンテンツを一部相互に提供し、より多くの視聴機会を創出します。音楽ライブコンテンツも大幅に拡充。DREAMS COME TRUE、藤井フミヤ、MISIAなど人気アーティストのコンテンツを連続企画としてWOWOWとLeminoで展開します。

2602_features_kessannrepoort_onoue_w810.jpg取締役 専務執行役員 尾上純一

連結収支は増収増益、会員収入以外の事業収入伸長と費用減が寄与

2602_features_kessannrepoort_sub02_w810.jpg

連結収支は前年同期比で増収増益。売上高は571億26百万円で6億81百万円の増収、経常利益は46億66百万円で24億64百万円の増益です。売上高は、会員収入は減少した一方、会員収入以外の事業収入やグループ会社の売上が増加し前年同期を上回りました。経常利益は売上の増加に加え、番組費や4K放送終了に伴う関連費用の減少などが寄与し増益となりました。
四半期純利益は32億5百万円。経常利益の増加や、前年同期は4K放送終了に伴う減損損失などの特別損失を計上していた結果、前年同期比で25億16百万円の増益となりました。

新規加入は前年同期比で減少するも、解約件数は良化

2602_features_kessannrepoort_sub03_w810.jpg

新規加入件数は44万5千件。サッカーやラグビーなどのスポーツコンテンツ、「SUMMER SONIC 2025」や「Mrs. GREEN APPLE」などの音楽コンテンツが好評で新規加入獲得につながりましたが、前年同期には「WOWSPO」開始や「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」の放送・配信といった加入増加要因があったため、前年同期比では9万5千件減少しました。
解約件数は59万2千件で、前年同期比で1万3千件の減少。目的番組終了による解約はあったものの良化しました。その結果、正味加入件数はマイナス14万8千件、累計正味加入件数は221万2千件となっています。
なお、サッカーのチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグのシーズンパスは今シーズンもWOWOWオンデマンドPPVで販売しています。販売数はこの数値に含まれていませんが、前年同期を上回る実績となりました。

収支計画は売上高766億円、経常利益15億円の計画を維持

2602_features_kessannrepoort_sub04_w810.jpg

収支計画は5月の公表値から変更はありません。売上高766億円、経常利益15億円を目指し、第4四半期には連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」や大型スポーツコンテンツへの番組費投下を予定。年度計画の達成と来期以降の成長に向けた費用投下も見込んでいることから、当初の計画に変更はありません。

加入計画は公表値を据え置き/正味加入は純減見込みも構造転換を継続

2602_features_kessannrepoort_sub05_w810.jpg

加入計画も公表値から変更はありません。正味加入件数はマイナス10万件、累計正味加入件数は226万件の見込み。第3四半期時点で正味加入件数がマイナス14万8千件となっていますが、LPGA女子ゴルフツアーの終了などによる解約はある程度想定していたものです。今後はプロモーションを強化し加入を伸ばすことで、計画の達成を目指します。
また、引き続きコンテンツと連動した事業の多層化を進め、加入者数の増減に影響されにくい収益構造への転換を図ります。

2602_features_kessannrepoort_ihara_w810.jpg取締役 専務執行役員 井原多美

連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」をフラッグシップコンテンツとして展開

2602_features_kessannrepoort_sub06_w810.jpg

WOWOWがフラッグシップコンテンツとして位置づけるオリジナルドラマ、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の放送・配信が2月15日より開始。Leminoとの共同制作・放送・配信によってより多くの方に作品を届けます。コンテンツと連動した多層化の取り組みとして、「WOWOW百貨店」ではオリジナルグッズを販売中です。主人公・宋江の書「替天行道」をモチーフとするブックカバーなど、作品の世界観を感じられるアイテムを展開。

今後の注目番組/グラミー賞・アカデミー賞、スポーツ中継など

2602_features_kessannrepoort_sub07_w810.jpg

今後の注目番組として、まず第68回グラミー賞授賞式を日本時間2月2日にロサンゼルスから独占生中継します。映画『国宝』のノミネートで注目を集める第98回アカデミー賞も、授賞式当日の夜に配信予定です。
スポーツでは、全豪オープンテニスを連日生中継。UEFAチャンピオンズリーグおよびヨーロッパリーグはノックアウトフェーズに突入します。それに合わせて「CL・EL 2025-26 決勝トーナメントパス」の販売を開始。例年2月以降に加入が増加する傾向を踏まえ、プロモーションを強化し認知拡大を図ります。

最大のヒット作『ゴールデンカムイ』最新作を3月より全国公開

2602_features_kessannrepoort_sub08_w810.jpg

WOWOW FILMSの最新作『ゴールデンカムイ ―網走監獄襲撃編―』が、3月13日より全国公開されます。2024年公開の前作は観客動員数200万人超・興行収入約30億円を記録。公開直後から「漫画実写化のお手本」と絶賛され、WOWOWの幹事映画史上最大のヒット作となりました。同年に続編の連続ドラマ版をWOWOWで放送・配信。最新作はドラマ版のストーリーを引き継ぎ展開されます。
映画事業に加え、コンサートやEC事業など多様な取り組みを通じて、放送・配信サービス以外の領域でも引き続き収益拡大を図ります。


山本は説明と質疑応答の後、2026年に開局35周年を迎えるに当たり連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」と『ゴールデンカムイ ―網走監獄襲撃編―』を成功させて良いスタートを切りたいと意気込みを語ったほか、NTTドコモとのコンテンツ提携などに改めて言及し、説明会を締めくくりました。

2026年第3四半期決算の詳細については、以下の資料もご参照ください。

2026年3月期第3四半期決算資料

決算短信
決算説明会資料
DATA BOOK