アマリア・ペレス:2020年 世界中のパラアスリートからメッセージ
3階級制覇の絶対女王:アマリア・ペレス(メキシコ/パワーリフティング)
《それぞれの2020年》 TOKYO 2020の延期を受け、世界のトップパラアスリートは何を考え、2020年春をどう過ごしているのか。WOWOWとIPC(国際パラリンピック委員会)による共同プロジェクト「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」に登場した世界中のトップパラアスリートたちからのSPメッセージ動画が届きました。
For The Best Games ~全ては、最高の瞬間(とき)のために~
アマリア・ペレス
(メキシコ/パワーリフティング WHO I AMシーズン2に登場)
下肢に障がいのある選手がベンチプレスを行なう競技、パワーリフティング。
一瞬の試技にかける選手たちの集中力と力強さには息をのむ。
1964年の東京パラリンピックで正式競技となった同競技において既に競技歴20年以上を誇るアマリアは、40歳を越えた今なお世界最強の絶対女王として君臨する。
2000年シドニー大会でパラリンピックデビューをし、52kg級で銀メダル獲得後、2004年アテネ大会では金メダルを獲るために階級を落とすも再び銀メダルに終わってしまう。さらなるトレーニングに励み、2006年世界選手権で世界女王の座につくと、2008年北京では52kg級で世界新記録を打ち立て悲願のパラリンピック金メダル。その後もあらゆる世界大会を制し、パラリンピックでは2012年ロンドン大会60kg級、2016年リオ大会55kg級も制し、"3階級制覇"の金メダリストとなった。しかも、5度目のパラリンピックとなったリオ大会では、130kgを成功させ43歳にして世界記録を更新。
進化を続ける絶対女王だ。