カテゴリから探す

WOWOWプロデューサーが語る

WOWOWプロデューサーが語る"BS放送の現在とこれから" 日本大学芸術学部放送学科講義レポート

2017年11月に日本大学芸術学部放送学科にて"BS放送の現在とこれから"をテーマにWOWOWの各プロデューサーが学生の皆さんに講義を行いました!

日大芸術学部放送学科とは

ittemita_nichidai_01.jpg西武池袋線江古田駅おりてすぐの江古田校舎。
2011年春に改築されたそうで、スタジオなど最新鋭の設備がそろっています。

まずはご担当の茅原 良平さんに放送学科と放送特別講座についてご紹介いただきます。

ittemita_nichidai_02.jpg

茅原さんはラジオを専門分野として放送学科では「音響制作演習」 「ラジオ制作I・II」と演習・実習授業を主に担当し、「卒業研究ゼミナールI・II」で卒業制作や卒業論文の指導にあたっていらっしゃいます。

Q. 放送学科について(教員数、学生数、講座内容など)ご紹介ください。
現在、放送学科の専任教員は10名おり、テレビ、ラジオ、CM、放送技術、アナウンス、脚本と各専門領域を持つ教員で構成されています。学生数は、一学年あたり130名程です。全員が「専攻」と呼ばれる実習科目を必修しており、1年次から3年次にかけて段階的に学んでいます。また、放送学科は制作現場と同等のスタジオ施設を備えており、実践的な環境の中で番組制作について学んでいます。4年次には専攻で学んだことを成果として表す「卒業研究」に全員が取り組みます。卒業研究の作品は、3月に開催されるイベント「日藝の卒博」で上映、発表、展示されます。また、卒業研究で執筆された論文の内、優秀と認められたものは、放送学科が刊行する研究誌「放送と表現」に掲載します。実習科目以外にも、放送についての様々な講義科目が設置されています。これらについては、専攻に関わりなく、幅広く学ぶことができるようになっています。

Q.今回の放送特別講座の目的と、今までの内容などを教えてください。
本講座は3・4年次(主な受講生は3年)を対象にしたオムニバス講座という位置づけにあります。様々な講師の方々に制作現場の生の声を届けてもらい、学生たちに現場の実際をより深く理解してもらうことや就職への動機づけにすることが大きなねらいになります。半期の講座ではありますが、その中で多くの制作者の方のお話しを聞けることが一番の魅力だと思います。今年度は「BS放送」がテーマでしたが、これまでにも「地方局」「ラジオ」 「制作会社」など様々なテーマの中で特別講座を実施してきました。


現場の生の声を聞いてもらうべく、編成局と制作局からプロデューサーが参加いたしました!

編成&オンデマンドについての講義 

トップバッターは編成から二宮さん・栗林さんです!

ittemita_nichidai_03.jpg

ittemita_nichidai_04.jpg

プログラムガイドと会社案内も活用しながら、好きなジャンルを聞いたり、WOWOWについて数人で議論&発表してもらったりと学生さんたちとうまくコミュニケーションをとっての90分間でした。(講義日:11月1日)

スポーツ&音楽についての講義

スポーツ部から仁藤さん、音楽部から西川さんと大原さんに担当頂きました。

ittemita_nichidai_05.jpg

ittemita_nichidai_06.jpg

ittemita_nichidai_07.jpg

仁藤さんはサッカー中継に関する業務や、番組制作をする際のポリシーについて熱く語り、西川さん・大原さんは番組映像などを紹介しつつ、ライブ中継や配信権を獲得するまでの流れも紹介することで、なかなか知ることのない中継番組の裏側を学生さんたちに知ってもらうことができました。(講義日:11月8日)

制作&ドラマ制作についての講義

ラストは制作部宮田さん・ドラマ制作部松永さんです!

ittemita_nichidai_08.jpg

ittemita_nichidai_09.jpg

宮田さんは加入者獲得も意識した番組制作・企画から宣伝までの説明、OBとしてのアドバイス。松永さんはドラマWの歴史、「連続ドラマW 春が来た」の制作裏話が好評だったようです。(講義日:11月15日)


講義を終えて

3回の講義を終えて、茅原さんからコメントを頂きました。

Q.今回のWOWOWの講義を聞いてみて、印象が変わったなどはありますか?
自分自身もWOWOWの加入者で、いろいろな番組を日常的に楽しませてもらっているのですが、実際にそれを手がけていらっしゃる方々のお話しは、どれも興味深かったです。何よりも、制作すること、WOWOWから送り出すことに対する熱量をひしひしと感じました。
加入者数がはっきりしている点は視聴率とはまた違い、より具体的な数字かと思います。それに対する強い意識をどなたからも感じました。制作動機や視聴者へのアプローチといった部分が地上波の局や制作会社とは違うなと思いました。
制作にかける「熱さ」は様々ですが、これが今後の放送を支える原動力かと思いますし、その「熱さ」にWOWOW独自の感覚を私は感じました。

Q.今後WOWOWに期待することがあれば教えてください
WOWOWの魅力は何と言っても「コンテンツ」にあると思います。映画、スポーツ、舞台、ドラマ、ドキュメンタリーとジャンルも豊富で、どれも旬なものや他チャンネルにないものが多いのは魅力です。欲を言えば、バラエティがもう少しあればと。
以前あった「大人番組リーグ」はとても印象に残っています。気鋭のディレクター、ないしは若手の制作者のトライアルを見られる場があるといいかもしれません。
あとは視聴者からのリクエストに基づいた再放送枠やWOWOWアーカイブ(昔こんな番組やってました)のようなものも期待したいです。
まもなく平成が幕を閉じるので、WOWOW的に平成を振り返る、といったような企画も見てみたいです。WOWOWが選ぶ平成を彩った「映画」「舞台」「ライブ」「俳優」など、カテゴリーがはっきりとしているWOWOWならではのアーカイブ企画はできないでしょうか。


学生の声

そして学生さんたちの感想やWOWOWに期待することをアンケートでお答えいただきましたので、いくつか抜粋してご紹介します。

■編成・オンデマンドについて
・視聴者のことを一番に考え、かつ予算なども考えているなど大変な仕事だと感じた
・配信するための基準・大事にしていることがわかって興味深かった

■スポーツについて
・想像していたより作りこみされているものだと知った
・ライブ感を大切にしていること、そのためのこだわりを聞けてためになった

■音楽について
・撮影方法や完成するまでの流れに感動した
・ライブ配信についてもアーティストから信頼されている理由を知れた

■制作について
・カスケードチャートの話がためになった
・地上波でやらないようなコンテンツに目を付けて企画・番組にできるのに魅力を感じた

■ドラマ制作について
・熱量が大事だということがわかった
・実際の仕事の流れがよくわかった

■その他(WOWOWに期待することなど)
・特撮をやってほしい
・アニメコンテンツを増やしてほしい
・時間やお金のない学生には敷居が高いと感じているので、もっと身近になるようなものがあればいい
・やりたいと思ったこと、自分の中のこだわりを形にできる素敵な会社だと感じた

1コマ90分で3回という短い期間ではありましたが、学生さんたちの生の声だけでなく改めて編成・制作の皆さんの情熱を直に聞くことができてとても刺激になりました。このような貴重な機会を頂いた日本大学芸術学部、中町さん、茅原さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。

おすすめ記事