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似ているようで全然違う「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」

似ているようで全然違う「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」

「よりキレイな映像を自宅で楽しみたい!」と4Kテレビの購入を検討していても、「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」がどう違うのか、何を基準に選んだらいいのかわからないという人も多いのではないだろうか? 「4K」と表記された多様な商品が展開しているが、実際に4Kを楽しむために必要なものとは?

そもそも4Kとは?

「4K」とは、高精細度のテレビ放送や映像サービスに使われる次世代の規格のこと。水平の画素数が約4000の映像を「4K」と呼ぶ。

詳しくはこちら>4Kテレビは2Kや8K、HDやフルHDとどう違うの?|FEATURES

違いは4K放送チューナー内蔵かどうか

家電量販店には「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」、それぞれ違う呼び方で表記された商品が並んでいる。その違いとは、一体どこにあるのだろう。

JEITA(電子情報技術産業協会)のガイドラインには、以下のように定義されている。

【4K対応テレビ】
(1)水平3840画素以上かつ垂直2160画素以上を有する表示デバイス(液晶パネル等)を搭載
(2)デジタルハイビジョンチューナー内蔵
(3)デジタルハイビジョン映像と4K映像信号を表示できる
(4)アスペクト比(有効画面):【16:9】を基本とする
(5)60/1.001(≒59.94)Hz以上のフレームレートで表示が出来る
を満たすテレビのこと

【4Kテレビ】
上記の(1)~(5)に加えて
(6)4K放送をテレビ本体で受信可能 ※
を満たすテレビのこと
※ 衛星による4K放送、IPTVによる4K放送・配信サービス(ビデオ・オン・デマンド、IP放送、IP再送信)のうち、1つ以上の受信機能をテレビ本体に搭載されていることを指す

つまり、「4K対応テレビ」は4K映像を映すことのできるテレビ、「4Kテレビ」はそれに加えて、なんらかの4K放送サービスを受信できる機能を備えているテレビを意味するということだ。

新4K放送が開始する2018年12月を前に、各社がBS・110度CS対応4Kチューナーを内蔵した「4Kテレビ」を発表している。また、4Kチューナーを内蔵していない「4K対応テレビ」や、内蔵チューナーが新4K放送には対応していない既存の「4Kテレビ」でも、外付け4Kチューナーを設置することで代用が可能だ。チューナーも各社が発売を発表しているので、それぞれのケースに応じて選ぶことができるだろう。

他にも必要な"4K放送を見るための機器"とは?

「4Kテレビ」や「4K対応テレビ+外付け4Kチューナー」を買えば、4K放送を楽しむことができるのかというと、そうではない。他には何が必要なのだろうか?

まず、新4K放送を見るには、対応するBSアンテナが必要だ。ここで、衛星放送とアンテナについての基本を押さえておこう。

放送衛星から送信される電波はらせん状に回転していて、現在の衛星放送はすべて「右旋」を使用している。しかし、現在のBS・110度CS放送は利用可能な周波数をすべて使いきっているため、今度始まる4K放送においては、新たに「左旋」を使用することが決定したのだ。


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つまり、従来の2Kを受信しているBS・110度CSアンテナは「右旋」放送のみに対応しているので、BS右旋で放送される4K放送は見ることはできるが、新しく「左旋」で放送される4K放送のチャンネルを受信することはできない。

すべての新4K8K放送を見られるようにするには、「2K・4K・8K対応アンテナ」(右旋・左旋対応のBS・110度CSアンテナ)にしなければならない。従来のBSアンテナでも見られるチャンネルはあるが、より安定した視聴環境にするには、右旋・左旋対応のものに更新するのがいいだろう。分配器、分波器、ブースター、ケーブルなども、製品によっては対応機器へ交換する必要がある。

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いずれの製品を新調する場合にも、JEITAに性能を保証されたシンボルマークである「SHマーク」(スーパーハイビジョン受信マーク)が付与されたもの、「4K・8K対応」と記されたものを選べば間違いがない。

また、購入した4Kチューナー内蔵テレビや外付け4Kチューナーに「BS/CS 4K視聴チップ」が付属・搭載されていない場合、購入メーカーへの手続きが必要となる。

場合分けで整理、自宅の視聴環境を4K放送に対応させる方法

自宅環境や、それぞれの既存機器で必要なものが大きく異なる4K放送。それぞれのパターンに分け、揃えるべきものを整理してみよう。

(1) 既存の2Kテレビを持っている場合
「新4K8K放送チューナー内蔵の4Kテレビ」もしくは「4K対応テレビ&4Kチューナー&2K・4K・8K対応アンテナ」を新たに用意する必要がある。

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(2) 既存の2Kテレビ&既存のBSアンテナを持っている場合
「新4K8K放送チューナー内蔵の4Kテレビ」もしくは「4K対応テレビ&4Kチューナー」が必要。そのままのアンテナでも一部の4K放送を見ることができるが、新たに「2K・4K・8K対応アンテナ」を設置すれば、すべての4K放送を見ることができる。

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(3) 4K対応テレビを持っている場合
「4Kチューナー」と「2K・4K・8K対応アンテナ」を新たに用意する必要がある。

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(4) 4K対応テレビ&既存のBSアンテナを持っている場合
「4Kチューナー」を用意すれば、一部の4K放送を見ることができるが、新たに「2K・4K・8K対応アンテナ」を設置すれば、すべての4K放送を見ることができる。

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また、マンション等の集合住宅は、それぞれアンテナやケーブルの設置状況・設置方法が異なるので、管理会社やオーナーもしくは管理組合に問い合わせて環境を把握してから、4K視聴環境の整備をはじめるといいだろう。

4Kテレビ放送はいつから?

新4K放送は、2018年12月1日からスタートする。前述の通り、対応アンテナによって見られる放送局も変わり、放送開始時期は局によって違うので、見たいチャンネルの開始時期や対応アンテナを、事前にチェックしておこう。

ますます加速する「4K」市場。2018年12月に向けて、対応商品のラインナップも充実してくるだろう。今一度必要な製品をおさらいして、来るべき4K8K時代に備えておこう。

WOWOWでは『連続ドラマW 海に降る(2015年)』『開局25周年記念 連続ドラマW コールドケース〜真実の扉〜(2016年)』(4K/HDR)、『ドラマW チキンレース(2013年)』『Railway Storyスペシャル 東北復興の鉄路を行く(2014年)』『銘酒誕生物語スペシャル「十四代」400年の軌跡(2016年)』(4K)など、4Kテレビでの美しい映像を堪能できる番組を多く制作している。

2017年12月には、放送と通信を連携させるサービス・ハイブリットキャストを活用したテレビ向け4K映像配信も実施。今後もWOWOWは次世代の映像技術を用いた番組・コンテンツ制作に積極的に取り組んでいく。

※2:4Kテレビや4K対応テレビとの接続を事前に確認する必要があります。
※3:HIGH SPEED(カテゴリー2)に対応したHDMI(R)ケーブルをご使用ください。※4:HDMI(R)端子はHDCP2.2と4K60Hz入力に対応している必要があります。

HDMIは、HDMI Licensing LLCの米国及びその他の国における登録商標または商標です。

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