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  • 2021.01.14
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2021年1月定例会見要旨

1月14日(木)、定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:⽥中晃社⻑、黒⽔則顯副社⻑、⼭崎⼀郎専務、⽥代秀樹常務、仁藤慶彦ユニットリーダー、岡野真紀⼦プロデューサー
ゲスト:(午前)津田健次郎さん、(午後)柄本佑さん、堀切園健太郎監督、山田康介 撮影監督 

1. ご挨拶(⽥中社⻑)

本日はご多用の中ご参加いただきまして誠にありがとうございます。今年、第1回目の定例会見でございます。何とぞ本年もよろしくお願いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大で、大変皆さまご苦労されていると思います。罹患された方々に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。それに加えまして、ここのところ日本海側を中心に大雪災害に遭われた方にも重ねてお見舞いを申し上げます。

2.「UEFAチャンピオンズリーグ20-21シーズン~決勝トーナメント全29試合独占生中継&ライブ配信~」(田代常務)

欧州のクラブのナンバーワンを決める大会、UEFAチャンピオンズリーグ20-21シーズンの決勝トーナメント全29試合を独占生中継することを決定した。全ての放送・配信権についてWOWOW独占契約となる。現地時間の来月2月16日から始まる決勝トーナメント、5月29日の決勝まで、独占生中継およびライブ配信する。本日15時からWOWOWオンデマンドにてチャンピオンズリーググループステージ、ベストマッチ16試合を配信する。これは英語の実況版である。なお、この16試合は1月23日から順次、日本語の実況・解説を付け放送していく。UEFAチャンピオンズリーグは、WOWOWでは02-03シーズン以来の放送で、18年ぶりとなる。欧州の強豪クラブによる世界最高峰のサッカーの大会、どうぞご期待いただきたい。

さらにWOWOWでは、今年6月には1年延期されたEUROサッカー欧州選手権の全試合を放送・配信する。そして現在、放送・配信しているスペインサッカー、ラ・リーガと併せ、ヨーロッパサッカーの魅力を存分に伝えていきたいと思っている。

3. 加⼊分析(⼭崎専務)

加入件数は11月が4万4,000件、12月は4万6,000件となった。特にスポーツコンテンツの反響が大きく、ボクシングの井上戦、LPGAの渋野選手の活躍があり、両月とも4万件を超える大きな新規加入となっている。ライブなどのコンテンツが再開して以降、4万件を超える加入が続いており、コロナ禍ではあるがコンテンツの反応は良く、直近の12月も引き続き大きな加入となっている。結果、正味加入件数は、11月がプラス増、12月はほぼプラスマイナスゼロとなっている。

WOWOWオンデマンドが昨日よりスタートをした。テレビがそばになくても、BSの視聴環境がなくても、スマホだけで加入ができ、WOWOWを簡単にお楽しみできるようになっている。今回、配信コンテンツも大きく充実をさせている。チャンピオンズリーグの配信もスタートするので、WOWOWオンデマンドを多くのお客さまに訴求をして加入につなげていきたい。

4.新しく始まる2つのプロジェクトについて(⽥中社⻑、コンテンツ戦略部仁藤慶彦ユニットリーダー、ドラマ制作部岡野真紀⼦プロデューサー)

田中社長)2つのプロジェクトの企画をご紹介する。まずは『アクターズ・ショート・フィルム』をコンテンツ戦略部の仁藤よりご紹介する。

【仁藤慶彦ユニットリーダー:WOWOW開局30周年記念 「アクターズ・ショート・フィルム」1月13日(水)オンデマンド配信スタート、1月23日(土)夜7時よりWOWOWプライムで放送】

仁藤ユニットリーダー)『アクターズ・ショート・フィルム』は昨日リニューアルオープンしたWOWOWオンデマンドのローンチに合わせ、全5作品を一挙配信する企画である。そのあと1/23にWOWOWプライムで放送する。配信が先で放送が後という、これからのWOWOWをある意味で象徴しているコンテンツだと考えている。

『アクターズ・ショート・フィルム』とは、5人の人気俳優が制作費・制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作。普段は表舞台に立つ俳優たちが今回は監督となり、クリエーターとして作品に携わる企画である。視聴者や映画評論家の投票により選ばれた1作品が2021年開催のショートショート フィルムフェスティバルへ出品され、グランプリへの挑戦権を得るプロジェクトとなっている。なお、ショートショート フィルムフェスティバルは、グランプリを取ると翌年のアメリカのアカデミー賞、こちらの短編部門のノミネート候補となる。日本の作品ではないが、過去アカデミー賞を取っている実績もあり、夢のある企画だと考えている。

監督は磯村勇斗さん、柄本佑さん、白石隼也さん、津田健次郎さん、森山未來さんの5名。 本日は津田健次郎さん、柄本佑さんにお話しいただく。

【監督:津田健次郎さん】

▼『アクターズ・ショート・フィルム』から最初にオファーを受けたときの気持ち
ちょうど1年ぐらい前、短編映画のお話をいただいた。前から映画は撮りたいとか思っていたので、とてもうれしかった。しかもかなり攻めた企画だったのでぜひやらせてくださいと即答した。

▼撮影中大変だったエピソード
5監督、5作品共通の条件、基本的には2日間で全て撮影。自分で脚本も書いたのだが、僕がちょっと盛り込み過ぎたというのもあり、撮影の時間がなくてハードだった。それでも2日間で絶対に撮り切らなくてはいけなかったので、それは結構ぴりぴりしながら、それでも現場の空気が悪くならないように頑張った。

▼津田さんの作品は竜星涼さんと大東駿介さんがダブル主演であるが、俳優陣との何か印象深いエピソードは
俳優のお2人、特に主演のお2人が、熱量高く演じてくださって、事前に打ち合わせしたときもいろいろ質問してくださった。現場に入ったときとかも、やはり先ほどもお話ししたとおり、時間がなく追い込まれていたので、スタッフから、撮り方や設定を変えて撮らないと間に合わないという提案があり、僕としても、自分のやりたい方向ではなくなるのかもしれないが、成立させるためには仕方ない、と決断を下そうとした瞬間に、お2人が、やはり最初のプランでいきませんか、そのほうがきっといいものになる気がすると言ってくれた。簡単に言ってしまえば、折れかけた僕の心を支えてくださった、とてもすてきなお2人で本当に感謝している。

▼俳優業や声優業と、今回の監督との違い
違う点ばかりであったが、俳優というのは自分の役割というものをどれだけまっとうできるかという仕事のような気がするが、一報監督は、全体を統括し全ての責任があるポジションであり、のめり込み過ぎずずっと引いた目で全体を見通していなければいけない、というのが大きく違う点かと思った。そこがまた、俳優とか声優と違う面白さと感じた。

▼津田さんの作品「GET SET GO」に込めた思い
もともと映画が好きで、この世界に入ってきたのでこういう機会を得られてうれしく、楽しく、一方でしんどい部分もあった。だが少しでもポジティブなものが見ている方に伝わればいいなという思いでいる。ショートフィルムを撮っていて楽しかったので、機会があれば長編をぜひ撮らせてください(笑)。

【監督:柄本佑さん】

▼『アクターズ・ショート・フィルム』に最初にオファーを受けたときの気持ち
まさかこんなお話をいただけると思っていなかったのだが、この業界に入った根っこが映画好きだったので、やらせていただくことにした。

『アクターズ・ショート・フィルム』のルールには4つ。25分以内、予算は全作共通、原作物はなし、そして本人が出演すること。柄本さんがこの中で一番難しかったと感じたこと
それぞれ難しかったが、とにかく自分が出ることが一番難しく、監督というのもほぼ初めてであり、どうやって自分が出るということを客観的に考えるかというのがなかなか大変だった。

実際に撮影をして大変だったエピソード
後半に主人公の田中という男がヒーローのコスチュームに身を包んで自転車で疾走していくのだが、その下北の茶沢通りを自転車で走っていくところを、近くのビルの屋上のようなところから俯瞰めで撮っており、僕、実は高所恐怖症で、柵のないそこにもう下り立っただけで、「このカットを撮り切るまで俺持つかな」と思うぐらい緊張して怖かった。それが一番大変だった。

▼主演に森山直太朗さんを起用した理由
僕はこの作品に関わる1年ほど前に、森山直太朗さんとは兄弟役で共演をし、素晴らしい役者さんだなと思っていた。今回お話をいただいた際、自分の書いた脚本と照らし合わせ、森山さんのぱっと顔の特徴を言おうとしたときに、いい意味での特徴のなさ、そのある種の匿名性がこの田中には必要で、それでキャスティングし、もう大満足である。直太朗さんにやっていただけて良かったと思っている。

俳優業と監督業で違うと感じた点
俳優はカメラを向けられ、多くの人に見られるが、監督をしていたときのほうが、より見られている感があった。カメラマンもこっちを向きながら後ろにいる僕を見ている、というような。カットをかけたら、今のオッケーですか、もう1回いいですかと全員からまた見られる。その見られている怖さが大きく違うと思う。

▼柄本さんの作品『夜明け』に込めた思い
とにかく自由に楽しく見ていただけるのが一番である。1つあることとしては、題材はヒーローなのであるが、根本には、おのおのの正義があり、それぞれの人間が、自分の正義の下、選択をしてきて今がある、ということがある。それを分かりやすくするためにヒーローを借りているので、僕の中では普遍的なお話で、これは見た人それぞれの物語であると見てもらえたらいいなと思っている。

仁藤ユニットリーダー)もしかしたら今後、この5人の監督から名監督が誕生するかもしれない。そうなると、もしかしたらWOWOWでは抱えきれないかもしれない。でも私はそれでも良いと思っている。コロナ禍で縮小傾向にある映画業界に少しでも貢献できるのであれば、それが本望であるし、WOWOWらしさだと思っているからである。『アクターズ・ショート・フィルム』はWOWOWオンデマンドで配信中であり1月23日、WOWOWプライムで放送する。

田中社長)名監督に飛躍されてもWOWOWでぜひ仕事をしていただきたい。5人の個性的な作品を、もうすでに昨日から始まったオンデマンドで配信している。B-CAS登録なしに、ウェブ、スマホから登録していただければ、すぐこの作品を見られる。ぜひお楽しみいただきたい。 次の企画はTEAM NACSとのプロジェクト『がんばれ!TEAM NACS』。これは『アクターズ・ショート・フィルム』と同じように、日本のトップクリエーターと一緒になってつくり上げるプロジェクトである。

【岡野真紀子プロデューサー:WOWOW開局30周年記念「がんばれ!TEAM NACS」2021年、放送・配信スタート】

岡野プロデューサー)現在放送中の『コールドケース3』、それから今週の日曜日から放送が始まる『トッカイ ~不良債権特別回収部~』に続き、第3弾の30周年記念番組をご紹介する。
『がんばれ!TEAM NACS』がどんな作品かはあまり明かしてないが、TEAM NACSさんの25周年と、WOWOWの30周年を記念したコラボ企画になっている。カテゴリは、ドラマなのか、バラエティーなのか、ドキュメンタリーなのか明らかにしておらず、是非見て判断していただきたいと思っている。

この作品の大きな見どころが、「クリエーター」である。本日は監督と撮影監督のお2人をお呼びし作品について語っていただく。まず本作の監督を引き受けてくださったのがNHKの堀切園健太郎監督。『篤姫』や『外事警察』などを撮られた監督である。私は堀切園監督の過去の作品を見てきていて、骨太な深い作品を撮っている方がWOWOWの作品を撮ったらどうなるんだろうという興味がずっとあった。実は5年以上前に一度アタックしたのだが実現せず、今回、タイミングもよく奇跡的に実現した。続いて『コールドケース』のシリーズなど、WOWOWの4K作品を数多く手掛け、『シン・ゴジラ』で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を取られた撮影監督の山田康介さんにお話し頂く。

【堀切園健太郎監督】
▼NHKの監督が、WOWOWで作品を撮られた印象、苦労した点
NACSのメンバーも言っていたことだが、この番組を30周年のラインナップに入れるのかと驚いた。大泉さんは、(30周年記念番組「華麗なる一族」の)中井貴一さんに怒られてしまうのではないかとを言っていた。この企画を、この30周年記念番組にポンと入れてくるところに会社としての勢いを感じた。
苦労した点は、ジャンルが区別できない、ドラマでもあり、ドキュメンタリーでもあり、バラエティーのところもあり、いろんな面があって、自分も学生のときにドラマの現場を踏んでからほぼ30年たつのだが、自分で今までやってきたことが試され、それをどうまとめるかが、自分としてはチャレンジだった。

【山田康介 撮影監督】
▼『コールドケース』、『そして、生きる』などで感じた、WOWOWの物づくりに対する印象 
5年ほど前の『コールドケース』シーズン1の時からシーズンを重ねるたび、誰もやったことないことへのチャレンジをずっと続けてきた。シーズン1では4K HDR、シーズン2では8Kで撮ったものを4K HDR、シーズン3ではラージフォーマットで撮ったものを4K HDRにするという、それぞれの時代に合った最新のものにチャレンジしてきた。WOWOWさんの中でそういうチャレンジ精神があり、ようやく3月1日に4K放送が開局し、一般の視聴者の方に見ていただけるのが本当にうれしく思っている。5年前は誰にも見せることができなかったものが、今年ようやく日の目を見る。新しいチャレンジし、次々と追求していくことが、WOWOWの良さなのではないかなと思う。

▼今作「がんばれ!TEAM NACS」の技術の面での挑戦
カテゴリとしてはドキュメンタリードラマのようなのだが、一般のいわゆるディレクターのカメラのようなもので撮影するのではなく、ちゃんとしたカメラで、ラージフォーマットで撮ろうという試みをしている。

▼「がんばれ!TEAM NACS」の撮影で北海道に行っている間に世界最高峰のカメラを使ってWOWOWの4K開局に合わせてフィラー番組を撮影
ARRIのALEXA 65という映画『パラサイト』『ジョーカー』など名だたる作品を撮っているカメラである。スペックでは高解像度なカメラはほかにもあるが、なぜALEXA 65で撮ったかといえば、映画やドラマに特化した、その中で表現できる映像というのはただきれいなだけではない、何かWOWOWらしいフィラー番組にしたいなというのもあり、何かストーリーがあるような絵になるといいなという思いでALEXA 65を使って撮影した。日本ではまだ誰も使ったことのないカメラであり、本当に貴重な体験だった。

田中社長)「がんばれ!TEAM NACS」は3月に1話と2話だけ先行放送、配信する。ぜひ作品を見ていただけたらと思っている。本日は2つの企画をご紹介したが、このようにWOWOWとしては放送局の垣根を越えて、あるいは監督なのか演者なのかというカテゴリを超えて、放送なのか、配信なのか、映画なのかではなくて、国内のトップクリエーターと一緒に新しい表現にチャレンジを今度ともしていきたいと思っている。

5.今後の編成トピックス(田代常務)

① 生中継!第63回グラミー賞授賞式 3月15日(月)
今年のアカデミー賞は4月に延期されたが、先日、グラミー賞も3月に延期されることが発表された。今年は日本時間の3月15日、WOWOW生中継の予定である。新型コロナウイルスの影響により、グラミーから今年は会場も発表されておらず、従来のレッドカーペットがあるのかないのか、各アーティストは世界各地を中継されて受賞したり、歌唱するのではないかと想像している。特に話題のBTSは韓国から歌うかなど、WOWOW中継チームも新しいフォーマットの発表を待っている。また、人種差別や性差別に対してグラミー業界も動きだし、ロック部門の候補者が全員女性であることも話題となっている。何が起きるのか、皆さんも楽しみにご覧いただければと思っている。

② 「HI-FIVE~URBAN SPORTS for LIFE」2月26日(金)よる10:30~スタート(月1レギュラー放送)
WOWOWのスポーツに新しいジャンルが「アーバンスポーツ」が登場する。アーバンスポーツとは文字どおり都市型スポーツのことで、街中の狭いスペースでできる競技である。WOWOWが今回取り扱うのはBMXフリースタイル、スケートボード、ボルダリングなどの6競技で、今後、競技の追加も行っていく予定である。このうち3競技が東京オリンピックの正式競技になっており、さらに24年のパリオリンピックでは追加でブレイキンが正式競技に決定している。アーバンスポーツはこれからの未来を担っていくスポーツと言える。WOWOWでは世界大会の中継をお届けするだけではなく、各競技の魅力を幅広くお届けする新しいオリジナルのレギュラー番組、『HI-FIVE』の放送・配信を行う。また、特設ポータルサイトでのコンテンツ配信を通して、各競技の後ろにあるカルチャーも発信していくので、ご期待いただきたい。

6.最後に(田中社長)

本年はWOWOWを開局して30周年の節目である。今日お伝えした企画のほか大型のドラマの企画もすでに発表している。3月1日には4Kチャンネルがスタートする。そして昨日、B-CASの登録なしでスマホからWOWOWにご加入できるというルートを、WOWOWオンデマンドという形でスタートした。30周年を迎えたこの節目に、さまざまな変革に挑んでいく決心である。引き続きご支援を賜りたい。

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