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2021年9月定例会見要旨

9月9日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:田中晃社長、⽥代秀樹常務、山本均取締役、郡司誠致取締役
    制作部 兼 コミュニティサービス部 金山 麻衣子 チーフプロデューサー
    コミュニティサービス部 大原 康明プロデューサー

1.ご挨拶(田中社長)
 本日は定例会見にご参加いただき誠にありがとうございます。4日前に東京2020パラリンピックが閉幕いたしました。素晴しいパフォーマンスを見せてくれた選手たちのみならず、この逆風の中で、大会を開催していただいた関係者の皆さま、組織委員会の方々、多くの方々に感謝と敬意を申し上げたいと思います。

 今日は冒頭、パラリンピックについて、WOWOWの手前みそにはなりますが、関連するお話をさせていただきます。車いすバスケットボールで日本は銀メダルを獲得し、大変盛り上げていただきました。背番号1番キャプテン・豊島英、背番号2番・鳥海連志、背番号7番・古澤拓也、この3選手は弊社の社員であります。この3名の活躍に社内でも大変盛り上がりました。

 また前回の会見でご来場いただきました「WHO I AM HOUSE」についても、その後の活動をご紹介させていただきます。7月23日のオープン以降、感染対策を取りながらカフェ・ギャラリーとして運営を行い、多くの方に来ていただきました。その中で8月27日から3日間、特別展として「やさしくないミュージアム」という展示を行いました。来場の方は車いすに乗って、展示会場を巡りますが、柱があることで簡単には回ることができないという、"やさしくない"ミュージアムになっています。例えば車いすフェンシングの体験では、ボードを突くとパラリンピックの歴史が分かるという展示を行い、相当車いすから体を乗り出さないと届かないという経験をしていただきました。海外を含む多くのメディア取材もあり、IPC(国際パラリンピック委員会)の方々にも来ていただきました。

 この会場でオンラインイベントを2度開催しましたが、8月20日には「第8回『WHO I AM』フォーラムLIVE」を開催しました。松岡修造さんの司会のもと、来場されたIPCのアンドリュー・パーソンズ会長とも話ができ大変光栄でした。9月6日には水泳日本代表の木村敬一選手を招き、スペシャルセッションを開催いたしました。木村選手は男子100mバタフライの視覚障害S11クラスで金メダルを取り、くしゃくしゃの泣き顔で多くの視聴者の涙を誘いました。100m平泳ぎで銀メダルも獲得しました。その木村選手を招いてのスペシャルセッションをもって一月半の「WHO I AM HOUSE」の幕を閉じました。

 弊社としては、多様性を尊重する共生社会の実現に貢献すべく、これからもこのプロジェクトを推進してまいります。

2.加入分析(郡司取締役)
 6月まではスポーツコンテンツを軸に加入が大きく伸びたが、7月は「UEFA EURO 2020™ サッカー欧州選手権」の決勝戦と「連続ドラマW 黒鳥の湖」による加入が好調だったものの、EUROが終了したことに伴う解約増により正味加入件数は、約8万件の純減となった。
 8月の加入件数については、ラグビーやボクシングなどのスポーツコンテンツによる新規加入があったが、東京オリンピックの盛り上がりの影響等により新規加入の伸び悩みがあった。その結果正味加入件数は約2万5,000件の純減となった。

3.トニー賞授賞式、WOWOWミュージカルラウンジについて(田中社長、金山チーフプロデューサー、大原プロデューサー)

田中社長)2年ぶりに開催されることが決まり、その開催が迫っているトニー賞について、その番組のチーフプロデューサー金山と、コミュニティサービスについて、プロデューサーの大原より紹介をする。

【トニー賞授賞式について】
金山チーフプロデューサー)
 トニー賞とは、映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞に並ぶ3大アワードの1つで、ミュージカル、演劇のアワードと言われ、アメリカ演劇界最高の栄誉と言われている。1991年『ウィル・ロジャース・フォーリーズ』という作品が第45回トニー賞授賞式でミュージカル作品賞を受賞したが、この作品にWOWOWが出資をしており、その後放送もしていた。WOWOWとミュージカルの歴史は90年代にまでさかのぼる。2014年にはトニー賞の生中継を開始するとともに、『トライベッカ』、『グリーン&ブラックス』などミュージカルを切り口としたオリジナル番組も放送してきている。コメディ界の鬼才である福田雄一さんとのコラボによる、ミュージカル×コメディという化学反応を楽しむことによって、ミュージカルファンのすそ野の拡大に取り組んできた。

 昨今、日本でもミュージカル人気が盛り上がりを見せている。NHKの朝ドラ『エール』やフジテレビの『FNS歌謡祭』など、ミュージカル俳優をテレビで見ない日はないという状態になってきている。WOWOWとしては次のステップとして、市民権を得たミュージカルをさらに文化として発展させていくための力になりたいと思っている。

 ミュージカル界とWOWOWが今後どのように歩んでいくべきか。そこで出した答えの1つが「日本版トニー賞」をつくるということである。ミュージカルに関わるクリエイター、俳優、プロダクションの方々を支え、ファンの方と一緒に盛り上げていく場を提供すること、さらにミュージカルに関わる人々が豊かになり、その縁が大きくなっていくことに貢献していきたいと考えている。

 その取り組みに向けたステップとして、2年ぶりに開催されるトニー賞授賞式の生中継とともに、ミュージカルファンのためのコミュニティ「WOWOWミュージカルラウンジ」を立ち上げることになった。

 今年のトニー賞授賞式は9月27日月曜日午前9時より生放送、ライブ配信でお届けする。今年の授賞式は2部構成で行われるが、1部は受賞発表、2部はライブコンサートを中心にお届けする。この授賞式の模様はこちらの4名とともにお届けする。日本のミュージカル界を代表するスターである井上芳雄さん、宮澤エマさん、海宝直人さん、堂本光一さんである。日本のスタジオからも強力な面々でお送りする。ぜひご注目いただきたい。

 さらに今年はブロードウェイにとっても特別な年である。授賞式直前の現地とライブでつなぎ、熱気あふれる様子や最新情報を放送、そして日本のスタジオでは歌あり、トークあり、さらにブロードウェイの演劇人に密着したドキュメンタリーも放送する。ブロードウェイの復活をファンと共有し、期待感たっぷりの前夜祭と授賞式を2日連続の生放送でお届けする。トニー賞の授賞式を中心としたこの2日間をキックオフにし、さらに新しいミュージカルの取り組みをスタートする。

【WOWOWミュージカルラウンジについて】
大原プロデューサー)
 9月26日からオープン予定の「WOWOWミュージカルラウンジ」というミュージカルコミュニティについて説明をする。このラウンジは国内のみならず世界中のミュージカルの魅力を楽しみ尽くすことができるコミュニティである。WOWOWにはたくさんのミュージカルファンの方が加入している。ミュージカルファンといっても、海外のミュージカルが好きな方、国内のミュージカルが好きな方、役者さんが好きな方、クリエイターとつながりたい方、ライトなファンの方などさまざまなファンがいる。そんなさまざまな方々が満足できるサービスを提供していきたいと考えている。

 これまでWOWOWはメディア・サービス、つまり放送・配信を中心としてミュージカルをお届けしてきた。トニー賞授賞式などがそれに該当する。今回のコミュニティサービスがスタートすることで、ファンの参加、ファンの願いをかなえることが実現し、その熱量が映像やプロジェクトに反映される。それによりメディア・サービス、コミュニティサービス、そしてイベントやコンサートなどの取り組みを中心としたエンターテインメントサービスが循環していく。ミュージカルのジャンルを中心にして、どんどん盛り上がっていくという姿を目指している。

 ミュージカルラウンジのアンバサダーを紹介する。ミュージカル俳優の海宝直人さんである。海宝直人さんは国内外のミュージカルに精通した業界きってのミュージカル通として知られている。海宝さんは作品や楽曲の素晴しさだけでなく、ミュージカルについて掘り下げていくことにより、ミュージカルの背景、文化なども伝えていける方である。海宝さんにアンバサダーを務めていただき、ミュージカルの奥深い文化としての魅力を届けることにより、日本にミュージカル文化が根ざすことを目指していきたい。

 また、いくつかコミュニティの企画をご紹介する。まず、海宝さんがナビゲーターを務める「深掘りトーク『海宝直人のMr.Musical』」という企画がスタート。海宝さんがゲストを招いて、楽曲、作品だけではなく、文化的な背景までをミュージカルファンの目線、役者の目線で語る映像コンテンツとなっている。WOWOW未加入でも視聴することができる。

 連載企画「My Broadway」では、ミュージカルラウンジの特設サイト上で、ミュージカル、ブロードウェイ、ニューヨークが大好きな方をゲストに招き、お勧めのブロードウェイの過ごし方を紹介していく。海外のミュージカルの魅力は、現地の空気やカルチャーに触れることが大きいと思う。ブロードウェイでの食事やショッピングなどの過ごし方をゲストの方が紹介することにより、ブローウェイのマップが次第に作られていくような企画である。ブロードウェイを楽しむならミュージカルラウンジを見たいという方が増えていくことを期待している。

 さらに、ミュージカルセットリストと題して、WOWOWのミュージカル番組で披露された楽曲をセットリスト化する取り組みを行う。初めてミュージカルを見る方、ミュージカルの知識を得たい方に向けた用語辞典も用意している。海宝さんの「Mr.Musical」で話をしてほしいテーマや、ブロードウェイでのお勧めの楽しみ方など、ファンのリクエストにも答えてサービスに参加できる取り組みを続々登場させていく予定である。
 スペシャル企画「VIPラウンジ」では、WOWOW加入者限定の企画で、プレゼントや番組連動イベントなどが盛りだくさんである。限定映像、豪華プレゼントキャンペーンへの参加はもちろん、今後はオリジナルイベントやプレミアムコンサートへの先行予約などの特別な体験を届けていく予定である。

 9月26日にミュージカルラウンジがスタートするが、26、27日の2日間ではトニー賞の期待と余韻を生み出すということで、26日はゲストによるスペシャルトークプログラムを配信する。トニー賞が終わった27日には「アフターパーティ」と題して、ゲストの方とトニー賞の名場面を振り返る取り組みやミュージカル映画の特別編成などを予定している。今まではトニー賞授賞式の3~4時間しか楽しむことができなかったが、この2日間は丸ごとミュージカル尽くしで過ごすことができる。あくまでもこのトニー賞とミュージカルラウンジは、ミュージカル文化を育てていくスタートだと思っている。今後はクリエイターのトップランナーに出演いただき、子どもたちが海外のクリエイターに触れられるような取り組みにもチャレンジしていきたい。トライ&エラーを繰り返しながらミュージカルファンの仲間を増やしていけるような取り組みを目指していく。

田中社長)
 今日は記者会見の場ではあるが、ここで提案をさせていただきたい。メディア各社の中にもミュージカルを愛する方々や実際にミュージカルを取材している方がいると思う。日本にミュージカル文化を広げるという活動に参加していただきたいと思う。冒頭、金山プロデューサーが日本版トニー賞をつくりたいと風呂敷を広げたが、皆さんと一緒にこの風呂敷を広げていけたら幸いである。

4.今後の番組編成について(田代常務)

田代常務)私から2点ご報告をする。

■UEFAチャンピオンズリーグ2021-22シーズン
 WOWOWが独占放送、配信予定の「UEFAチャンピオンズリーグ2021-22」が9月14日に開幕する。今シーズンはグループステージから来年5月28日の決勝まで全125試合をライブ配信する予定である。グループステージは毎節10試合、決勝トーナメントは全試合生放送する。今回の注目すべき点は、スペインのバルセロナに20年以上在籍していたメッシ選手がフランスの強豪、パリ・サンジェルマンに移籍したことである。このサンジェルマンはブラジルのネイマール、フランスのフォワード、エンバペ、スペインのセルヒオ・ラモス、イタリアのドンナルンマも加入しており、世界が注目するドリームチームである。超豪華軍団がCLを初制覇するかどうか、超ハイレベルな技が期待できるチャンピオンズリーグに注目していただきたい。
 
■WOWOW開局30周年記念 連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」
 次にドラマについてである。WOWOWは開局30周年ということで、『華麗なる一族』『さまよう刃』などのドラマを放送してきた。この30周年記念ドラマの最後を飾るのが、宮部みゆき『ソロモンの偽証』である。これまで宮部みゆきの作品は『長い長い殺人』『パーフェクト・ブルー』を放送してきたが、今回の『ソロモンの偽証』では舞台を高校に変更し、全8話で宮部ミステリーの真髄をお届けする。撮影のエピソードを紹介する。冒頭は雪のシーンで始まるが、CGではなく実際の雪を使うことになった。那須の廃校で撮影されたが、1月にも関わらず全く雪が積もらず、やむを得ずスキー場から200トンの雪を持ってくることになり、2日間かけてトラックで雪を運んだという。雪の結晶ならぬ、努力の結晶が積もったシーンをぜひ見ていただきたい。

5.最後に(田中社長)
 オリンピック・パラリンピックが終了し、視聴者のコンテンツ視聴にも日常が戻っている。現在、全米オープンテニスを放送しているが、それ以外にも、ブロードウェイの劇場、サッカーのチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、南半球のラグビーといったビッグイベント等、世界ではエンターテインメントが次々に復活している。日本でも、緊急事態宣言の延長が懸念される状況ながら、科学的、合理的対策を取った音楽ライブ等、生イベントが続々と計画されており、エンターテインメントの世界では違う状況が始まるのではないかと思っている。アスリートやミュージシャン、アーティストたちが、万全の対策をした上で、たまりにたまったエネルギーをお客様の前で爆発させるシーンを楽しみにしており、WOWOWは、そんな素晴らしいシーンを今後も視聴者の皆さまにお届けしていきたいと思っている。

以上

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