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  • 2021.11.12
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2021年11月定例会見要旨

11月11日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:⽥中晃社⻑、⽥代秀樹常務、山本均取締役、郡司誠致取締役
ドラマ制作部 武田吉孝チーフプロデューサー、井口正俊プロデューサー、植田春菜プロデューサー

1. ご挨拶(中社

赤坂本社でのリアルな会見というのは久しぶりであり、懐かしいお顔を拝見できうれしく思う。
新型コロナウイルス感染者数の減少傾向に伴い、イベントの観客数制限が緩和されつつある。スポーツに引き続き音楽ライブが次々と復活している中、11月のWOWOWでは音楽ライブの生中継が怒涛のように連続している。ウィズコロナということで完全ではないが、エンターテインメントのある日常が戻りつつあるということを実感している。音楽ライブはWOWOWにとって大変重要なコンテンツであり、スポーツなどファン待望のライブエンターテインメントをこれからも誠実にお伝えしていきたい。

2. 加⼊分析(郡司取締役)

9月は新シーズン開幕のサッカーのチャンピオンズリーグ、錦織選手、大坂選手出場の全米オープンテニスなどのスポーツが加入を牽引、また連続ドラマ『准教授 高槻彰良の推察Season2』、1年半ぶりの開催となった『トニー賞授賞式』も新規加入獲得に貢献し、9月の加入件数は約2,000件の純増となった。
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月については、9月に引き続き連続ドラマ『准教授 高槻彰良の推察Season2』および連続ドラマ『ソロモンの偽証』、『キン肉マン』また音楽では連続企画展開の『L'ArcenCiel』が好調であったが解約もあり、約1,600件の微減となった。
例年10月は苦戦する月であるが、新規加入は47,857件あり、過去10年間において3番目の多さで、正味件数は2番目の多さであった。特に昨年対比では正味6,000件以上改善している。この改善要因としては配信ルートの効果が出ているのではと分析している。

3.オリジナルドラマについて
中社、ドラマ制作部井口正俊プロデューサー、武田吉孝チーフプロデューサー、植田春菜プロデューサー)

田中社長)本日はWOWOWの看板でもあるドラマを3本紹介したい。WOWOWらしい個性的なドラマである。まず最初はドラマと映画のセットになっている『前科者』を井口プロデューサーより紹介する。

井口正俊プロデューサー : WOWOWオリジナルドラマ「前科者-新米保護司・阿川佳代-」1120(土)放送・配信スタート(全6話)】

井口プロデューサー)本作は『太陽は動かない』に続く、連続ドラマと映画の連動プロジェクトである。ドラマ版に続き、来年128日に映画版が公開予定である。
原作は『ビッグコミックオリジナル』にて連載中の人気コミック『前科者』で、罪を犯した元受刑者や保護観察対象者の更生、社会復帰に寄り添う保護司という職業を題材としている。保護司である主人公、阿川佳代の奮闘を描いた社会派ヒューマンドラマである。監督は『あゝ、荒野』で映画賞を多数受賞した岸善幸監督、主演が有村架純さん、その他ドラマ版では石橋静河さん、大東駿介さん、古川琴音さん、そして映画版では森田剛さん、磯村勇斗さん、若葉竜也さん、リリー・フランキーさん、木村多江さんなど実力派キャストの方々が出演している。
ドラマ版では、有村架純さん演じる保護司なりたての主人公が「前科者」を取り巻く厳しい現実と向き合い、彼らの更生のために奮闘する成長物語である。映画版では、3年後、主人公が森田剛さん演じる元受刑者と出会い、大きな事件に巻き込まれながら懸命に寄り添い続ける姿を描く感動の社会派エンターテインメント作品である。
本作ではリアリズムにこだわっている。有村さんの「(撮影現場で)毎日、魂が震えていた」という言葉からも分かるが、現場ではせりふ、芝居、美術、撮影などすべてにおいてリアリティを求めた。「間違いを起こした人間が社会で生き直すには」というテーマに向き合い、物語に普遍的な希望のメッセージを託すことで社会的テーマ性とエンターテインメント性の両方を追求できていると自負している。失敗した人が生き直せる社会とはどういう社会か、人に寄り添うこととはどういうことなのか、今の日本が向き合う大きなテーマだと思う。罪を背負った前科者や傷を負った人々に必死に寄り添う主人公の姿は、私たちの心の中に一筋の希望の光を届けてくれると信じて制作した。

田中社長)制作陣がこだわり抜いたリアリズムを存分に味わってほしい。1120日にドラマが放送されるが、放送直後にWOWOWオンデマンドとAmazonプライム・ビデオでも配信予定である。
次は、『いりびと-異邦人-』という作品を武田チーフプロデューサーが紹介する。

【武田吉孝チーフプロデューサー : 連続ドラマW「いりびと-異邦人-1128日放送・配信スタート(全5話)】

武田チーフプロデューサー)原作は美術キュレーター出身の原田マハさんの美術小説で、透徹の審美眼を持つ美術館副館長のヒロインが無名の天才画家を世に出そうとしたことで、日本画壇の闇や近しい人間同士の激しい愛憎が暴かれていくさまを描く物語である。
見どころはアートミステリーというジャンルで、欲望むき出しのドラマとそれと相反する華やかな京都のロケーション、これらが混然一体となるマリアージュである。また撮影が難しい美術展示施設やクロード・モネ「睡蓮」の実物絵画なども登場する。

キャストは、主人公に高畑充希さん、風間俊介さん、SUMIREさん、梶芽衣子さん、松重豊さんなどで、初夏の京都で全編の撮影を行った。四季を感じる京都の映像や音楽にもこだわり、ドイツの音楽制作会社Audioforceさんに劇伴を担当いただいた。
新世代のクリエイターである監督の萩原健太郎さんは、単身で京都に乗り込んで東映京都撮影所の昔気質の職人たちと触れ合うことで、キャスト、スタッフから高い信頼を得ることができた。物語のテーマでもある「才能と才能の新たな出会い」を作り手側からも起こすことができたこと、これはプロデューサーチームのもう一つの大きな手応えである。
原作の原田マハさんには、シナリオ段階から撮影現場に至るまでの徹底した監修をはじめ、撮影交渉、地元でのさまざまな交渉など、多大なご尽力を頂いた。また、広範な専門家、関係者の方々のご縁が、人、もの、場所といった制作準備に大きな力となった。ドラマWの新たなるジャンルへの挑戦に、エンドロールにクレジットされたすべての人の賛同と情念が注ぎ込まれていると感じている。

田中社長)先行してこのドラマを見た社員から「大変個性的で、心が揺さぶられた」という声を聞いた。武田プロデューサーがエンドクレジットに出てくるすべての人の情念がこもったというほど、作り手の思いが入ったドラマである。是非ご覧頂きたい。
それでは連続ドラマW『邪神の天秤 公安分析班』を植田プロデューサーより紹介する。

【植田春菜プロデューサー : 連続ドラマW「邪神の天秤 公安分析班」2022213日放送・配信スタート(全10話)】

植田プロデューサー)本作は分析班シリーズの最新作である。殺人分析班シリーズは木村文乃さん主演で2015年から始まり、『石の繭』、『水晶の鼓動』、『蝶の力学』、スピンオフドラマの『悪の波動』と4度映像化され、今回が5作目となる人気シリーズである。このシリーズでは警視庁捜査一課の刑事如月塔子とその相棒である鷹野秀昭が数々の猟奇殺人事件に立ち向かう活躍が描かれた。5作目となる本作では、原作の人気キャラクター投票でも1位になったことのある相棒の鷹野を主人公に据え、異動先の公安五課で更なる難事件に挑んでいく物語であり、分析班シリーズの新たなフェーズの幕開けとなる。
これまでの舞台だった捜査一課での捜査方法とは全く異なり、同じ警察の中でも異なるアプローチで捜査に当たる公安、その活躍ぶりが表に現われない組織の中で奮闘する鷹野を中心に、スリリングな物語が展開する。
チーフ監督は、これまでのシリーズを手掛けてきた内片輝さん。主人公鷹野を演じるのは引き続き青木崇高さん、その他に松雪泰子さん、徳重聡さん、小市慢太郎さん、福山翔大さん、筒井道隆さんという実力派俳優がそろった。今回の物語はエジプト神話をモチーフとした難事件で、事件の謎解き、チームでの筋読みはこのシリーズの見どころの一つである。
本作のストーリーは原作者の麻見和史先生と共同で考え、入念な公安取材の下、制作されたものである。また、新たなるシリーズ展開で、意外な局面で殺人分析班シリーズのメンバーが随所に登場するのでシリーズファンにもお楽しみいただけると思っている。

田中社長)WOWOWでのドラマでシーズンを重ねるものは多くない。本作がシーズン4ということであるので、それだけ期待度が高い作品だと思う。ご期待いただきたい。

4.今後の編成トピックス(田代常務)

【渋野・古江 出場!LPGA女子ゴルフツアー 2022最終予選会】
LPGA女子ゴルフツアー2022シーズンの出場権をかけて行われる最終予選会(Qシリーズ)をWOWOWオンデマンドでライブ配信、ダイジェスト放送を行う。この最終予選会は翌シーズンの出場権をかけて2週間にわたって闘われるものである。122日からアメリカのアラバマ州で開催され、世界のトップ選手144名が参加、日本からは渋野日向子さん、古江彩佳さんが出場する。この予選会は国際映像がないため、WOWOWスタッフがカメラを担いでこの2人の活躍を伝えるべく奮闘する予定である。

【WOWOWテニスフェスティバル2021】
2回目の開催となるWOWOWオリジナルイベント、テニス・フェスティバルである。昨年は125日にさいたまスーパーアリーナで錦織選手を招待し、無観客で開催した。今年は先のパラリンピックと全米オープンテニスの車いすテニスで金メダルを獲得した国枝選手と銀メダリストの上地結衣選手など日本のトップ選手が参加し、エキシビションマッチやトークセッションを行う。また車いすバスケットチームで銀メダルを獲得したWOWOW所属の豊島、鳥海、古澤の3選手も登場する予定である。

生中継!ラグビー日本代表 テストマッチ 2021 オータム・ネーションズシリーズ  スコットランドvs日本】
海外ラグビーは北半球と南半球のラグビー強豪国同士が激突するテストマッチ、オータム・ネーションズシリーズ20試合を放送、配信中である。116日には日本代表戦、日本とアイルランドの試合を生中継した。アウェーのためか残念ながら日本は完敗という結果であった。1120日には日本代表の欧州遠征最後となるスコットランドとの試合を生中継で放送予定である。WOWOWオンデマンドでは、日本代表戦限定、「試合開始45分前から配信、現地映像すべて見せますチャンネル」を配信する予定である。

5.最後に(田中社長)

本日は、本年最後の会見ということで、この一年の皆さまのご支援に感謝を申し上げたい。WOWOWにとってこの2021年というのは、極めてエポックな年であった。開局30年の年であり、今後、社史を編むということがあれば、この2021年は恐らく「怒涛の年」というタイトルが付くだろう。1月にWOWOWオンデマンドサービスを開始し、B-CASの登録なしで、WOWOWの契約ができるということを実現した。中期経営計画で発表したように、会社の事業体そのものをメディア事業から脱却して、コンテンツ・コミュニティ業へ構造改革をすると表明した。まだまだその試みは緒に就いたばかりであり、そういう意味でも、現在も怒涛のさなかである。

 一方で、コロナ禍だからこそエンターテインメントの価値、役割というものも再認識をした年であった。逆風の中で開催した東京オリンピック・パラリンピックは、その価値を示したと思う。WOWOWも引き続き、お客さまの心深く届くコンテンツ、隙間時間を埋めるのではなくて、濃厚な時間を満たす、そういったコンテンツを提供していきたい。

以上

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