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2022年1月定例会見要旨

1月13日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:⽥中晃社⻑、⽥代秀樹常務、山本均取締役、郡司誠致取締役
スポーツ部 兼 コミュニティサービス部 プロデューサー 早川 敬
コンテンツ戦略部 
WOWOWプライム・4Kデスク 仁藤慶彦
ゲスト:玉城ティナ氏

1. ご挨拶(中社

オミクロン株のまん延で、当社が得意としているライブイベントへの影響が再び懸念されている。実際に、2月のグラミー賞授賞式が残念ながら延期となった。また、国内の音楽イベントも昨年11月から活況を呈していたが、それらが今後どうなるかも心配している。
一方、スポーツイベントは、全豪オープンテニスが1月17日に予定どおり開幕となる。LPGA女子ゴルフについても新シーズンがまもなく開幕となり、今シーズンは日本選手の活躍が大変期待されている。その他にはラグビーも開始する。スポーツについては予定どおり行われるということで、ほっとしている。今年も引き続き、トップスポーツあるいはトップエンターテインメントをお客さまに届けてまいりたい。


2. 加入分析(郡司取締役)


11月は、ラグビー、サッカー、ボクシングなどのスポーツが加入を牽引した。特にラグビーは、各国代表同士のテストマッチを全20試合の放送、配信した「テストマッチ2021オータム・ネーションズシリーズ」で、WOWOWとして初めて日本代表の試合を2試合中継し、非常に大きな反響があった。また、音楽コンテンツにおいても、過去名場面を12時間放送した10周年「気志團万博」や、ユニコーン、SUPER BEAVER、マカロニえんぴつ等の生中継によって、加入の復調気配があった。
12月は、矢沢永吉の生中継が全体の加入を大きく牽引した。他にも、BUCK-TICKをはじめとした音楽ライブの生中継が好評だった。スポーツにおいては、古江彩佳や渋野日向子が挑戦した「LPGA女子ゴルフツアー2022最終予選会」の連日配信によって新規加入を獲得するとともに、50代以上のお客さまからオンデマンド利用について多数のお問い合わせがあり、今後の当社としての配信ビジネスの一つの可能性を感じることができた。
しかし、10月のドラマ『准教授・高槻彰良の推察Season2』や11月のラグビーなど、大きく加入を伸ばしたコンテンツの反動解約等の影響があり、11月は約1万8,000件、12月は約1万件の純減となった。


3.新しく始まる2つのプロジェクトについて


田中社長)本日は2つの取組みを紹介したい。まずは全豪オープンテニスについて、早川プロデューサーより紹介する。

【スポーツ部兼コミュニティサービス部 早川 敬プロデューサー 
全豪オープンテニス2022での取り組み 『見る』 『つながる』 『体験する』WOWOWテニスワールド】


早川プロデューサー)1月17日より本戦の開幕を迎える全豪オープンテニスの施策について説明する。


①〈映像メディア業〉から〈コンテンツ・コミュニティ業〉へ
弊社は昨年より映像メディア業からコンテンツ・コミュニティ業への業態変化を、全社一丸となって取り組んでいる。「見る」、「つながる」、「体験する」、それぞれの楽しみを感じてもらい、WOWOWが提供するエンターテインメントでコンテンツのことがもっと好きになる、毎日の生活がもっと楽しくなる、人生がもっと豊かになるというコンセプトの下、テニスについて先陣を切って取組みを始めた。

②サービス:全豪のすべてをお届けします!
昨年の全豪から、「WOWOWテニスワールド」というサイトを立ち上げた。試合速報やハイライトにとどまらず、試合前の練習コートや試合後の記者会見などを配信することで、世界最高峰のテニスを隅々まで楽しみ尽くすサイトである。全仏、ウィンブルドン、全米と、年間を通じてテニスファンの要望を聞き、改善を繰り返してきた。今年は、さらにパワーアップしたWOWOWテニスが手掛ける全豪オープンテニスを届ける。

③全コート全試合配信
サービス内容は、初の試みとして全コート全試合を配信する。これまで放送チャンネル数やWOWOWオンデマンドのキャパシティ上、どうしても届けられなかった日本人選手の試合を含む全カードが網羅される。その他にも、これまで同様に試合前の練習コートや試合後の記者会見、大会公式グッズ販売など、全豪オープンテニスの全てを楽しみ尽くすことができるサービスを展開する。
今回の最大の目玉である全コート全試合配信は、シングルス、ダブルス、車いすテニス、ジュニアの全てを配信する。視聴メディアについては、WOWOWオンデマンドで最大12コート、WOWOWテニスワールドの『テニワのプラス1コート』で最大4コートを連日ライブ配信する。なお、WOWOWテニスワールドでの配信は無料となっている。

④その他のサービス 
その他サービスについても、ファンの声を聞くことによって1年間の改善を図ってきた。
まず、練習コート配信については従来どおりだが、今大会から、搭載しているチャット機能にWOWOWテニス解説陣も適宜加わる。これから行われる試合において、選手がどういった意図を持って練習を行っているか、解説者がどういった目線で練習を見ているか等をチャットに書き込むことで、テニスファンの試合を見る目を養うとともに、質問なども直接チャットを通じて行うことができる。

試合後の記者会見については、選手がどのような気持ちで試合を振り返るのか、次の試合へどのような意気込みで臨むのかもライブで楽しめる。なお、男女シングルスの決勝は、チャット上で同時翻訳を行なう予定である。
また、引き続き『テニワのオンライン楽屋』も実施し、これまでは試合後の振り返りが中心だったところを、今大会では試合を一緒に見て振り返るまでを一連として行う。その他にも大会公式グッズのEC、試合速報、ハイライト動画、現地取材によるWOWOWオリジナル動画の配信など、全豪を楽しみ尽くす仕様となっている。

⑤WOWOWテニス 3か年ビジョン〈メディア業からコンテンツ・コミュニティ業へ〉
今後のWOWOWテニスの展開として、スタート期の2021年に種まきを行い、少しずつ出てきた芽を大きく育てるべく、2022年はファンの声を養分として大きく成長させる年となる。よりテニスを楽しんでいただくためには、ファンの声と、それに応え、より素晴らしいサービスとして改善し、提供していくわれわれの意識変革が不可欠である。変革を進めるに当たって、テニスファンインサイトを参考にしつつ、新サービスを考案または改善しながら、ファンの声に常に耳を傾け、さらなるサービスに還元すべく、今後もまい進していく。テニスファンが集まり、テニスに関するあらゆる楽しみを体験できるよう、そして日本のテニス文化の底上げにつながるようなサービスにしていくため、引き続き期待してほしい。


最後に、昨年まで毎週月曜日の夜にオンエアしていた『週刊テニスNAVI』が、テニスファンと共に作り上げていくコンテンツを目指し、『週刊テニスワールド』として生まれ変わった。こちらも併せて期待してほしい。


田中社長)今回はジュニアや車いすテニスも含む全コート全試合を生で届ける。早川プロデューサーのテニス愛を紹介させていただければと思う。
次は、『アクターズ・ショート・フィルム』の第2弾について、仁藤デスクから紹介する。


【コンテンツ戦略部 プライム・4Kデスク 仁藤慶彦
:WOWOW開局30周年記念 「アクターズ・ショート・フィルム2」2月6日(日)午後5:00WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド】

仁藤デスク)『アクターズ・ショート・フィルム』は、クリエーターとの協業、クリエーターが集まる場としてWOWOWが機能することを目指し、昨年スタートさせたWOWOWの新しいプロジェクトである。普段はカメラの前に立つ俳優が、カメラを撮る側に回ったらどんな化学反応が起こるのか。今までも多くの俳優が名監督になってきたが、その可能性に着目した企画となっている。

5人の人気俳優が、制作費、制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを作成し、視聴者や映画評論家の投票で選ばれた1作品が、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」へ出品され、グランプリへの挑戦権を得る。なお、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」のグランプリを取ると、翌年のアカデミー賞短編実写部門のノミネート候補となる。実際に昨年のアカデミー賞でも、短編実写部門にショートショートからエントリーが出ている。夢物語だが、可能性はゼロではないということを合言葉に、本気で世界を目指している企画である。

『アクターズ・ショート・フィルム』第2弾では、青柳翔さん、玉城ティナさん、千葉雄大さん、永山瑛太さん、前田敦子さんの5名が自身初の監督に挑んだ。本日はこの中から、第1弾では実現できなかった女性監督として、玉城ティナさんに実際にお越しいただいた。女優としても大忙しで、昨年末にWOWOWのオリジナルドラマ『キン肉マン』でミート君役を演じたり、1月7日からスタートしたテレビ東京ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』で鉄道オタクを演じたりと、新境地を開拓中である。

【監督:玉城ティナさん】
▼最初にオファーを受けたときの気持ち
玉城:私はもともと監督を今すぐやりたという思いは強くはなかったが、WOWOWさんからこのお話を頂いて、求められているのであれば、私の今の持っている思いを形にして皆さんにお伝えしたら、どういう反応が得られるのかということが純粋に気になった。オファーはとてもうれしかった。

▼玉城さんが脚本も担当した監督作『物語』の着想
まず短編映画を撮るにあたって、ワンシチュエーションものと決めて脚本を書いた。そして、すごくシンプルな形のものにしたいと思っていたので、一組の男女をベースに脚本を作った。ストーリーは、自身が体験したことや想像しやすいものにしたいと思い、表に出たり芸能活動をしたりする女性を主人公にするなど、自分の体験や思考にあるものから少しずつ肉付けをしていった。

▼『アクターズ・ショート・フィルム』の次回作があるとして、次に挑戦する俳優仲間に経験者として伝えたいこと。
ー何を作品にしたいかということを考えている人もいれば、こういう機会をもらって初めて考える人もいると思う。そのときの自分の感性を信じていれば、必ず作品は完成するものだと思っているので、自分を疑わずに信じて作品を作ってほしい。

▼今回の監督業で得た経験は今後のキャリアに生かせるか
ー必ず生かせると思っているし、これから役者側も制作の方と一緒になって作品づくりをしていく時代になっていくと思っているので、今回「アクターズ・ショート・フィルム」で監督として立たせてもらったことは、もちろん役者に立ち返ったときにも役に立つと思う。短編を撮ることができたのでこれから先、もしかしたら長編にも挑戦できるのではないか。自分の中で新しい道が広がっていくのを感じている。

▼今回の作品に込めた思い。
ー私自身、コミュニケーションの変化や、実際につながるということは何かを日頃から考えており、コミュニケーションをとてもシンプルな形で表現したいと思い、男女の会話劇、そしてワンシチュエーションの作品を作った。その中で、コミュニケーションというものがネット上のつながりであったり、文字のつながりであったり、コロナ禍におけるコミュニケーションの大切さをあらためて自分の中で考えて書いた脚本なので、今の時代の雰囲気や感覚が散りばめられた作品になっていると思う。人が生きる上での居場所というものの大切さを描いているつもりなので、ぜひ何を考えたかを聞かせてほしい。


仁藤デスク)長い人だと約1年間の準備期間がある。それをたった2日間で撮影し、25分の映像にまとめるという企画だが、コロナ禍の中で果敢に挑戦していただいた5人の俳優の作品である。ぜひご覧いただきたいと思う。『アクターズ・ショート・フィルム2』は2月6日の日曜日、午後5時からWOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信する。


田中社長)玉城さんをはじめとして、素晴らしい5人の監督がそろった。どなたも普段はテレビや映画で主役を張る方ばかりだが、彼らが役者としてではなく、監督としてどんな表現を見せるのかが大変興味深い。また、ショートフィルムにもかかわらず、キャスト陣についても豪華な俳優陣がそろった。手前みそだが、WOWOWらしいコンテンツだと思っている。



4.今後の編成トピックス(田代常務)


【欧州サッカーUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント2月開幕!】
欧州最強のサッカークラブを決める「UEFAチャンピオンズリーグ」がいよいよ2月から、16のクラブによる決勝トーナメントに突入する。去年に続き、WOWOWで独占生放送・配信をする。今季もイギリスのプレミアリーグ所属のクラブが活躍し、前回王者のチェルシーなど、4つのクラブが決勝トーナメントに進出した。残念ながら、メッシが抜けたバルセロナは21年ぶりに予選リーグ敗退となった。そのメッシが加入した優勝候補の一角、パリ・サンジェルマンが、大会最多13回の優勝を誇るレアル・マドリードとトーナメント初戦で激突するのが注目カードとなっている。日本人選手では、リヴァプール所属の南野拓実選手の活躍が楽しみである。


【優しいスピッツ a secret session in Obihiro 1月29日(土)よる8:00】
スピッツのWOWOWオリジナルライブを紹介する。2021年にデビュー30周年を迎えたスピッツの今回のオリジナルライブは、北海道帯広にある重要文化財、旧双葉幼稚園にて収録を行った。北海道の雄大な空気、時代の年輪を感じさせる重厚な建造物の中で、すてきな音楽が奏でられた。映画『くれなずめ』などで活躍中の映画監督、松居大悟が撮影を行い、2月には制作現場に密着したドキュメンタリーも放送される。


5.最後に(田中社長)


本年最初の会見ということで2022年の展望を少しお話する。今年もコロナパンデミックは間違いなく継続する。国内外のイベントになにがしかの影響があることは、もう当然だという前提で取り組んでいる。業界としても有料動画配信サービスの普及・拡大はますます拍車が掛かると思う。日本のマーケットでグローバル企業の競争は熾烈を極めていくだろうと思っている。従来の有料放送産業の構造変化もさらに進んでいくだろう。
 そんな中、まだまだ放送でのご加入が主体のWOWOWにとっては逆風のようには見えるけれども、このアゲインストの風を推進力に変えていきたい。スキーのジャンプも向かい風で高く遠くへ飛ぶことができるし、ヨットは川上に向かって進んでいく。
 年初の社員へのあいさつで、「覚悟」と「決意」という話をした。現状の環境変化の中で、WOWOWは厳しい状況を覚悟しなければならない。だが覚悟することは諦めるということではなく、決意をすることである。 コロナ禍であらためてエンターテインメントの重要性が再認識されて、WOWOWの役割はいささかも小さくなっていない。「10年戦略」と「中計」はWOWOWの覚悟と決意であるという話をした。目の前の変化にばたばたしない、慌てない。だけれども、足元の数字を諦めない。中計の方針にぶれずに取り組んでいくということを確認した。本年も一層のご支援を賜りたい。

以上

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