株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 田中 晃、以下「WOWOW」)は、2022年4 月1日に「2022年度入社式」を行い、新入社員8名に向けて、次のように訓示しました。
代表取締役 社長執行役員 田中晃の訓示
WOWOWは今、変化の真っ只中です。この変化を面白がってください。困難を楽しんでください。
WOWOWは「映像メディア業」から「コンテンツ・コミュニティ業」へと変革しようとしています。インターネットのテクノロジーは、動画配信サービスという、放送にとってのライバルを生みましたが、同時に私たちにも多くのチャンスを与えてくれました。エンターテインメントの送り手としては、この上なく面白い時代になりました。
放送だけではとても提供できなかったコンテンツを伝えられるようになり、「見る楽しさ」を格段に増やしました。またインターネットの魅力は「つながる楽しさ」でもあります。放送の一方向ではなく、視聴者とのインタラクティブなやり取りができるようになりました。
先の「全豪オープンテニス」を例にとると、放送と配信を使って全コートの全試合を伝えました。ジュニアの試合も、車いすの試合も、注目選手の練習コートも、記者会見もライブで伝えました。かつては考えられないことです。記者会見の生配信では、ファンが同時通訳をかってでてくれました。試合後のSNSではファンと解説者が熱く試合を振り返りました。公式グッズを購入できるSHOPも開設しました。
WOWOWには夢があります。WOWOWを通じて錦織選手や大坂選手、ナダル選手やフェデラー選手を見た子供たちがテニスに夢中になり、ジュニアの大会で活躍する。ファン同士がつながって、クラウドファンディングでそのジュニアをサポートし、彼がいつかメジャーを勝ち取る。それを見てまたたくさんの子供たちがテニスを始める。テニス文化がもっと大きくなる。そんなサイクルを色々なコンテンツで実現したいと思います。
WOWOWでしか生み出せない特別な価値を社会に提供する。それがWOWOWの「10年戦略」のビジョンです。コンテンツを「見る」だけでなく「参加・応援・体験」する。好きなコンテンツがもっと好きになる。新しい自分を発見する。共感する仲間と一緒にコンテンツ文化の成長に貢献する。生活が楽しくなる、人生が豊かになる。WOWOWはそのお手伝いをしたいと思います。
WOWOWには「M-2025旗印」という2015年に10年後を見据えて、全社員が参加して作ったステートメントがあります。それを紹介して歓迎の挨拶とします。
M-2025旗印
楽しいと思えることにワガママに。それは人を楽しませる原動力になる。
感じたことを言葉にする。伝える。考えは、言葉にしてこそ磨かれる。
自分にしか語れないものをつくる。誰にでも出来る話は人を魅了しない。
仲間を増やしてアイデアを育てる。魅力的な答えは一人の中からは生まれない。
あらゆる方法で人を楽しませる。前例のない挑戦にこそ価値がある。
始めるのは自分から。ヒトに動かされるより、自分が動く方が面白い。
一人ひとりの偏愛が、世界を刺激する。
皆さんにしかできないこと、皆さんだからできることに、貪欲にチャレンジしてください。
以上