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2024年7月定例会見要旨

7月11日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:山本均社長執行役員、井原多美専務執行役員、口垣内徹執行役員、植田春菜チーフ・プロデューサー、小笠原功真プロデューサー



1. ご挨拶(山本社長)


当社は6月20日に「人権およびDEIに関する方針」を策定した。
今回の方針では、人権尊重の責任を果たす決意に加えて、本業を通して多様性が育まれる社会に寄与していくことを表明している。当社ステークホルダーに対して人権侵害があってはならないことを強く意識するとともに、当社グループの従業員の人権に対する意識を高め、取引先、パートナー企業とともに人権への負の影響を引き起こさないように取り組んでいく。

また、当社グループの事業活動に関わる全ての人が多様な価値観や個性を互いに認め合い、安心して自分らしさをぶつけ合うことができてこそ、お客さまに新たな価値をお届けできると考え、DEIが浸透した企業文化の醸成に努めていく。DEIの意識が一人一人の従業員に根付くことにより、WOWOWグループが送り出すエンターテインメントやサービスが多様性に富み、より多くのお客さまにとって利用しやすく、共感できるものになっていく。そのようなことを実現したいという思いが、今回の方針を策定した背景にある。
そして、社員が安心して楽しみながらエンターテインメントを作ることができる会社にしたいというのが、私の強い思いである。

2. 事業概況(井原専務)


6月は正味加入件数が純減となっているが、UEFAチャンピオンズリーグ決勝や、UEFA EURO 2024™サッカー欧州選手権、LPGA女子ゴルフツアー、全仏オープンテニスなどのスポーツコンテンツによって、第1四半期における新規加入は前年同期比で125%増となった。既に案内している「WOWSPO」の実施も含めて、特にサッカーコンテンツがけん引したと分析している。

6月15日に開幕したUEFA EURO 2024™については、当社が持つ権利をフル活用し、多層的な体験につながる企画を展開している。具体的には、9月に開幕するチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグで販売予定だったシーズンパスを前倒しにし、UEFA EURO 2024™と併せてキャンペーン価格での発売を決定した。前回まではUEFA EUROのみの加入獲得方針だったが、今回はチャンピオンズリーグとセットでサッカーを最大限楽しめるシーズンパスを発売する初めての試みとなる。この施策の効果によって、販売は順調に推移している。

また、6月のチャンピオンズリーグ決勝で初めて行った全国のイオンシネマでのライブビューイングも非常に好評で、1万人を超えるお客さまに映画館の大スクリーンでの観戦を楽しんでいただいた。UEFA EURO 2024™においても、準決勝2試合に続き、決勝のライブビューイングをイオンシネマで開催する。その他、英国風PUB「HUB」の店舗スクリーンでもFINALのライブビューイングを開催するため、こちらも大いに盛り上がることを期待している。引き続きさまざまな形でサッカーの楽しみ方を拡大していきたいと考えている。

2つ目はATEEZに関する取り組みについて紹介する。
収益拡大の新たな取り組みとして、ATEEZのIPを活用したビジネス展開を開始している。ATEEZは昨年末にリリースしたアルバムが初動170万枚を突破しており、国内外の各チャートで上位を記録するなど、世界中で人気を集めている。当社主幹による、さいたまスーパーアリーナでの日本公演のチケットは全席ソールドアウトし、グッズ販売も大変好調で、興行および物販共に成功を収めている。

ATEEZは先日4月に開催された世界最大の音楽フェスで、毎年約20万人の観客を動員している「コーチェラ2024」の舞台に立ち、K-POPボーイズグループとして史上初のメインステージに出演した。これはK-POP最高のアーティストとしての地位を示したとも言える。

また、7月1日にはBE:FIRSTとのコラボレーション楽曲をリリースし、大きな話題となっている。今後の活動としては、日本におけるファンミーティングをWOWOW主催で開催する。8月に東京と大阪で4日間開催し、1万8,000人を超えるお客さまを迎える予定となっている。また、収益拡大を目指して、引き続き次のツアーに向けて興行も計画中である。
日本でも今後ますます高い評価を受けるように、WOWOWの力でATEEZを盛り上げていきたい。

3. プレゼンテーション(山本社長、ドラマ制作部 植田春菜チーフ・プロデューサー、スポーツ事業部 小笠原功真プロデューサー)

山本社長)本日は2つの案件を紹介したい。1つ目は、この秋に放送・配信される「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」である。当社には「ゴールデンカムイ」のプロデューサーが2名おり、昨年11月の会見ではプロダクション事業部で映画製作を担当している大瀧プロデューサーより、映画版ついてプレゼンテーションを行った。本日は、ドラマ制作部の植田プロデューサーより、ドラマ版について紹介する。

【「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」WOWOWで今秋放送・配信】
植田チーフ・プロデューサー)「ゴールデンカムイ」実写化プロジェクトの連続ドラマについて説明する。物語のスタートとなる映画版が大ヒットを収めており、原作に対する絶対的なリスペクトを持って挑んだことで、ファンの皆さまにも認めていただいた形になったと受け止めている。

今回の実写化プロジェクトに臨むにあたり、原作の物語を最大限面白い形にするには、連続ドラマ化が必然だったと感じている。「ゴールデンカムイ」という原作は、一言では語り尽くせないユニークな魅力にあふれている。多層的な原作を映像化するには、連続ドラマの形式で長い尺をかけて、なるべく多くのエピソードを扱うべきだと考えた。

根強いファンがいる偉大な原作を脚本化する作業には、とても緊張感があった。『キングダム』シリーズの脚本を手がけた黒岩勉氏が映画版に引き続き、ドラマ版でも執筆を担っている。黒岩氏のポリシーとしても、人気コミックを脚本化する際は原作から極力変えないことを重視して、脚本をまとめ上げていただいた。

映画版の好評を受け、高い期待値をもって続くドラマ版では、「ゴールデンカムイ」の主題となる金塊探しが本格化する。原作の魅力は多くの要素にあるが、その中でも多種多様で個性的なキャラクターたちが次々に現れ、それぞれの理念や思想を掲げて、主人公たちに立ちはだかる様子が注目ポイントである。主要キャラクターのバックグラウンドも徐々に明かされ、日露戦争を生き残った面々がその後どのような思いを抱えて生きているかも分かっていき、物語がさらに深まっていく。

また、欠かせないアイヌ文化についても、より知っていただける内容となっている。映画に引き続きアクションもあり、コメディ要素や感動的な物語も多くなっていることで、視聴者の感情を揺り動かす極上のエンターテインメント作品となった。

この形にたどり着くまでには、多くのハードルがあった。まず、動物のCGをはじめとして、経験したことのない撮影が多かった。また、明治期という映像化されることが少ない時代設定のために、一から作るものが多かった。そして、本作の特徴でもあるロードムービーが故に、1話ごとに舞台が変わっていくため、多くのロケーションや場面設定を描くことが必要だった。ドラマや映画を制作する際に、シーンごとの舞台となる場所を「柱」と呼ぶが、通常は「柱」が多くならないように、まとめられるシーンは同じ場所でまとめる。しかし、本作は旅が進んでいき、各キャラクターが同じ場所にととどまらない物語であるため、新しい「柱」が次々に登場し、まとめることができない。その話にしか登場しないセットも多いことから、セットを建てる美術部の腕が鳴る作品だった。

実写チームとして、本作のファンが期待するポイントを押さえながら、優先順位を付けて取捨選択することも難しく、制作過程ごとに困難があったことは枚挙にいとまがない。それでも高い熱量を持って、全キャスト・全スタッフが全身全霊の魂を込めて制作に挑んだ。

あらゆるポジションの制作関係者がそれぞれの技術力を思い切り発揮し、チャレンジすることができた類いまれな作品を、国内はもちろん世界にも届けたいと願っている。

山本社長)当社は長年をかけて、「連続ドラマW」というドラマ制作と、「WOWOW FILMS」という映画製作を継続している。その一つの到達点として、まさにWOWOWが築き上げてきたクリエイティブ制作能力の結集というべき作品が「ゴールデンカムイ」である。うれしいことに映画版は大ヒットを収めているため、ドラマ版も大いに盛り上げたいと思っている。記者の皆さまには、ぜひ植田プロデューサーを含めて取材していただきたい。
続いて、LPGA女子ゴルフツアーの取り組みについて、スポーツ事業部の小笠原プロデューサーより紹介する。

【LPGA女子ゴルフツアーの取り組み:日本人選手専用カメラ】
小笠原プロデューサー)アメリカを主戦場とするLPGAツアーは、10の国と地域で年間33大会を実施している。1月に開幕し11月に閉幕するというロングランで、選手たちはシーズンを戦い抜く。長く険しい過酷なツアーで現在9名の日本勢がレギュラーメンバーとして戦っており、2019年に渋野日向子選手がメジャータイトルをつかんだ日を含めて、日本勢は直近6年でメジャータイトルを3つも獲得している。

WOWOWでは、日本の若き力にフォーカスした「日本人選手専用カメラ」という配信限定コンテンツを展開している。通常のゴルフ中継では、18ホール中の後半のホールしか映し出されず、多くの選手が目まぐるしく映される。しかし、「日本人選手専用カメラ」では、スタート前の練習風景や、スタート時に選手名をコールされる瞬間、プレー前後に見せるルーティンや表情の変化など、放送では映し出されなかった、ゴルフにおいて非常に大事な1日のラウンドの流れを堪能できる。このコンテンツは、「1打でも多く選手を見たい」「できるだけ長くプレーを見たい」というお客さまの声から誕生したものである。放送枠の縛りによって後半ホールしか映し出されなかったゴルフ中継の固定観念を逆手に取り、さまざまな選手、さまざまなホールを網羅している。

ゴルフは選手の数だけボールが存在する。18ホールを約150人近くの選手が同時にプレーしている非常に特殊なスポーツのため、日本人選手の全ショットを映像として届けることは物理的に不可能である。ツアーメンバーは9名だが、大会によってはさらに、国内メンバーもスポットで参戦する。そのため、限られたファシリティで、どれだけ視聴者のニーズに応えられるかが肝になる。

ゴルフ中継では通常、イントレという足場に登り、高い所から特定のホールのみを撮影するカメラが主流となっている。しかし、「日本人選手専用カメラ」は、国際映像を活用した本放送とは別のラインで、独自カメラを出して完全オリジナルで制作している。次の1打の映像を撮りこぼさないように、常にゴルフカートで先回りし、ティーショット、セカンドショット、パッティングを順に撮っている。各所同時に選手がプレーしているため、十分に注意を払いながらも、リアルタイムで視聴いただくファンの方々のために毎秒1打に貪欲になって撮影している。カメラクルーは毎日、灼熱のゴルフコースで連日10時間撮影し、日本に映像を届けている。

LPGAツアーにおいて、このような試みを行っているテレビ局は世界的にもWOWOWしかなく、長年ツアーに密着していることで海外勢にもカメラクルーの顔が認知されている。先々週にミシガン州で行われたペアマッチ、ダウ選手権の2日目では、渋野日向子選手がホールインワンを達成したが、この映像は世界でWOWOWしか撮影していなかった。

「日本人選手専用カメラ」は、常にお客さまの声と向き合い、放送・配信中は日本勢の成績と対峙しながら、瞬時にカメラの動きを判断する必要がある。何百、何千通りのカメラの動きがあるからこそ、大きな責任を感じており、刺激もある。お客さまの一声や日本勢の今があって、日々成長して醸成しているコンテンツとなっている。

本日開幕する、メジャー第4戦となるアムンディ・エビアン・チャンピオンシップにおいても、本放送とあわせて「日本人選手専用カメラ」を11時間にわたって生配信する。カメラマンたちがフランスのエビアンの地をカートで疾走し、ギャラリーに気を付けながら、日本勢の活躍をお届けする。

また、今回HISとのコラボ企画として、現地観戦ツアーを敢行する。現地ラウンド解説を務める東尾理子さん、片平光紀さんとの懇親会も行う。
本放送に加えて、配信では「日本人選手専用カメラ」、そして現地観戦ツアーという、LPGAツアーを深く楽しんでいただくための企画となっている。熱いLPGA女子ゴルフツアーを、ぜひWOWOWで目に焼き付けてほしいと思う。

山本社長)当社のカスタマーセンターには、お客さまから電話やメールにてたくさんの要望が届くが、LPGAの「日本人選手専用カメラ」に対するご意見、ご要望が多い。もちろん中にはお叱りもあるが、それだけ注目されて、非常に楽しみにしている方が多いという意味では、WOWOWらしい手応えを感じるサービスだと思っている。まだ取り組むべきことと、工夫できることがあると考えているため、ぜひ「日本人選手専用カメラ」についても小笠原プロデューサーに取材いただければと思う。

4.今後の注目番組(口垣内執行役員)

まずはスポーツについて、今朝行われたUEFA EURO 2024™の準決勝によって、今週末に開催される決勝のカードが決定し、スペイン対イングランドという素晴らしいカードが実現することになった。WOWOWでは6月15日からUEFA EURO 2024™を中継しているが、若手の新しい才能が次々と出てくる大会となっている。新しいサッカーが生まれる土壌がこのUEFA EUROだと思っており、過去から継続して中継してきたWOWOWとしても、素晴らしい才能が登場しているのが今回大会の特徴の一つだと感じている。

決勝に臨むスペインでは、バルセロナに所属するヤマル選手が、16歳362日での大会最年少ゴールを準決勝にて決めている。さらに、左サイドには21歳のニコ・ウィリアムズ選手もいる。新生スペインを代表する2枚看板という形で、ぜひ注目してほしい。対するイングランドにおいても、前回の定例会見で紹介した21歳のベリンガム選手がいる。この選手も決勝トーナメントの1回戦で素晴らしいゴールを生んだ。オーバヘッドで同点に追い付き、彼のゴールが結果として、決勝に進む後押しをしたと考えている。新しい才能が輝く決勝戦を、ぜひWOWOWで注目してほしい。

ゴルフでは、アムンディ・エビアン・チャンピオンシップを本日午後7時から中継する。「日本人選手専用カメラ」については午後2時半から配信し、まずは笹生優花選手の組に密着する形になっている。ぜひ日本人選手の活躍に期待いただければと思う。

そして、ウィンブルドンテニスでは、男子・女子ともに今夜から準決勝の運びとなっている。特に注目すべき選手は、車いすテニスの小田凱人選手である。前回大会で優勝し、今年の全豪および全仏も優勝している。そしてこのウィンブルドン、さらにパリパラリンピックの出場も決まっており、全大会を制していくのか注目している。車いすテニスの男女シングルス決勝は15日午後6時から放送予定である。

【「連続ドラマW 密告はうたう2 警視庁監察ファイル」8/11(日・祝)スタート 視聴者の声を制作に生かす取り組み】

「連続ドラマW 密告はうたう」のシーズン2では、新しい取り組みを行っている。シーズン1のどの部分がお客さまから高評価を得たのかについて、定量的なデータとして配信の数字を見ることはできるが、クリエイティブの部分で何が刺さったのかをプロデューサーとクリエイターを含めて理解したいと考え、今回お客さまとの座談会を開催した。参加したプロデューサーや監督、脚本家が驚くほどお客さまの熱量が高く、実際に原作を読んできた方や、「映像化された後に原作を読むのが好きだ」という意見など、さまざまなコンテンツの楽しみ方を語っていただいた。

今回のシーズン2の制作に当たり、どのようにクリエイティブを残すかという部分において、座談会に参加いただいた加入者の皆さまから感じた価値観が3つある。それは、「リアリティ」・「緊迫感」・「キャラクター」である。「リアリティ」は、サスペンスを描く時にWOWOWが最も得意としていることであり、本作でもリアリティを持って警察組織を描いている。また「緊迫感」は、警察内の組織や、縦社会の中で生きる人々をしっかりと描くことで生まれている。そして「キャラクター」については、他の作品では見ることができないキャラクターがこの作品で表現されているとのことだった。

シーズン2の制作前に座談会を開催できた結果、その3つの価値観を大切にしなければならないことを認識した上で制作に入ることができた。プロデューサーは「クリエイティブの軸を持ってシーズン2を制作できた」と述べている。このような取り組みを全作品で行なうわけではないが、今後も継続して実施できればと思っている。お客さまからの意見も頂いた本作に、ぜひ注目してほしい。

【COMPLEX 東京ドームLIVE 2024 ~日本一心~ 8/3(土)午後7:00】
5月15日と16日の2日間にわたり、10万人を超える観客が東京ドームに集結した。「日本一心」の旗の下、能登半島の震災復旧のためにCOMPLEXの2人がライブを開催し、13年ぶりの復活に加えて、震災復興に向かう思いがドームで1つになっている。そのような映像がWOWOWで収録できたと感じているため、ぜひ注目していただければと思う。

【4カ月連続!NewJeans WOWOW Special NewJeans Fan Meeting 'Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome' 8月12日(月・休) 午後6:30】
今最も注目を集めるアーティスト、NewJeansの初の日本単独公演の模様をWOWOWで収録することができ、これを8月12日に独占で放送・配信する。昨年のサマーソニックの東京会場で初めて日本でのパフォーマンスを行った後、昨年末にはレコード大賞や紅白にも出場し、ついに今年6月27日と28日に日本単独公演が開催された。昨今のK-POPのアーティストとは少し異なり、80年代や90年代のサウンドを取り入れた音楽性と自然なパフォーマンスが彼女たちの一つの特徴になっている。既存のK-POPファンだけでなく、40代から50代の方もライブに参加していた。今回はファンミーティングという形だが、27曲のパフォーマンスを行った。松田聖子さんの「青い珊瑚礁」や、竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」をカバーし、年代を問わず会場が大きく盛り上がった。

今回、NewJeansの貴重な初イベントをWOWOWで映像収録し、会場の画出しまで行なったことで、当社のクリエイティブを発揮できたと考えている。さらに終演後には、貴重なインタビューの時間も頂いて収録している。8月のライブに加えて、9月以降にはインタビューを収録した番組も放送・配信予定のため、そちらもあわせて楽しんでいただきたい。

5. 最後に(山本社長)

前回の定例会見の後、いくつか喜ばしい賞を頂いた。まず、「連続ドラマW  フェンス」が第61回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞した。ギャラクシー賞の大賞は、第39回の「TOYD」以来となる。沖縄の今をエンタ―テインメントとして真向から描いたことが高く評価され、とてもうれしく思っている。

そして短編映画では、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2024」において、当社が手がける「アクターズ・ショート・フィルム4」の森崎ウィン監督作品『せん』が、最高賞であるジョージ・ルーカス アワードを受賞した。「アクターズ・ショート・フィルム」は準備期間も含めて5年の年月をかけ、定例会見においても何度もプロデューサーから紹介してきた。この企画は米国アカデミー賞へのノミネートを目標に制作しており、今回ようやく企画当初からの大目標に近づくことができた。「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のグランプリ作品は、翌年の米国アカデミー賞のノミネーションショートリストに推薦される。当社が企画・制作した作品がアカデミー賞にノミネートされる可能性があり、今回の受賞は非常に大きなことだと思っている。今後、本選にノミネートされるかをぜひ注目してほしい。


以上

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