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  • 2017.07.06
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2017年7月定例会見要旨

7月6日(木)、定例記者会見を開催しました。概要は以下の通りです。
出席者:田中晃社長、橋本元専務、山崎一郎常務、大高信之取締役、平林武志プロデューサー、藤岡寛子プロデューサー

1.最新の加入状況について(田中社長)

2017年度6月の累計正味加入者数は、わずかではあるが純増という形で終えることができた。4月から6月までの第1四半期での加入実績については新規加入が103,550件、解約が124,455件、累計正味で20,905件の純減という結果となり、もともと純減を想定していた目標値をやや下回る形となった。第2四半期では、強力なラインナップを中心に巻き返しをしっかりと図っていきたい。概況について触れると、現在開催中のウィンブルドンテニスでは錦織選手、大坂選手が3回戦に進出、先日、日本人男子3人目となるツアー優勝を遂げた杉田選手が初勝利をおさめるなど日本人選手の活躍が見られ、ゴルフでは先日引退を表明した宮里藍選手の「全英リコー女子オープン」への参戦が決定。7月13日より開幕のメジャー第3戦「全米女子オープン」、8月の「全英リコー女子オープン」そして最後メジャー制覇に挑む9月「エビアンマスターズ」のWOWOWでの中継に向けた大きな盛り上がりを期待。そして7月22日からは「ツイン・ピークス The Return」のレギュラー放送も開始となり、7月9日に初回放送となる「連続ドラマW アキラとあきら」は、5月17日に発売された池井戸潤の原作文庫本が早くも50万部を突破するなど、放送と出版が連動する形で盛り上がりが生まれつつある。これらの強いコンテンツを核に引き続き営業活動に取り組み、第2四半期での巻き返しにつなげていきたい。

2.グループ会社の名称及びチャンネル名変更について(田中社長)

本日付けで、グループ会社である「IMAGICAティーヴィ」の社名及び運営チャンネル名の一部変更の発表を行った。今年の10月より、「IMAGICAティーヴィ」については、新たな社名を「WOWOWプラス」とし、2つの運営チャンネルのうち「イマジカBS」については新たに「シネフィルWOWOW」という名称とすることとなった。なお「歌謡ポップスチャンネル」については名称変更を行わず、10月以降も運営を継続していく。新社名の「WOWOWプラス」についてはグループ会社として、WOWOWがお届けしているサービスに新たな価値を創造していくという想いが、また新チャンネル名である「シネフィルWOWOW」については、前身でもある「シネフィルイマジカ」時代も含め、「イマジカBS」がブランドとして守り続けてきた、名画を中心とした映画ファン向けの専門性の高い編成をより強化し、WOWOWシネマとの連携によりWOWOWグループ全体の映画サービスを向上させたいという想いが込められている。10月より新たな社名にて、更なるグループシナジーを生み出せるよう、これから様々な取組を展開する「WOWOWプラス」、そして「シネフィルWOWOW」にご期待頂きたい。

3.最新の加入状況について(山崎常務)

第1四半期は、錦織圭選手がベスト8に進出した「全仏オープンテニス」を中心としたテニス番組、「L'Arc~en~Ciel」、「ONE OK ROCK」などの音楽番組が新規加入を牽引したほか、「WOWOWディズニー・スペシャル」や「劇場版名探偵コナン20作品一挙放送」などファミリー層ターゲットの大型映画特集をGW中心に展開を行った。また、東海テレビとのコラボレーション展開を行った「連続ドラマW 犯罪症候群」についても高い加入実績をあげることができた。第1四半期の結果としては累計正味加入件数で20,905件の純減となった。7月に入り、1日土曜日には「ツイン・ピークス」の9時間無料放送を展開し、想定を上回る加入を獲得することができ、第2四半期のスタートをいい形で切ることができたと認識している。また、8月には、5日土曜日にスポーツの魅力を訴求する無料放送を展開し、独占放送となる全米オープンテニスやビッグマッチが続くボクシング、宮里藍選手の最後のメジャー挑戦をお届けするLPGAなど多彩なWOWOWスポーツの魅力に加え、音楽ライブなども併せ訴求し、新規加入獲得・解約防止を最大化していきたい。

4.「テニス」の取り組みについて(田中社長、平林プロデューサー、藤岡プロデューサー)

田中社長)
先日発表した中期経営計画のなかで「総合エンターテインメント・メディアグループ」という考え方を掲げたが、今日はその具体例としてテニスを核とした展開についてご説明したい。既にWOWOWのキラーコンテンツとなっているテニスだが、現在、WOWOWでは放送を核としながらも、WEBなどを中心に多角的な展開を行うことで、テニスファンへの接点拡大に取り組んでおり、本日はその取り組みについてスポーツ部の平林プロデューサー、ネット事業推進部の藤岡プロデューサーよりご紹介させて頂く。

平林プロデューサー)
[放送展開・配信展開について]
8月28日からは2017年最後のグランドスラムとなる「全米オープンテニス」を連日独占生中継でお送りする。今年は過去最大規模となる200時間以上の放送枠を確保。また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは放送のサイマル配信、車いすテニスの先行ライブ配信に加え、3つのコートの試合をピックアップコートとしてライブ配信を行うなど配信時間は700時間を超えるものになると想定している。全米オープンテニスが終了した直後の9月11日からは、東京・有明テニスの森で行われる女子テニスWTAツアー公式戦で、優勝すれば280ポイントが与えられるWTAインターナショナルというカテゴリーに属する「ジャパンウイメンズオープンテニス」の大会初日から最終日までの全日程を放送する。出場選手は未定だが、前回大会には土居美咲選手、大坂なおみ選手、奈良くるみ選手などが出場しており、日本人選手の試合を中心にお届けしていきたいと考えている。普段、海外ツアーを転戦している日本人選手の活躍を日本で見られるチャンスはなかなか無いので是非、取材等ご検討頂ければと考えている。10月2日からは、東京・有明テニスの森で行われる男子テニスATPツアー公式戦の「楽天ジャパンオープンテニス」を連日生中継。本戦には、世界ランク3位のスタン・ワウリンカ選手、9位の錦織圭選手が出場する予定。
[中継以外の展開について]
WOWOWではテニス中継以外でも様々な番組や展開を通じて、テニスファンとの幅広い接点を作るよう取り組んでおり、テニスの情報番組「テニス太郎」では、キャラクターであるテニス太郎グッズやLINEのスタンプなどの展開も行っている。グッズ販売については、WOWOWグループが運営する通販サイト「WOWSHOP」での独占販売を行っており、ぬいぐるみの他、Tシャツ、タオルなど様々な商品を提供している。放送をご覧頂くだけでなく、テニスを実際にプレーしている層に向けても、錦織圭選手のコーチ、マイケル・チャンを起用した「マイケル・チャンのテニス塾」というオリジナルレッスン番組を放送。こういった様々な展開を通じて、幅広い層に1年通してテニスを楽しんでいただけるよう取り組んでいる。
[WOWOW新CMについて]
8月4日からWOWOWテニスイメージキャラクターである錦織圭選手と大坂なおみ選手が出演する新しいWOWOWのCMの展開が決定した。是非ご期待頂ければと思っている。

藤岡プロデューサー)
[情報サイトTHE TENNIS DAILYでの展開]
WOWOWでは2013年からTHE TENNIS DAILYというテニス情報サイトを運営しており、これまでは質の高いテニス情報の提供を目的として運営していたが、今後は、より幅広いテニス興味層が利用したくなるサービスへと、進化させていきたいと考えている。進化に向けたコンセプトは「テニス体験」。観戦好きなユーザーだけでなく、初心者やホビーテニスプレイヤー、中級者以上のテニスプレイヤー等、テニスに興味がある、テニスが好きな全ての人のニーズに対してサービス提供を行っていき、「テニス体験が豊かになる」サービスを目指していきたい。その実現に向けて、この5月にリニューアルを行い、「観戦好きユーザー」に向けたコンテンツを強化した。第1弾として、ネット上で需要の高い、試合のニュース速報の配信を開始。7月のウィンブルドンテニスからは、全試合のスコアがリアルタイムでみられる機能を提供している。今後は、一緒にテニスをしてくれる人を探すマッチング機能などプレイヤー向けサービスの提供も検討していきたい。こうしたサービスにより「自分のレベルに合った人、一緒にテニスをして楽しめる人を探したい」というニーズを叶え、テニスをより楽しんでもらえる環境が提供できればと考えている。
[レッスンアプリでの展開]
そして、THE TENNIS DAILYに加えて、テニス人口の裾野を広げていきたいという趣旨のもと、6月にテニスレッスンアプリサービス「WOWOWパーソナルコーチ」のリリースを行った。本サービスは、スマートフォンのチャットを通じ、プライベートコーチによる個別レッスンが受けられるというサービス。例えば、ユーザーがサーブや、ラリーなど、自分がプレーしている動画をコーチに送ると、その動画をコーチが添削。そして、それに従って再度プレーをしてみることによって、テニスの技術が向上し、テニスがどんどん楽しくなっていくというようなサービスとなる。WOWOWでは、これらテニス体験を豊かにするサービスをWEB上で展開することでユーザー同士のコミュニケーションを促進しつつ、将来的には、「WOWOWテニスカップ」等のWOWOW主催のテニス大会やイベントを実施。実際にプレーを楽しんでもらえる場の提供にも挑戦し、放送・デジタル・リアル全ての場で「テニス体験を楽しめる」サービス展開の実現に繋げていければと考えている。
田中社長)
両プロデューサーより説明のあった、テニスというコンテンツを核にした、こうした多角的なサービス展開は、中期経営計画にも掲げた「総合エンターテインメント・メディアグループ」を目指した実践の一例となる。WOWOWのテニス取り組みでは、200時間を超える全米オープンテニスの放送、その3倍を超えるメンバーズオンデマンドでの配信、「テニス体験」をコンセプトとした情報サイト「テニスデイリー」を中心としたコミュニティの強化、テニススクールのネット事業展開となるレッスンアプリ「WOWOWパーソナルコーチ」、グランドスラム公式グッズや本日お配りしましたテニス太郎グッズの販売、グランドスラム現地観戦ツアーの企画・販売といったリアルイベントサービスを多角的に提供することで、テニスを核としたファンとの接点作り、コミュニティの形成に挑戦していきたいと考えている。その上で、WEB会員IDでのお客様の各サービスの利用情報の一元管理を行い、そのデータを活用する形でテニスコミュニティを育成していくとともにサービス品質や顧客満足度向上、可能であれば有料会員増や解約防止へと繋げていければと考えている。同時に、WOWOWという場で、テニス好きのお客様、様々なパートナーと共に、テニス文化を大きくできればとの想いもあり、こうした取り組みを通じて第2、第3の錦織圭選手、大坂なおみ選手のようなタレントが生まれるようなことを期待している。


5.7月、8月の番組について(大高取締役)

■WOWOWメンバーズオンデマンドでのライブ先行配信について
昨年の12月「ヴィジュアルジャパンサミット」をWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行ライブ配信行ったところ、オンデマンド利用は勿論、SNSなどで拡散された結果、加入獲得面でも大きな反響を得ることができた。その結果を受けて7月7日に「MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017」、7月17日に「浜崎あゆみ ayumi hamasaki『Just the beginning -20-TOUR 2017』」をWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行ライブ配信にてお届けすることとなった。本取り組みは勿論、テニスのピックアップコートや宮里藍専用カメラの配信、メガヒット映画のメイキング映像などオンデマンド独自のコンテンツ開発にも引き続き取り組み、WOWOWメンバーズオンデマンドを第4のチャンネルとして育てていきたい。

■カイル・マクラクラン氏来日会見について
いよいよ来週の12日、ザ・ペニンシュラ東京にて「ツイン・ピークス The Return」の主役、クーパー捜査官役をつとめるカイル・マクラクラン氏の来日会見が開催となる。カイル・マクラクラン氏は勿論、スペシャルゲストとして先日の「ツイン・ピークス」無料放送でもゲストとして出演頂いた椿鬼奴さんも登壇予定となるので是非、取材を頂ければと思っている。

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