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  • 2018.03.08
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2018年3月定例会見要旨

3月8日(木)、定例記者会見を開催しました。概要は以下の通りです。
出席者:田中晃社長、橋本元専務、山崎一郎常務、大高信之取締役、橘佑香里プロデューサー、羽鳥健一プロデューサー、加納貴治プロデューサー

最新の加入状況について(田中晃社長、山崎一郎常務)

最新2月の加入実績は、 新規加入40,861件、解約50,657件となり、9,796件の純減。累計正味加入件数は2,877,322件となった。1月は東方神起の生中継が非常に大きな反響を得て新規加入を獲得したほか、スポーツ、ドラマといったジャンルでの加入が好調で、特にテニスについては全豪オープンテニスや錦織圭選手の復帰戦など話題も多く、加入獲得に貢献した。その結果、1月としては開局以来最高となる78,882件の新規加入を獲得。1月月間でも、29,095件の純増となった。2月は、音楽コンテンツとスポーツコンテンツを中心に加入を集めたが、トータルでは9,796件の純減という結果。しかしながら事前の想定より良化しての着地になったと考えている。このように1月、2月は手ごたえのある結果を残すことが出来たので、3月もその流れを継続し、引き続き年度末に向けて12期連続の加入者純増及び加入者数の最大化に取り組んで行きたい。

今後の連続ドラマWについて(田中晃社長、橘佑香里プロデューサー、羽鳥健一プロデューサー、加納貴治プロデューサー)

田中社長)本日は、WOWOWを代表するオリジナルコンテンツ、連続ドラマWの3月以降の作品について担当プロデューサーよりご紹介させて頂く。

(1)「連続ドラマW イノセント・デイズ」:3/18(日)WOWOWプライムにて初回放送 
橘プロデューサー)2015年から電通より出向し本作含め3年間で9作品目となる。本作が連続ドラマW初主演となる妻夫木聡さんだが、企画にもクレジットされている。妻夫木さん自ら原作となる早見和真の同名小説に惚れ込んで、直接原作の映像化権を獲得、さらに映画「愚行録」でかつてタッグを組んだ石川慶監督に自ら演出をお願いするなど、まさに妻夫木さんが原作と演出を繋いでくれたことで企画成立した作品。映像化オファーが殺到する人気原作だったが、映画ではなくドラマで、キー局ではなくWOWOWでのドラマ化を希望して企画をお持ち頂いた。主演、原作、監督の力もあり、主要キャストには連続ドラマW初出演となる竹内結子さんの他、新井浩文さん、芳根京子さん、ともさかりえさん、余貴美子さん、石橋蓮司さんなど素晴らしい俳優陣が集結してくれた。妻夫木さんがインタビューで「終わったあとに"ただ面白かったな"という作品ではなく、なにか心に傷を残せるような作品にしたい」とおっしゃっていたとおり、テーマ性と石川監督による見事な映像美が両立した作品を目指している。3月8日(木)現在、冒頭6分間の映像がWEBで公開(http://www.wowow.co.jp/dramaw/innocentdays/caststaff/)されているので、まずはそちらにて本作の世界観を先取りで体感して頂きたい。

(2)「連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件」:3月31日(土)WOWOWプライムにて初回放送
羽鳥プロデューサー)フジテレビより昨年7月にWOWOWに出向となり、本作品に携わっている。フジテレビでも月9など多くのドラマを手掛けてきたが、地上波とは違って、純粋にクリエイティヴに専念できる制作環境がWOWOWドラマの魅力だと思っており、志願して出向する形となった。この「闇の伴走者~編集長の条件」は2015年に長崎尚志原作をドラマ化した第1弾に続く続編で、ドラマの好評を受けて出版された新たな原作を映像化したもの。第1弾と同じく古田新太、松下奈緒がタッグを組んで、様々なミステリーに挑むというのが基本ストーリーだが、今回の第2弾はミステリーというより人間ドラマとして楽しんでもらえればと思っている。30代、40代、50代の人が必ず直面するであろう人生の局面を乗り越える「再起」がこのドラマの大きなテーマとなっている。最後に本作の演出を手掛ける三木孝浩監督からのメッセージ伝え、紹介を終わりとしたい「このドラマは再起の物語です。過去に捕らわれて動けなくなったもの、やり残したものをずっと胸の奥にくすぶらせている、そんな人たちが、もがきながらも己のあるべき姿を取り戻すために闇夜のなかから一歩前に踏み出す瞬間を描きたいと思っています。誰もが人生順風満帆にやっていくわけでない、たくさんの後悔や疑心を伴いながら様々な選択を得て、今の自分がいる。この作品はミステリーの形を取りながらもそんな自分の歩んで来た道を肯定し、また前の方に向く勇気を与えられる、全ての仲間たちの応援歌となるようなドラマとしたい。」

(3)「連続ドラマW 60 誤判対策室」:5月6日(日)WOWOWプライムにて初回放送
加納プロデューサー)前の2人とは違いWOWOWのプロパー社員だが、日テレ、Huluと共同製作した「銭形警部」や東海テレビと共同製作した「犯罪症候群」など外部のプロデューサーと連携するドラマを手掛けており、その経験を糧に日々ドラマ制作に取り組んでいる。今回紹介するドラマは、誤判対策室という確定死刑囚の冤罪の可能性を再調査する架空の組織を舞台にした物語。主役の舘ひろしさんが演じる定年間近のベテラン刑事、古川雄輝さん演じるエリート弁護士、星野真理さん演じる出向の検察官という訳ありの3人のチームが冤罪について捜査していく模様を描いた社会派作品。昨年12月にも再審請求中の2名の死刑が執行されたが、このドラマでは再審請求中の事件の冤罪の可能性、司法制度、死刑制度への疑問の投げかけなども一歩踏み込んだ形で描かれている。主役で60歳定年間近のベテラン刑事を演じる舘さんが、今回のドラマにあたり、無精ひげを生やしたり老眼鏡をかけるなど役作りを行い、従来のクールなイメージから、枯れた渋みのある役に挑戦している点、演出をつとめるのが海外でも評価の高い映画監督の熊切和喜監督という点にも是非、ご注目頂きたい。

田中社長)クリエイターとプロデューサーのモチベーションというのは、「一人でも多くの人に見てもらいたい」というものと、同時に「見る人の心に深く濃く伝えたい」というやや性質の異なる2つがあり、地上波のドラマが「一人でも多く」の役目を果たすとすると、WOWOWのドラマは「深く濃く伝える」という役目を果たせればと考え、プロデューサー陣は日々クリエイティヴとの格闘を重ねている。2008年の「パンドラ」より開始された連続ドラマWも今年で10年を迎えるが、各社とのプロデューサーの人事交流なども積極的に行いながら、引き続き内外のプロデューサーと共にタッグを組んで、WOWOWらしいドラマ作りに励んでいきたい。

3月、4月の番組編成について(大高信之取締役)

男子テニスATPワールドツアー配信開始について

既に2月26日より配信を開始しているが、男子テニスATPワールドツアーの配信権を獲得し、ファイナルズを含む2018シーズン32大会をWOWOWメンバーズオンデマンドで配信することが決定した。グランドスラム大会やデビスカップとあわせ年間を通じてテニスコンテンツをお届けする「線」の展開を更に強化すると共に、配信の特性を活かし新たなWEB会員獲得につなげていきたいと考えている。

第1回新人シナリオ大賞授賞式について

3月21日(水・祝)に第10回WOWOWシナリオ大賞受賞作を映像化した「ドラマW 食い逃げキラー」が放送となる。その放送に先駆けて3月13日(火)には、新たに開始される「第1回WOWOW新人シナリオ大賞」の授賞式及び本作の主演青柳翔さんをはじめとするキャスト・監督による会見が行われる。授賞式、会見それぞれについて是非取材の方をご検討頂きたい。

「平昌パラリンピックについて/放送ウーマン賞受賞について」(田中晃社長)

いよいよ3月9日(金)から平昌パラリンピックが開会となる。日本人選手の活躍はもちろん、WOWOWがIPCと共同で取り組んでいるパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」でご紹介した森井大輝選手をはじめとした3組のパラリンピアンの活躍にも是非ご注目頂きたい。WOWOWでは2月に放送したバージョンに、選手たちの平昌パラリンピックでの活躍の様子を盛り込んだ完全版を5月に放送する。本日はWOWOWのドラマプロデューサー3名が登壇したが、引き続き「最強のプロデューサー集団」を目指し、内外のプロデューサー、クリエイターたちと切磋琢磨する形でWOWOWプロデューサー陣のさらなる成長を期待している。そんな中、昨年放送の「石つぶて」を手掛けた岡野プロデューサーが、放送界で活躍し優れた功績をあげた女性に贈られる「放送ウーマン賞」を獲得するという嬉しいニュースがあった。3月13日(火)にその授賞式が行われるので是非取材頂くとともに、今後は、WOWOWのそれぞれのプロデューサーについてもご注目頂ければと思っている。

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