CORPORATE INFORMATION

2021年度 委員

<委員長>
泉谷 直木アサヒグループホールディングス株式会社 特別顧問
<副委員長>
林 文子前横浜市長
福井 健策弁護士
<委員>
朝吹 真理子作家
石川 光久株式会社プロダクション・アイジ― 代表取締役社長
大日方 邦子パラリンピック金メダリスト
木嶋 真優ヴァイオリニスト
小山 薫堂放送作家・脚本家
村井 満公益社団法人日本プロサッカーリーグ チェアマン
別所 哲也俳優/「ショートショートフィルムフェスティバル&
アジア 代表」
渡辺 千穂脚本家

■第303回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年7月29日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、木嶋真優、小山薫堂、別所哲也、村井満(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、取締役 執行役員 (メディアビジネス担当) 郡司誠致、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 廣瀬眞子
議題
1)「がんばれ!TEAM NACS」
2)8月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、8月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「がんばれ!TEAM NACS」
・これだけ一流の方が集まっているので、カメラワークや構成など苦労したと思うが、馬鹿馬鹿しいことを大胆にやっているように見せかけて、 実は緻密な演出など色々なことがなされた、最高のエンターテインメントとして一つの作品になっていると感じた
・フィクションとフェイクドキュメンタリーがどんどんと切り替わっていき、置いてきぼりになってしまうことがあったので、 もう少しそれぞれを描き分けられていればよかった
・制作意図としてあえて番組をカテゴライズしていないということだったが、フィクションなのかノンフィクションなのか、 不思議な世界を見ているようで頭が混乱してしまったので、番組の冒頭などで、意図を示す何かしらの演出があってもよかったのではないか
・TEAM NACSの各メンバーについては知っていたが、チームとしての活動についてはあまり知らなかったので、 個性の強い5人が集まることでにじみでているものが、すごく面白いなと思って楽しめた
・この番組は開局30周年記念番組として制作されたが、WOWOWのエンターテインメントに対する寛容さ、懐の深さが表れていたように感じ、WOWOWらしい番組になっていた
・"誰も見たことがない新たなエンターテインメント"といえるほどの斬新な何かを感じることはできなかった
・様々な困難があっても団結してやっていこうという作品のメッセージは、どの世界でも、どんな人にでも届くと思った
・TEAM NACSのファン向けの番組かと思いながら見始めたが、徐々にそれぞれのメンバーが語り合う面白さに惹かれていき、 虚実入り交じる構成の妙や豪華キャストの遊び心に魅力を感じた
・TEAM NACSのファンをきっちり楽しませながら新規ファンの獲得にも成功していた

■第302回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年6月24日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、石川光久、大日方邦子、木嶋真優、小山薫堂、村井満、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、執行役員 メディアビジネス担当 郡司誠致、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 長谷川徳司
議題
1)「FM999 999WOMEN'S SONGS」
2)7月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、7月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「FM999 999WOMEN'S SONGS」
・これは女性への応援歌であると感じた
・歌、舞台、ドラマ、ラジオと盛沢山だったが、軽やかなところもあって自然とその世界観に入っていくことができた
・衣装、ヘアメイク、それぞれの設定と、どれも破壊力のある奇天烈な作品で、地上波では見られない貴重な作品だった
・出演者が非常に豪華でCM監督の長久さんだからこそできるキャスティングだった
・制作者の大半が男性だったこともあり、男性視点からの女性像を表現した作品と感じた
・『999人の男』があっても良いだろうし、他にも国籍編や職業編など、この企画には発展性があると感じた
・映像にはインパクトがありディテールへのこだわりもあったが、面白いミュージックビデオを作りたかったのか、「女とは何か」を考えるドラマを作りたかったのか、その点がやや中途半端だった
・本作は、長久さんというクリエイターに制作を依頼したことが一番の強みだった
・本編以外にも、クリエイターがどのようなモチベーションで、どんなことから着想を得て制作をしたのか、制作の過程を見せるコンテンツをつけても面白いのではないか
・「女とは何か」という問いを今の日本で最も独創的かつ美しく表現した作品だった
・女性に対する男性の描き方にやや違和感があり、多くの女性の共感を得るには説得力に欠けていると感じる部分もあった
・望まない妊娠を描いた場面で、全てを男性の責任とするような描き方は適切であったか、反対に女性はこうあるという刷り込みになっていなかったか
・女性が様々な経験をして成長していく姿はきちんと描かれていたが、中絶の場面では女性の体への影響等があまり描かれておらず、不要な要素としてそぎ落とされたのか女性目線ではその点が少し気になった
・テレビ番組というよりは小さな劇場で上演される演劇のようだと感じ、表現も含めてとても斬新だった
・難解な作品だった
・非常に挑戦的な作品だった
・先に最終回を見たところ、とても素晴らしくドラマとしてすごくよくできていると感じたが、最終回を知らなければ途中で脱落していたかもしれない
・10話全体を通してメッセージや意図が伝わるものだったかもしれないが、一本一本見ていくのにエネルギーが必要で、単純に楽しめるものではないと感じたので、最初の段階でもう少し続きを見たいと思わせるような仕掛けがあっても良かったのではないか

■第301回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年5月27日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、木嶋真優、小山薫堂、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、執行役員 メディアビジネス担当 郡司誠致、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 宮田徹
議題
1)「ザ・モキュメンタリーズ 〜カメラがとらえた架空世界〜」
2)6月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、6月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「ザ・モキュメンタリーズ 〜カメラがとらえた架空世界〜」
・切り口は非常に面白いが、モキュメンタリーという限られた世界では幅が広がっていかないので、企画の継続性としては難しいのではないかと感じた
・こうした実験的なコンテンツに挑戦する姿に好感を持った
・ドキュメンタリーをベースとするがゆえにかえって役者たちの素晴らしい演技が感情移入を妨げていた。ドラマ作品として制作しても良かったのではないか
・エンターテインメントに寄せるのか、ジャーナリスティックな視点に寄せるのか曖昧な部分があった。冒頭で視聴者に視点を授けるようなMC的な存在を立てて、最後には余韻を残すための語りなどをいれてみてはどうか
・モキュメンタリーを徹底的に作りこむために、番組の間にあえてフェイクCMをいれてみれば、この放送枠が注目されるようになるのではないか
・「本当」と「嘘」を混ぜてドキュメンタリー仕立てにすると、わずかな違和感がすごく大きく感じられ、それは制作上の難しさだと感じた
・モキュメンタリーという手法を知らなかったが、こうした描き方は今まで自分が見てきたどのドキュメンタリーよりも人に訴える力があった
・所々過度な演出があり、リアリティが感じられなかった
・メディアリテラシーもそうだが、言語のリテラシーを高めていくことが大切であると感じた
・非常にフレームがしっかりした知的なコンテンツだった
・モキュメンタリーの世界観を共有するために、説明過多になっていた
・ドキュメンタリーにある偶発性のようなものが、モキュメンタリーではどういう風に盛り込めるかというのが一つの課題である感じた
・俳優の演技があまりにも自然だったので、どこからどこまで台本に書かれているのか、台本を読んでみたくなった
・作品のメイキングなどもあわせて放送すればコアな層に響くと思う
・なぜ2作品とも同じ年頃の女性が主人公だったのか疑問に思った
・最後に余韻がなくやや物足りなさがあった
・次はどんな内容がくるか楽しみで一緒に考えたいと思ったので、視聴者からテーマを募集してみてもいいのではないか
・内容がシリアスだからこそクスッっと笑えるシーンもあればよかった

■第300回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年4月22日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、朝吹真理子、木嶋真優、別所哲也、村井満、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、執行役員 メディアビジネス担当 郡司誠致、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 植田春菜
議題
1)「ドラマWスペシャル あんのリリック -桜木杏、俳句はじめてみました-」
2)5月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、5月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「ドラマWスペシャル あんのリリック -桜木杏、俳句はじめてみました-」
・WOWOWのオリジナルドラマには、ハードなものとやわらかいものがあるが、この作品はやわらかいドラマとして非常に楽しめた
・主人公の不器用な天才ぶりを非常にうまく表現していた
・広瀬すずさんの演技がとても素敵で、その姿を見ているだけでも楽しくなった
・俳句の世界の豊かさを何度も感じさせられ、良い俳句をいくつも味わうことができた
・俳句の世界が油絵風のアニメーションで表現されているのがよかった
・余白を残すのが俳句だとすると、物語のラストには余白がなく、べたな仕掛けには評価が分かれると感じた
・原作もあわせて読んでみたが、そこにはラップもMCバトルもなく思い切ったアレンジに驚いた
・ドラマを見ていくうちに自然と自分自身の目が杏の目を通して物事をとらえているような感覚に引き込まれていった
・静的な俳句と動的なドラマがうまく融合していた
・登場人物が自分自身の表現をみつけて解放されていくプロセスは自然な演技でとても素晴らしい仕上がりだった
・ドラマを見終わってからもじわじわと考えさせられるような、メッセージ性のある作品だった
・現代人のコミュニケーションの変化に自分自身が戸惑うところもあったので、主人公がコミュニケーションの取り方に悩む姿には共感した
・映画と思うくらいにクオリティが高かった
・今様々な場面で多様性が問わるなかで、自分を解き放って自分で道を切り開いていこうというメッセージが多くの人に響くと良い
・それぞれのキャラクター設定と演出に微妙にずれがあった
・青春の清涼感、やさしさ、やわらかさが溢れているドラマだった
・視聴者が世代を超えてつながれる作品だと感じた
・画面に表示される俳句のフォントについて、それぞれ個性のあるフォントで出し分けても良いと感じたが、統一フォントの使用は演出上のこだわりだったのか知りたい
・登場人物が良い人たちばかりだったので、ライブ感をもって物語を進めるにはアンタゴニスト(=敵対者)をより異質な存在として描ければよかったのではないか
・言葉と向き合っている人だけで物語が作られているようで少し違和感があった。本当はもっと多様な社会であるはず。
・原作からドラマにするうえでどんな難しさがあったのか、オリジナリティをどう加えたのか、ドラマ化して強みになったのはどんなことだったのか気になった
・ドラマを通して、若い人にも実際の句会の様子を知ってもらえて俳句の魅力がよく伝わったと思う
・原作の良さを残したまま見事にドラマ化していて感心した
・こうした心優しいドラマがこのコロナ禍でつくられたということを嬉しく思った
・この作品をきっかけに俳句を始めたり、ラップを聞くようになる人がいるのではないかと感じた
・俳句を区切ったりルビをふることなく一文で表示させているのは俳句への敬意があってとても良かった
・ラップバトルには、即興性があまり感じられなかった
・様々な要素は面白かったが、ストーリーラインがつまらなかった
・日本語の奥深さを味わうことができた