2024年度 委員
- <委員長>
- 福井 健策弁護士
- <副委員長>
- 大日方 邦子パラリンピック金メダリスト
- 石川 光久株式会社プロダクション・アイジ― 代表取締役会長
- <委員>
- 朝吹 真理子作家
- 宇多丸ラッパー/ラジオパーソナリティ
- 川田 十夢AR三兄弟 長男
- 木嶋 真優ヴァイオリニスト
- 小山 薫堂放送作家・脚本家 (2024年11月 退任)
- 鈴木 貴子エステー株式会社 会長 (2024年10月 新任)
- 中山 淳雄Re entertainment 代表取締役 (2025年2月 新任)
- 藤﨑 忍株式会社ドムドムフードサービス 代表取締役社長
(2024年5月 退任)
- 別所 哲也俳優/「ショートショートフィルムフェスティバル&
アジア 代表」
- 渡辺 千穂脚本家
■第338回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2025年2月27日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、大日方邦子(副委員長)、朝吹真理子、宇多丸、川田十夢、木嶋真優、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケティング統括)兼 マーケティング局長 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 樋浦悠真
- 議題
- 1)ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~
2)3月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、3月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)ゴースト・オブ・レディオ~バチボコ怖い心霊バスツアー~
・コラボレーションしながら、新しいものを生み出そうというチャレンジには敬意を表したい。
・同時性の共有という意味での生配信ドラマに伴うわくわく感や緊迫感などを再現しなおそうという試みも含めて、期待値高く見始めることが出来た。
・生配信した作品を、どういう視点でディレクターズカット版とうたっているのかが気になった。
・長回しのカメラワークが、誰かの目線を演じているのか、何の主体として動いているのかが分からなくなるところが多くあり、見ていて混乱した。
・この作品をバラエティーと捉えていいのか、ドラマとして見るべきなのか、冒頭から分からなくなった。
・ファンコミュニティの中でうけるネタが多用されていて、ラジオリスナー以外はついていけない部分があった。
・2時間という尺が長く感じてしまったので、尺を短くして訴えるというチャレンジをした方がいいのではと感じた。
・日本的なギャグコントドラマとして、海外でも受け入れられる可能性もあるように感じた。
・ドラマとして見ると演出が不思議な部分があった。
・オープニングからタイトルまでのアバンが15分ほどあったが、冒頭でつかみがない点がもったいないなと思った。
・主役が誰なのか冒頭だけでははっきりせず、誰の目線でこの作品を見ていけばいいのか、視聴者にとって分かりづらいのではと思った。
・生配信ドラマだからという特性はあると思うが、時間を埋めるためのシーンのように見えてしまうところがあるのが気になった。
・2時間ドラマにするには、全体的にネタが足りないように感じてしまった。
・企画自体はとてもチャレンジングで、うまくやれば大ヒットを狙えるのではと思った。
・生配信ドラマならではの高揚感や、制作陣のラジオやエンターテインメントに対する愛を感じる作品だった。
・コミカル感が押し付けられているような印象を持った。
・三四郎をメインに据えた方が、面白いのではと思った。
・登場人物が多すぎるような印象だった。
・エンターテインメントとして、面白いな、夢があるなと最後に感じることができる作品だった。
・ラジオ内のスラングが、映像の中に溶け込んでいて、リスナーは楽しんでいるだろうと思った。
・ラジオ内のトーンをきちんと映像化したのは伝わってきたが、この作品についてこられるリスナーは経済的にも限られてくるだろうと感じた。
・本編前の説明映像が、シリアスなのか、お笑いなのか、演劇的に見るべきか、ドラマとして見るべきなのかが分からない作りだった。
・生配信でフィクションを作るという取り組みは面白いと思うので、短編でのチャレンジも見たいと思った。
・冒頭の音と映像の雰囲気はホラー感満載だったが、特にホラー要素はなく、次第にお笑い要素が増えたり、歌唱シーンが入ったりと、いろいろな要素がミックスされているように感じた。
・生配信するのであれば、東京タワーやOOH広告と連動したりなど、リアルな仕掛けがあってもいいのではと思った。
・架空のお笑い芸人を俳優の方が演じることや、架空のラジオ番組を面白く描くことの難しさを感じた。
・一度始めたら止められないという生ドラマの座組は、放送の原点回帰だなと感じた。
・ラジオとの連動ドラマに、バスツアーの要素を組み合わせた点は、少し欲張りすぎだったのではと感じてしまった。
■第337回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2025年1月23日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、宇多丸、川田十夢、鈴木貴子、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 島本時
- 議題
- 1)WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live "W"
2)2月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、2月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)WOWOW presents WEST. 10th Anniversary Live "W"
・音楽という側面でここまでWEST.を切り取れたのは、これまでアーティストと築いた信頼関係があったからこそだろうなと感じた。
・バラエティー番組などで見る顔とは違うWEST.の新たな一面が見られていいなと思った。
・メンバーの方が、作詞や作曲をしているのを知らなかったので、それを知ったうえで曲を聴くと新鮮だなと感じた。
・最新技術やテクノロジーを使った映像的な工夫はもっと出来たのではと感じた。
・ファンの方にとって、大満足な番組だと思った。
・バラードで始まり、メンバーのアップの映像などミニマルなところから始まる演出はかっこいいと思ったが、途中からセットチェンジや衣装替えも多く、ライブというより、テレビの歌番組のような作りになっていってしまっている所がもったいないなと思った。
・グループ初期の曲を歌う際、ポップな衣装に着替えていたが、このライブを一続きのような作りにするのであれば、最初のバラードを歌っている衣装のまま、初期の曲をどう歌うのかを見せた方がいいのではと感じた。
・パフォーマーとしてのWEST.の実力の高さに驚いた。
・歌っているとき以外の、メンバーの皆さんのアイコンタクトの瞬間なども映像で捉えていた所は、WOWOWでやる意味があるなと思った。
・最初のシーンの映像が、いわゆるパワフルなアイドルのステージとは違う一面で惹きこまれた。
・この番組を機にアーティストに興味を持たせるために、ファッションブランドと組んで、衣装も思いっきりファッションに寄ったものにしたり、ファッションフォトグラファーを起用して撮影した写真を見せるなど、音楽以外の要素を入れても面白いのかなと思った。
・アーティスティックな没入型の映像を組み込むなど、普通のステージと違う工夫をすると、ファン以外の方にもより響くのではと思った。
・WOWOWでしか見ることができない、今後も展開が広がっていきそうな企画がここにあるという点がすごいなと思った。
・メンバー1人1人の紹介や、グループ紹介なども端的に入れるとファン以外の方にとって分かりやすいのではと思った。
・メンバーのインタビューシーンをコラージュしたようなシーンがあり、かっこよさはあったが、1人1人がどんなメッセージを言っていたのかが気になってしまった。
・アーティストのライブを軸にした多層的な展開は、方向性としていいと思った。
・デビュー前から苦労を重ねてきたWEST.のメンバー同士の絆がライブから伝わってきたのがとても良かった。
・WOWOW全体の魅力と、個別に進化していくファンダム向けのコンテンツのバランスをどう取っていくのかが、今後の課題ではと思った。
■第336回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年11月28日(木) 17:00~18:00
- 開催場所
- ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京)
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、石川光久(副委員長)、宇多丸、川田十夢、鈴木貴子、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケティング統括) 兼 マーケティング局長 横山 誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 植田春菜
- 議題
- 1)「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」第1話~第4話
2)12月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、12月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」第1話~第4話
・ドラマ版も、映画版のクオリティーを落とさない期待以上の面白さだった。
・熊、鹿、犬、オオカミなど、動物の生態や在り方を使って、それぞれの個のキャラクターを出すという作り方の完成度が見事だった。
・各話1時間以内の尺にもかかわらず、きれいにまとめられていて素晴らしいと思った。
・第2話はコミカルなキャラクターが出てきて、テイストが急に変わったように感じたが、ドラマの幅を感じられてよかった。
・映画版を入口にして、細かい部分はドラマ版で1話1話を追って見ていくという作り方を考えると、映画版もよく出来ているなと感じた。
・映画の公開タイミングから、10月のドラマ版の放送・配信まで時間が空いてしまうのがもったいないなと感じた。
・キャラ立ちやクリエイションに感動した。
・漫画原作ということで、どのくらい原作に寄り添い、どの部分を改編したのかが気になった。
・北海道のロケ地をダイナミックに使っている点が、作品の壮大さを作っていると思った。
・メイキングや絵コンテ集を出版するなどの展開も実施すると、よりファンに喜ばれるのではと思った。
・原作が漫画だという点に関係なく、第1話を見て、最後まで見続けたいと世界観に引きずり込まれるような素晴らしい作品だった。
・カメラワーク、ライティング、プロダクションデザイン、カラーリング、アクション、ヘアメイク、すべてにおいてアカデミー賞に出品していいと思うほど、素晴らしかった。
・様々な動物が、非常にリアルに描かれていると思った。
・アイヌ文化や、北海道の開拓時代の近代史など、いろいろな要素が絡み合っている細部に引き込まれ、また壮大なストーリーにも引き込まれた。
・第4話で出てくるホテルの舞台装置が面白く、衣装もいいなと思った。
・戦闘シーンや拷問シーンがかなりリアルに描かれていたが、目を背けず、このような人間の不条理さを気付かせるようなシーンを見ることも私たちに必要なことなのではと感じた。
・熱量高く作られている作品だからこそ、見るだけで体力を消耗するような素晴らしい作品だった。
・これだけのビックコンテンツである作品を、映画からドラマ版へとクオリティーを落とさず繋げるという企画は素晴らしく、原作ファンが喜んでいるのが分かるなと思った。
・原作を尊重するがあまり、原作に忠実になりすぎていると感じる部分があった。
・ドラマではコメディ要素を増やしたとのことだが、漫画特有の部分的な息抜きとして入るボケをそのまま映像化すると、リアリティーラインがぐらつく要素につながってしまうように感じた。
・アイヌ文化の描き方については、そのルーツや当事者との関係性をきちんと構築したうえで、時間をかけて、配慮をしながら作られているなと感じた。
・情報量が多い漫画原作だが、テンポを落とさないように、うまく省略しながら、ドラマとして成立させているなと感じた。
・砂金が物語の伏線に関わる色々なものに変わるオープニングアバンが、作りこまれていていいなと思った。
・今後も続きが見たくなる作品だと思った。
・世界観や時代背景などをリアルに作りこもうとすればするほど費用がかさむが、このような大作を作る場合、赤字にならないように作るという意識は大切だと感じた。
・漫画原作には、間の美学や緩急があったが、ドラマ版ではそれが間延びしてしまったシーンがいくつかあるように感じた。
■第335回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年10月24日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、大日方邦子(副委員長)、石川光久(副委員長)、朝吹真理子、川田十夢、木嶋真優、小山薫堂、鈴木貴子、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 石川彰子
- 議題
- 1)小林聡美NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ
2)11月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、11月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)小林聡美NIGHT SPECTACLES チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ
・WOWOWがこのような興行をやっていることを知らなかったので、すごい取り組みだと思った。
・ライブ会場で見ていれば面白いイベントであったと思うが、番組として考えると、ゲストをもっと呼んだり、幕間で企画VTRを流すなどのサービスをもう少し充実させてもいいのではと感じた。
・企画意図が面白く、興行としては大成功したのではと思う。
・出ている演者のファンだけでなく、俳優によるコンサート「NIGHT SPECTACLES」というこの企画のシリーズ自体のファンが増えるとよりいいのではと感じた。
・第3弾、第4弾とぜひ続いてほしい企画だと思った。
・イベント単体で終わるのではなく、このイベントにまつわるショートドラマを作るなど、さらなる展開をするとより視聴者が増えるのではと感じた。
・リラックスして見ることのできる番組だと思った。
・番組というより、コンサートを家で聞いているような気分になり心地よかった。
・小泉今日子さんの演出ならでは、という箇所が分からなかったので、その部分をより読み解くためにも、制作の舞台裏も見てみたいと感じた。
・「チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ」という架空の設定に関する説明を番組の冒頭ですると、番組だけを見た人にとってより分かりやすかったのではないか。
・事前に見たビジュアルや世界観、小泉今日子さんが演出されるといった部分でわくわくして、期待感を持てた。
・ライブ会場にいれば世界観に没入できたと思うが、テレビで番組として見ると入り込めず、寂しさを感じた。
・昭和の歌謡曲を歌うという企画だったが、知らない楽曲もあり、見ていて疎外感を感じてしまった。
・阿部サダヲさんの登場で一気に世界観を作っていくような演出や構成がよかった。
・小林さんの衣装が秀逸だと感じた。
・番組冒頭は白黒でおどろおどろしい独特の世界観のある映像であったにもかかわらず、最後のエンディングは、ステージ裏を見せるメイキング感のある映像で、演出にちぐはぐ感があった。
・俳優によるコンサート「NIGHT SPECTACLES」をノーカットで放送として届けるという打ち出し方にわくわくした。
・ライブをノーカットで見せるということは、それだけ音、歌唱力などすべてに対してクオリティーが求められるので、15分~20分程度の短い尺だとよりおもしろいのではと感じた。
・身内で楽しんでいる感じがあったので、ジャンル違いの人や昭和と違う世代の人がプロデュースするなどもよかったのではと感じた。
・観客との一体感が映像ではあまり伝わってこなかったので、もう少し工夫があってもよかったのではと思った。
・オリジナル曲を披露するという取り組みが面白く、オリジナル曲をトラックとして販売できるといいのではと思った。
・新規事業としては、素晴らしい企画だと思ったが、番組として見ると好みの分かれる作品だと思った。
・舞台裏を中心としたドキュメンタリーも面白いのではと感じた。
・「俳優によるコンサート」というブランドを確立していくためには、定期的にこのイベントを実施する必要があると思った。
・テレビを使った新しい楽しみ方として、例えばライブ配信を見る際に一緒に楽しむお酒と食べ物をECサイトで販売して届けるなどの取り組みをしても、面白いのではと思った。
・地上波の番組は一方方向だが、今回の番組は双方向性を感じる劇場型の番組で面白いなと思った。
・聴こえにくい人への法的義務や人道的見地のみならず、潜在的視聴者の拡大のためにも、歌詞についても字幕の付与を検討すべきと思った。
・俳優によるコンサート「NIGHT SPECTACLES」という企画だが、畑違いのことをやっている姿を見るよりは、俳優という普段自分たちがいるフィールドでのベストな姿を見たいと感じてしまった。
■第334回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年9月26日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、石川光久(副委員長)、朝吹真理子、宇多丸、川田十夢、木嶋真優、小山薫堂、別所哲也(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケテイング統括) 兼 マーケティング局長 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 植田春菜
- 議題
- 1)「連続ドラマW 完全無罪」第一話~第三話
2)10月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、10月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)「連続ドラマW 完全無罪」第一話~第三話
・とても見応えのある作品だった。
・多少強引に見えるストーリー展開や設定もあったが、俳優陣の演技が素晴らしく、それをカバーしていた。
・平山役の北村有起哉さんが、冤罪とも犯人とも取れるキャラクターを演じていて素晴らしかった。
・次が見たくなる要素が、各話に盛り込まれていてグイグイ引き込まれた。
・20年以上昔の事件が、若い女性弁護士の一言で、ここまでうまくひっくり返るものなのかという設定の部分には疑問が残った。
・被害者の一人だったというトラウマ以外にも、主人公の何か優れた部分が、もっと突出して描かれるとなお説得力が増すように感じた。
・胸がざわざわするような音楽が効果的に使われているように感じた。
・自分の猜疑心の問題により、自分の中でどんどん疑いが膨らむと、すべてがそのように見えてしまうということは怖いなと思った。
・音楽と会話の音量に差があり、バランスがもう少し取れているといいのではと感じた。
・社会派ミステリーとして、冤罪というテーマを扱うこと自体はいいが、被害者の一人でもある女性弁護士が、事件の再審弁護を担うという設定は現実的ではないなと感じた。
・報道を持たないWOWOWだからこそ、この作品のテレビドラマ化に際して、原作にない部分をどう付加したのか、逆に何を削ったのかが気になった。
・リーガル作品は、説明台詞が多くても、自然に見せなくてはならないという点で、究極の会話劇だと思うが、キャスト陣の説得力のある表現がよかった。
・田舎の風景シーンなど、画力が魅力的だと思った。
・主人公の設定の特殊性に頼ってしまっている作品だなと感じてしまった。
・報道がないWOWOWだからこそ、報道の部分をもっと強調するようなアレンジがあってもよかったのではと思った。
・登場人物それぞれが抱える事件を同じリズムの編集やトーンで描き続けることで、息苦しさを感じる部分があった。
・間を音楽で埋める作品が多い中、あえて無音のシーンなどもあり、静かなシーンで不穏な雰囲気が表現されており、そのテンポ感がとても良かった。
・自分のためではなく、大切な人や家族など誰かのための方が、人間は動くものなのだという心情が描かれていて、考えさせられた。
・登場人物の中で、最後の真犯人の描かれ方がやや薄く、違和感があった。
・エンターテインメントにとらわれない、メッセージ性のある問題提起をしてくれるような意義のある作品だった。
・長回しのシーンで使われるズームやその他の技法により、主人公の心のゆらぎや、心情がうまく表現されているように思った。
・思わず最終話まで見てしまう力がある作品だと感じた。
・冤罪問題を扱う際に、本当にやっていたかどうかという疑念に焦点を当てることに疑問を感じた。
・冤罪問題を深掘りするのではなく、ただ物語の素材として扱われていないかと感じた。
・大森監督はディテールにこだわる監督だからこそ、使い込んだ鞄を使っているイメージのある弁護士の鞄が、新品のように見えてしまい、その点が気になった。
・作品の結末は白黒つけず、曖昧なグレーで終わるということでもよかったのではと感じた。
・弁護士の立場から見ると、弁護士である主人公の行動や設定、尋問シーンなど、違和感が多かった。
・逮捕された側にとって、日本の刑事司法や刑事捜査には絶望しかないという大事な点を、この作品は極めてリアルに描いていると感じた。
■第333回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年7月25日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、大日方邦子(副委員長)、石川光久(副委員長)、宇多丸、川田十夢、小山薫堂、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケテイング統括) 兼 マーケティング局長 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 片桐大輔
- 議題
- 1)「WOWOWオリジナルアニメ ばいばい、アース」第一楽章~第五楽章
2)8月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、8月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)「WOWOWオリジナルアニメ ばいばい、アース」第一楽章~第五楽章
・多様性というテーマを生き物の継ぎはぎのような世界観で表しているように感じた。
・内容が難しい原作を映像化するという難しい試みに挑戦している印象があった。
・異世界の物語ということで、新しい設定が出てくるたびにテロップでの説明が出てくることで、設定が設定を呼んでいる感じがして、見る人を選ぶ作品だろうなと感じた。
・ハイファンタジーと呼べるほど、緻密に構築された世界観であるが、キャラクターや語り口はポップであるというバランス感がよかった。
・世界中のアニメファンが反応するような世界観だった。
・多様性というテーマや強い女性が主人公である点など、題材の選び方は間違っていないと感じた。
・主人公の衣装やキャラクターの髪型など、ディテールに疑問を感じる部分があった。
・原作を忠実に再現しているとは思うが、物語の進み方がスローテンポに感じた。
・設定が難しい作品だと感じた。
・主人公の描かれ方は魅力的で、主人公の存在意義や、自分探し、アイデンティティー、孤独を感じている点や、交じり合いたいという気持ちは誰にとっても感情移入しやすいと思った。
・ルールやテロップ表記が多く、内容がすんなり入ってこなかった。
・三社での共同制作に当たり、WOWOWがクリエイティブ面でどれだけ関わったのかが気になった。
・自分が子供の頃に見たアニメと、質感や技法が変わっていないような印象だった。
・洞窟や夜景のシーンなどの背景にグラデーションがなく、違和感があった。
・キャラクターの喋るトーンや速度が一緒だった点が気になった。
・殺陣のシーンが簡略的で、アクションシーンはもっと作りこんでほしいと感じた。
・感情の表現が、同じ技法でしか表現されていなかったので、既視感のある絵柄という印象だった。
・エンドロールの絵の質感が素敵だった。
・ベテランから、若手の声優の方が参加していて、多くの声優ファンには刺さる作品だろうと感じた。
・テロップ表記によって、作品が見やすくなっていた。
・映画などを好む方が多いWOWOW加入者が、この作品をどう感じるのかが気になった。
・例えばWOWOWでは放送・配信を行なわず、よりアニメと親和性のある他プラットフォームのみで配信するという選択肢もいいのではと感じた。
・昔見ていたアニメとタッチが変わらず、リラックスして見ることができ、安心感があった。
・異世界ファンタジー作品は制作が難しく、お客さんも制作会社も選ぶものであると感じた。
・難しい原作を映像化する際は、足し算ではなく、引き算で制作することが必要だが、その点でも頑張っていたと思った。
・冲方丁さんの原作の世界観がよく表現されていた。
■第332回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年6月27日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、大日方邦子(副委員長)、朝吹真理子、宇多丸、川田十夢、木嶋真優、別所哲也(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケテイング統括) 兼 マーケティング局長 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 高江洲義貴
- 議題
- 1)「連続ドラマW-30 白暮のクロニクル」第1話~第4話
2)7月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、7月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)「連続ドラマW-30 白暮のクロニクル」第1話~第4話
・漫画原作を映像化していく意義や意味、漫画原作とドラマとの境界線をどう乗り越え、どう協力しながら作っていったのか気になった。
・テレビドラマとして王道な作品の作り方だと感じた。
・扱うテーマがオキナガというファンタジーであり、ミステリーなものであるということもあり、作品の時代設定が序盤ではつかみづらかった。
・ミステリーの要素や、緊迫感を作ろうとするあまり、音楽が多用されていると感じた。
・キャラクターのセリフ運びが、みな同じトーンやテンポに見えてしまった。
・ありふれた音楽ではなく、JAZZなどより斬新な世界観があってもいいのではと思った。
・クローズアップショットが違和感を覚えるほど多く、俯瞰の画が少ないように思った。
・ドローンショットやGoProなどを使った新しい画がなかったため、あえてそのようなものを排除した作品作りをしているのではと感じた。
・全体のトーンに起伏がなく、平坦な印象の作品だった。
・作品に対しての情熱や熱量、精度と密度が込められたドラマだと感じた。
・情報量が多く、原作を知らない状態で見ると、集中して見ないとついていけないように感じた。
・何を伝えたいのかがよく分からず、伝えたいメッセージがぼやけているような印象だった。
・原作との差別化に効果的である音楽の付け方をもう少し斬新にする工夫が欲しかった。
・漫画原作を読んで、ドラマとの対比を見てみたくなる作品だった。
・第1話~第4話については、演出が一辺倒で平坦な印象だったが、第5話の終盤から一気に面白くなったと感じたので、物語の盛り上がりを前半に持ってくると視聴継続を促せるのではと感じた。
・雪村という主人公が空間記憶を巡るシーンがあったが、ドローンやフォトグラメトリといった最新技術を使うなど、映像効果を加味した演出があっても面白いのではと感じた。
・主人公が88歳という設定だったが、しゃべり方は若者のようで、深みや老人感が全くなかったなど、不老不死の種族であるオキナガという神秘的な存在を信じ込めない部分があった。
・原作とドラマを見比べてみると、映像的にブラッシュアップされていていいなと感じた。
・車内で会話をしているシーンで、斬新な撮影手法が取り入れられていてかっこいいと感じた。
・各話の冒頭のアバンから作品タイトルが出てくるところが、かっこよかった。
・漫画原作をドラマ化するということの難しさを感じる作品だった。
・30分枠作品だが展開のテンポが遅く、時間枠の特性が活かされていないと感じた。
・オキナガという存在に込められた現代における重いテーマが、所々に出てくるコミカルなシーンにより、軽く見られてしまうと辛いなと感じた。
・漫画原作ファンからの期待が高い作品であっただろうと感じた。
・ゆうきまさみ先生の作品は、細部のリアリティを積み上げていく作風であるが、ドラマでは、細部のリアリティがないシーンがあったように感じた。
・強いのに脆い部分があり、羨望されるがゆえに、虐げられる存在である不老不死のオキナガというモチーフに惹きつけられた。
■第331回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年5月23日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、大日方邦子(副委員長)、石川光久(副委員長)、朝吹真理子、宇多丸、川田十夢、小山薫堂、藤﨑忍、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執⾏役員(マーケテイング統括) 兼 マーケティング局⻑ 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括) 口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 金山麻衣子
- 議題
- 1)生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」#3、#5、#12
2)6月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、6月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)生放送!井上芳雄ミュージカルアワー「芳雄のミュー」#3、#5、#12
・生で歌われる出演者の皆さんの歌声に大変感銘を受けた。
・スタジオのセットや、出演者の方の個性豊かな衣装が、視聴者にとってごちゃごちゃしている印象を与えてしまうように感じた。
・ミュージカルファン以外も視聴ターゲットとするならば、ゲストには全く違うジャンルの俳優を起用してもいいのではと思った。
・ミュージカルファンが喜ぶような、長く続く番組になるには、素の表情が垣間見える♯5の雰囲気がいいのだろうと感じた。
・ミュージカル界のスターである井上さんが、番組を任されて出演されている姿は、ファンの方にとっては嬉しいことだなと思った。
・「芳雄のミュース」のコーナーは、ミュージカルに関するリアルなニュースをきちんと粒立てて紹介するなどで緩急がつくのではと感じた。
・ミュージカルに触れていない視聴者の方のためにも、出演している俳優を見た時に抱くミュージカル以外のイメージを伝えるようなサービスがあってもいいのではと思った。
・井上さんの喋りも堪能で、生放送というフォーマットもいいと思った。
・番組冒頭のお客さんの花道を井上さんが歩いてくる演出が、生放送ならではで素敵だった。
・ミュージカルシーンの情報をまとめたマップなどがあると、この番組さえ見れば、ミュージカルの今が分かるという番組になり得るのではと思った。
・ミュージカルファンを拡大する番組をやるという取り組みが素晴らしいことだと思った。
・ファンにとっては、歌っている姿以外のお宝シーンが満載で面白いと思う一方、ミュージカルに興味のない視聴者からすると、番宣番組にしか見えないのではと思った。
・企画次第で面白いVTRはいくらでも作れるはずなのに、トークだけで終わってしまうことにより、制作側が汗をかいていないように感じてしまった。
・出演者のテロップが、出てくるまでに時間がかかっていたため、登場した際にもっと早く表示させる方がいいと感じた。
・生放送番組をリアルタイムで見ようという気持ちにさせるために、ファンに突然電話をかけてみるなど、ラジオ的な要素を入れてみるとよりいいのではと思った。
・「芳雄のスー」などのオンデマンド限定の面白いコンテンツが展開されている点や、公式Xで収録の際の映像や、待ち受け画面の配布などを行なっているなどの視聴者サービスが素晴らしいと思った。
・各ミュージカル俳優の「ここが素晴らしい」と解説するコーナーを設けると、ミュージカルファン以外にも間口が広がるのではと思った。
・ミュージカルファンのための番組に徹底した方が、逆にいいのではと感じた。
・普段ミュージカルという生の舞台で演じている俳優が、生で歌える力量を生放送の中で見せるということが素晴らしいと思った。
・WOWOWというコンテンツメーカーとして、映像や音などの演出の中でWOWOWとしての味付けができていたのだろうか、という点が気になった。
・番組冒頭から出演者の方の歌声を早く聞かせることにより、トーク部分もより生きてくるのではと感じた。
・生放送ならではのやり取りや、緊張感が見えるといいと思った。
・番組の開発意図に、世界のミュージカルの魅力を伝えるとあるが、十分に伝わってはいないと感じた。
・ミュージカル俳優の魅力は何といっても舞台の上に詰まっているので、この番組でミュージカルの魅力を伝えて、最終的にどの番組につなげるのか、舞台中継が減ってきているという現状を踏まえて今後の戦略が気になった。
■第330回WOWOW放送番組審議会
- 開催年月日
- 2024年4月25日(木) 11:00~12:00
- 開催場所
- WOWOW本社およびオンラインでの併用開催
- 出席者(敬称略)
- ◆ 委員
福井健策(委員長)、石川光久(副委員長)、宇多丸、川田十夢、小山薫堂、渡辺千穂(敬称略)
◆WOWOW
【WOWOW】代表取締役 社長執行役員 山本均、取締役 専務執行役員(事業戦略統括)井原多美、執行役員(マーケテイング統括) 兼 マーケティング局長 横山誠一、執行役員(会員サービス、コンテンツ・クリエイティブ統括)口垣内徹、コンテンツプロデュース局長 吉雄文斗、事業戦略局長 河津孝宏、コンテンツ戦略部長 宮崎純子、審議番組担当プロデューサー 射場好昭
- 議題
- 1)アクターズ・ショート・フィルム4 ♯1~♯4
2)5月の編成について
- 審議の概要
- 1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 宮崎純子より、5月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
- 審議
- 1)アクターズ・ショート・フィルム4 ♯1~♯4
・普段俳優で活躍されている方が、監督としてショートフィルムを撮るという企画にダイナミズムを感じた。
・普段演じる側であっても、映像のイメージを持っているということが分かって興味深かった。
・予算や撮影日数などの条件が決められていることや、監督自らが出演しなくてはいけないなどの企画のルールを提示してから見てもらうのも面白いと思った。
・ショートショート フィルムフェスティバル & アジアでの入賞につながるかもしれないという点が、監督にとってもモチベーションにつながると思うので、ぜひ続けてほしい企画だと感じた。
・俳優にとっても、監督をするという機会は滅多にないと思うので、特別感がある企画だと思った。
・各俳優の監督としての演出によって、表に出ているイメージと異なったり、知らなかった感性を見て取れることが新鮮だった。
・短編であるからこそ、視聴者にとっても見やすい作品だと思った。
・作品ごとにカラーがある点が面白く、等身大の話があったり、ホラー作品があったりと、作品の内容でカテゴライズされない点がいいと思った。
・メイキングも見たくなる作品だと感じた。
・尺に制限があることが、枷でなく短いなりの構成を考えることが可能性につながるのだと思った。
・各作品とも、何度も見れば見るほどじわじわと面白さが際立つ作品だった。
・なぜ各監督がこのテーマを選んだのかという過程やメイキングも一つの番組としてパッケージにして、この企画の一部にした方が、より面白くなるのではと感じた。
・ショートショート フィルムフェスティバル & アジアでの入賞を目指すことが前提となっている企画とのことなので、それを全面に打ち出すことで、より視聴者が応援したくなるのでは感じた。
・監督にとってもクリエイティビティの発見につながると思うので、面白い企画だと思った。
・賞を取るという目標に向けて、俳優が勉強し、成長していく様子を入れるなど、リアリティショーの要素を入れる方がいいと思った。
・俳優が監督しているがゆえに、各作品において俳優の活かし方が素晴らしいと思った。
・視聴者に面白いと思わせるためにも、脚本にもっと時間をかけるべきだと感じた。
・映画監督を目指す人がたくさんいる中で、なぜ俳優が監督をするのかという点に違和感があり、監督に選ばれる俳優の選定理由が気になった。
・監督本人にどのように作品の感想をフィードバックしていくのか、それを踏まえたうえで、今後この企画は何を狙っていくのかが気になった。
・映画監督を目指す若者に撮ってもらったり、俳優ではない職業の方に撮ってもらうなども見てみたいと思った。