CORPORATE INFORMATION

2020年度 委員

<委員長>
泉谷 直木アサヒグループホールディングス株式会社 特別顧問
<副委員長>
林 文子横浜市長
福井 健策弁護士
<委員>
朝吹 真理子作家
石川 光久株式会社プロダクション・アイジ― 代表取締役社長
大日方 邦子パラリンピック金メダリスト
木嶋 真優ヴァイオリニスト(2020年12月新任)
小山 薫堂放送作家・脚本家
村井 満公益社団法人日本プロサッカーリーグ チェアマン
千住 明作曲家(2020年11月退任)
別所 哲也俳優/「ショートショートフィルムフェスティバル&
アジア 代表」
渡辺 千穂脚本家

■第299回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年3月25日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、石川光久、木嶋真優、別所哲也、村井満(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 専務執行役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 中村梓
議題
1)「中島健人の今、映画について知りたいコト。」
2)4月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、4月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「中島健人の今、映画について知りたいコト。」
・今まであまり馴染みがなかった監督についても興味深く知ることができ、池袋のIMAXシアターにもぜひ行ってみたいと思わせる、劇場の楽しみを伝えてくれる番組だった
・中島さんの親しみやすいキャラクターに好感が持て、映画の楽しみを多くの人に伝えられたと思う
・中島さんの視点や表現者としての夢を語る部分には、非常に前向きな若いエネルギーが感じられた
・タイトルにある、"今"中島さんが知りたいコトが彼自身の生の言葉として表現されていたのか、制作者側があらかじめ用意したものを展開していると感じる場面があった
・映画の作り手や映画人を目指す人にとってもヒントの多い番組だった
・視聴者の知りたいことにつながっていたか、この番組を通して何に迫れたのか、何を伝えられたのかという視点は制作者側で自問自答すべきだと感じる
・こうしたインタビューの際には設問力が問われるので、リサーチを含めた事前の準備が大切である
・番組の長さが30分でとても見やすく、ちょうどよかった
・ゲストのバランスが素晴らしかった
・クリストファー・ノーラン監督に中島さんが英語でインタビューしていたが、日本語で質問をして深堀していくスタイルの方が、視聴者にも分かりやすかったのではないか
・制作側の様々な意図が詰め込まれすぎていて、番組を通してのメッセージが伝わりづらかった
・コロナ禍と表現活動ということが前面に出ていたが、その内容に既視感があり、半年前ではなく今やるのか?という印象を持った
・ライトユーザーが作品をいかに楽しむかを伝える番組であるとストレートに伝わってきた
・対談中のカメラワークにアップが多すぎて違和感があった
・ライトユーザー向けの番組であるもののインタビュー中に名前が上がる作品についての解説があまりなかった

■第298回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年2月25日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、福井健策(副委員長)、石川光久、大日方邦子、木嶋真優、小山薫堂、村井満、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 専務執行役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 大垣宏人
議題
1)「スピルバーグの⼦どもたち」
2)3月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、3月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「スピルバーグの⼦どもたち」
・自分自身がスピルバーグ世代なので、当時見た映画のことなどを色々と思い出した
・番組をきっかけに、子供と一緒にもう一度スピルバーグ作品を見てみたいと思った
・オンライン上映という設定において、セリフとセリフではないような部分を感じ、そこにモヤモヤしてしまった
・密度が非常に濃い番組だったが、裏を返すと欲張りすぎたという印象があった
・リアリティにこだわったスピルバーグの作風について展開しながらも、オンライントークはカメラで撮影したものを合成したようでリアリティがなく、作りもの感があった
・現代人は90分を長いと感じてしまうと思うので、これだけ内容の濃いものを90分に詰め込んでいくと、少し重たい気がした
・コロナ禍もからめて描かれていたが、そろそろそうした演出から脱却したほうがよいのではないかと思った
・オンラインでの3人のトークが別撮りのように見えて、それを劇場で見る2人の様子にリアリティが感じられず、熱量が下がってしまった
・異常な熱量のあるファンの話は面白いが、スピルバーグに影響を受けた人として登場した人々がそこまで面白いエピソードを持っていないような気がした。映画人にこだわりすぎず、無名の人でも異常な熱量を持った人を起用しても良かったのではないか
・取材が難しかったとは思うが、スピルバーグに近しい人、裏方さんやハリウッドで働いている人たちの話が聞ければよかった。
・スピルバーグVSルーカスなど、ファン同士で戦うようなファン合戦の演出があれば面白かったのではないか
・映画を愛する放送局だからこその番組だった
・劇場の2人の掛け合いが、フィクションとノンフィクションの間のつなぎのような印象があり、違和感があった
・音楽についての視点がなかったが、あの音楽を聴いたらあの映画のあのシーンだ、と誰もが思い浮かべるところに必ずこだわりがあるはずなので、そうした部分を掘り下げてもよかったのではないか
・タイトルにもなっている、「スピルバーグの子どもたち」というコンセプトにとても惹きつけられた
・スピルバーグを語ると同時に、映画館愛を語る番組だと感じた。放送局でありながら映画館愛を語る番組を作ってしまうところにWOWOWらしさを感じた

■第297回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2021年1月28日(木) 17:00~18:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、木嶋真優、小山薫堂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 専務執行役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 小笠原功真
議題
1)「畑岡奈紗 渋野日向子 ~新たに見つけた私~」
2)2月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、2月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「畑岡奈紗 渋野日向子 ~新たに見つけた私~」
・ゴルフという非常に厳しい競技環境に身を置いているという点で共通している2人でも、競技への向き合い方はそれぞれ違っていて、その違いがとてもきれいに描き分けられていた
・コロナの中でも頑張り方は人それぞれあって、自分なりのやり方で頑張っていけば、この厳しい状況も克服できるのだというメッセージを感じた
・コロナ禍での取材は難しい面もあっただろうが、それぞれの選手が自分自身について丁寧に語る様子はファンにとっても嬉しいものだったのではないか
・演出を過剰にせず、2人をほぼ均等に並べていた点がよかった
・編集の意図を入れ過ぎず淡々と時系列で追っていく手法は、アスリートの素が見えてよかった
・2人の選手を追うドキュメンタリーではあったが、2人が同じ画面に収まるのはワンカットだけで、そこがまた良かった
・今すごく注目されている2人の選手をキャスティングでき、これだけ試合の素材が充実していたのは、WOWOWだからこそできた番組だった
・いたずらに煽ったりゴルフ以外のミーハーな視点にも陥ったりせず、とても選手を大事にしたスポーツマンシップに則ったドキュメンタリーだった
・ゴルフに詳しくない人に向けての補足のテロップがやや唐突で流れを崩していたので、より全体の流れを意識したかたちであればよかった
・人柄が滲み出るような私生活の隙のようなものが、ドキュメンタリーの面白さだと思うので、普段は見ることのできないような姿をもっと掘り下げて欲しかった
・全体の構成が試合のダイジェストを伝えるナレーションから本人の振り返りインタビューとワンパターン化されていていたので、どこか1ホールだけでも、視聴者が一緒にドキドキできるような、感情移入してじっくり見られるパートがあってもよかった
・最後のナレーションやインタビューが副題の「~新たに見つけた私~」に無理に寄せているような印象があった

■第296回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年11月26日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、小山薫堂、千住明、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 専務執行役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組プロデューサー 高江洲義貴
議題
1)「WOWOWオリジナルドラマ 『殺意の道程』」
2)12月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林幹夫より、12月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「WOWOWオリジナルドラマ 『殺意の道程』」
・殺人計画という狂気と、まぬけな笑いの共存を大いに楽しんだ
・人間の一瞬の逡巡や先読みの応酬の結果ズレてしまうところなどディテールの積み重ねで笑いを生んでいるところが面白かった
・リアル感を大切にして、監督・スタッフが地道なことを労を惜しまずやっている。新しいジャンルのドラマを生み出してやろうというスタッフの意気込みを感じる
・幼馴染やこどもの頃会っていたいとこ同士に後々会うと、何歳になってもこどもの遊びみたいに盛り上がってしまう感じがうまく出ている 
・コントになりがちなところ、重厚な画作りやナレーションを含めた音のクオリティの高さにすごく面白く見られた。バカリズムさんのセンスの良さに脱帽した
・WOWOWドラマの幅をこの番組が広げた。バカリズムさんと井浦新さんのコンビをまた見たい。
・ひとつひとつの場面の何気ない日常の「あるある」に親近感を感じ、心が軽やかになって癒された
・ドラマっぽさとコントの要素がうまく混ざっていて新しいドラマの楽しみ方を感じた
・似たようなパターンの笑いがあったのでもう少し違うパターンがあると良かった
・これで持つのか、引っ張っていけるのかという点があり正直途中少し飽きかけた
・構成的には想定内だった。サプライズやもうひとひねりがあっても良かった

■第295回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年10月22日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、福井健策(副委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社長執行役員 田中晃、取締役 専務執行役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執行役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執行役員 コンテンツ制作局長 小西真人、コンテンツ戦略局長 口垣内徹、メディアビジネス局長 横山誠⼀、コンテンツ戦略部長 栗林幹夫、審議番組担当部長 長谷川徳司、審議番組プロデューサー 射場好昭
議題
1)「ノンフィクションW 山里亮太 ぼくはなぜしゃべりつづけるのか」
2)11月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林 幹夫より、11月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「ノンフィクションW 山里亮太 ぼくはなぜしゃべりつづけるのか」
・山里さんは器用な方だと思っていたが、番組を通じてものすごく努力をされている方なのだということが分かった
・自分の今の立ち位置にいるために自身の源となっているものを磨くというのは並大抵の努力ではなく、そうした努力の上に今があるのだと感心させられた
・自分にはセンスも才能もないと感じている山里さんが競争の厳しいお笑いの世界でどう生き抜いてきたか、そのポジションをどう確立してきたのか、を面白く見ることができた
・『年齢・舞台・コロナ禍』の三つの軸をうまく織り交ぜながら、内面の変化を描き出していた
・その時に話題の"旬の方"を取り上げるのは非常に難しいと感じた。普段視聴者が見ている光の部分だけではなく、あえて影の部分を描くこと、表に出したがらない部分をいかに見せられるかがドキュメンタリーの醍醐味だと思う
・『天才か?クズか?』というオープニングは抜群に良かったが、全体の内容は番組のタイトルの「ぼくはなぜしゃべりつづけるのか」には届いていなかった
・お笑いに詳しくない人にも山里さんの凄さがわかるように構成に工夫があればよかった
・言葉を最大の武器にして生きてきた芸人として『言葉』をめぐる苦しみや葛藤にどう向き合うかという点も描いてほしかった
・番組がトークライブ制作に伴うメイキングに見えて、ドキュメンタリーが本来持っている生々しさがあまり感じられなかった
・ドキュメンタリーの輪郭をなぞった急ごしらえの印象があったので、一つのことに焦点をあててもよかったのではないか

■第294回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年9月24日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、石川光久、大日方邦子、小山薫堂、千住明、別所哲也、渡辺千穂(敬称略)

◆WOWOW
代表取締役 社⻑執⾏役員 田中晃、取締役 専務執⾏役員(メディアビジネス、特命危機管理担当) 山崎⼀郎、取締役 常務執⾏役員(コンテンツ戦略、コンテンツ制作、スポーツ担当) 田代秀樹、執⾏役員 コンテンツ制作局⻑ ⼩⻄真人、コンテンツ戦略局⻑ 口垣内徹、メディアビジネス局⻑ 横山誠⼀、コンテンツ戦略部⻑ 栗林幹夫、審議番組担当プロデューサー 石川彰子
議題
1)「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」
2)10月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)コンテンツ戦略部長 栗林 幹夫より、10月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「劇場の灯を消すな!Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」
・緊急事態宣言が解除された2週間後に撮影し、その2週間後に放送するというスピード感に、演劇ファンの多くが感激したのではないか
・出演者も豪華で進行も軽妙で、生の音楽も素晴らしく、画面を通しても舞台を見ている気持ちになり、また劇場に足を運んで舞台を見られる日が早く来ればいいなと感じた
・地上波でなかなかこういうテイストの番組を作ることが許されない中で、WOWOWでこういうものが成立するということが本当に素晴らしいと思った
・130分をもう少し効率的に構成できたのではないかと思うが、いろいろなトライをするという意気込みが見えた
・松尾さんがダンスをしながら劇場に入っていくオープニングアクトが素晴らしかった
・最前列で見ているような、普段以上に感情移入して舞台にのめり込むことができた ・松尾スズキさんの世界観に対してどこまでWOWOWが演出上での注文を付けたり、協議の上で生み出したものがあるのか気になった
・演劇界の新しいスタイルを開発するきっかけ、演劇人とテレビマンが融合した新しいエンターテインメントになるのではないかなと思った
・演出にアクリル板が使われていたが、アクリル板を使ってやることは非常事態である、というメッセージのように思えた
・全体を通して、アクリルボックスが必然性のあるセットのように思えた
・アクリルボックスの使い方について新型コロナウイルス対策に関するガイドライン等に沿っているものか気になった

■第293回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年7月30日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、福井健策(副委員長)、石川光久、大日方邦子、小山薫堂、千住明、別所哲也、村井満、(敬称略)

◆WOWOW
田中晃(代表取締役 社長執行役員)、山崎一郎(取締役 専務執行役員・マーケティング、特命危機管理担当)、田代秀樹(取締役 常務執行役員・編成、制作、スポーツ担当)、吉雄文斗(編成局長)、小西真人(執行役員、制作局長)、横山誠一(マーケティング局長)、徳永由紀(編成戦略部長)、⾦山麻衣子番組担当プロデューサー
議題
1)「僕らのミュージカル・ソング2020 第⼀夜」
2)8月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)編成戦略部長 徳永由紀より、8月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「僕らのミュージカル・ソング2020 第⼀夜」
・コロナ禍における取組みの第一歩として、とても意義のある良い番組だった
・ケリー・オハラさんの歌唱は圧巻で、あのクオリティの歌を自宅から遠隔で届けてもらった意味はとても大きい
・アクリル板越しにラブソングを歌う様子はコロナに関わらず新たな演出のスタイルとなりそう
・ファンにはたまらない番組だったが、番組制作の神髄としてそれをどうWOWOWらしくしたか、演者のやりたいこと、伝えたいことに寄り添いすぎたのではないか
・94分は長いと感じた
・スタジオのセットが華やかであったが、このコロナ禍だからこそ、あえて簡素なものにした方が様々な価値を伝えられたのではないか
・英語の歌の場面には歌詞のテロップを入れて欲しかった
・スタジオトークの際に音響で笑い声を足したと思うが、ソーシャルディスタンスを意識しているという画作りに対して、笑いを足すことで作りもの感がでてしまい違和感があった
・WOWOWはCMがなく次に何が来るのかという期待感が持続しにくいので、番組作りの上で高揚感を高めていく工夫があってもいいのではないか

■第292回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年6月25日(木) 11:00~12:00
開催場所
WEB開催
出席者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、福井健策(副委員長)、朝吹真理子、小山薫堂、千住明、別所哲也、村井満、(敬称略)

◆WOWOW
田中晃(代表取締役 社長執行役員)、山崎一郎(取締役 専務執行役員・マーケティング、特命危機管理担当)、田代秀樹(取締役 常務執行役員・編成、制作、スポーツ担当)、吉雄文斗(編成局長)、小西真人(執行役員、制作局長)、横山誠一(マーケティング局長)、徳永由紀(編成戦略部長)、山田雅樹番組担当プロデューサー
議題
1)「異世界居酒屋『のぶ』」
2)7月の編成について
審議の概要
1)審議番組担当プロデューサーより審議番組の説明を行い、意見・感想の交換が行われた。
2)編成戦略部長 徳永由紀より、7月のテレビ番組編成についての説明・報告を行い、 意見・感想の交換が行われた。
審議
1)「異世界居酒屋『のぶ』」
・料理を食べているときの表情や、揚げものの音がすごくよかった
・ビールをおいしそうに飲むのが印象的だった
・深夜ドラマとして気を張らずに見られるユルさのあるドラマだったが、有料で見るレベルではない気がした
・低予算ということもあったのかもしれないが、カツラの浮き具合などやいい加減な無精ひげなどがよかった
・映像の力による美味しさの表現がよかった
・"変な世界"、単純な起承転結ではない奇想天外な世界に面白さを感じた
・"食楽"番組として楽しめた
・途中から日本人同士が飲んでいるような錯覚に陥ったが、中世風の音楽によってドラマの世界に戻された
・日本の食文化の魅力を異世界の視点から描くことで、見落としていた日常の価値に気付くきっかけとなり非常に良かった
・原作のファンか、初めて見る人かによって評価や面白さの視点が変わってくるのかなと感じた ・原作がヒット作なので、原作を大きく変えられない、原作を超えられないという難しさがある ・登場する中世の人々が出てくる料理すべてを絶賛していることに違和感があった
・話数を重ねていくとパターン化してくるところがあり、それを期待する半面また同じかと思う部分ともあった

■第291回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年5月
開催場所
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により書面開催
書面提出者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、朝吹真理子、石川光久、大日方邦子、小山薫堂、千住明、別所哲也、村井満、渡辺千穂
議題
1)「連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~ 第1話」
審議の概要
1)「連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~ 第1話」
審議
1)「連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~ 第1話」
・財政赤字などリアルな社会問題を扱ったWOWOWらしい番組だった
・ストーリーの節々で「官僚の苦悩と葛藤」「政府省庁間の壁」「マスコミへの情報漏洩」等々が織り込まれ、飽きることなく緊張感を持って観られるものとなっていた
・コロナウイルスの影響で沈みがちな現実社会だからこそ、新しい種が生まれるというメッセージは良かった
・事態の深刻さが大学での講義やテレビ番組で解説されるシーンなどで分かりやすく説明され、視聴者にも響く内容になっていた
・原作と同じくらい、あるいはそれ以上に、国家財政の危機を国民一人ひとりが自分事として捉え、考えることの必要性が伝わってきた。今後もWOWOWだからこそ制作可能な、現代日本社会が抱える諸課題を扱った、世間に一石を投じるような重厚な内容のラインナップを期待したい
・リーダーとはどうあるべきかを考えさせられる作品だった
・第1話の前半は特に膨大な説明が必要なドラマだが、キャラのある大学教授を使うなど、見せ方が工夫されていたと思う
・第1話のテンポがよく、財政破綻の切迫感を感じた
・後半が急な展開で残念な感じがした
・チャーチルの言葉と江島の人物像の関連性がわかりにくかった
・冒頭の帝国生命の破綻原因などがもう少し端的に紹介されていればなお良かった
・酒やたばこを過剰に摂取するようなシーンが気になった

■第290回WOWOW放送番組審議会

開催年月日
2020年4月
開催場所
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により書面開催
書面提出者(敬称略)
◆ 委員
泉谷直木(委員長)、林文子(副委員長)、石川光久、大日方邦子、小山薫堂、千住明、別所哲也、村井満、渡辺千穂
議題
1)『「CONTACT ART~原田マハと名画を訪ねて~」#2クールベ/島根県立美術館』
審議の概要
1)『「CONTACT ART~原田マハと名画を訪ねて~」#2クールベ/島根県立美術館』
審議
1)『「CONTACT ART~原田マハと名画を訪ねて~」#2クールベ/島根県立美術館』
・近代美術館に行って作品と対話する流れは最近の主流になっている気もしたが、旅番組としても楽しむことができた
・作品だけでなく美術館自体にも魅力があるのが伝わってきた
・美術館という「静」的なモチーフを「動」画という手段で扱う難しさを感じたが、自然な形で受け入れることができた
・原田マハさんは率直な感性でクールベを邪魔することなく興味深く観ることができた
・文化的教育番組で終わらせないところも良かった
・番組コンセプトが単なる美術鑑賞・紹介番組や教育番組とは違うWOWOWらしい番組作りにつながっていると感じた
・原田マハさんおひとりでアートをナビゲートするスタイルは斬新と思った
・原田マハさんという視点、視座から見えてくる画家と作品の世界観が凝縮された番組だった
・「見たい」と視聴者が思った部分に絵をアップで見せたり、背景を解説したりするなど、かゆいところに手が届くような丁寧な番組に仕上げられていた
・「アート番組」と期待したがやりたいことが分からず、散漫だった
・原田マハさんのパーソナリティーを上手く使えていないと感じた
・画家の紹介や作品の評論についてはナレーションにしたほうが良かった
・アートいう括りは最初に見る人を選んでしまう気もして、それが勿体無かった
・原田マハさんの経歴や作品の情報がもう少しあると良かった