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  • 2019.03.14
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2019年3月定例会見要旨

3月14日(木)、定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:田中晃社長、黒水則顯副社長、山崎一郎専務、橋本元専務(午後のみ出席)、大高信之常務、石垣事業局長

最新の加入状況について(田中社長、山崎専務)

最新2月の加入実績は、 新規加入49,849件、解約57,479件となり7,630件の純減となり累計正味加入件数は2,907,592件。1月は、70,000件近い新規加入を記録。大坂なおみ選手が昨年の全米オープンに続き、グランドスラム2大会制覇を果たした全豪オープンテニス、東方神起の全国ツアーの生中継、連続ドラマWなど各ジャンルでバランス良く加入を集めることができ、月間全体では14,124件の純増という手ごたえのある結果となった。2月は、5万件近い新規加入を記録。アカデミー賞、グラミー賞の2大アワードとラグビー・シックスネーションズを中心に加入を積み上げることができた。3月も丁度半ばとなるが、強いラインナップをきっちり加入につなげ、年度末の加入目標に向けてラストスパートかけて行きたい。

キャンプフェス「FUJI&SUN」について(田中社長、石垣事業局長)

田中社長)今年の5月、WOWOWは「FUJI&SUN」と銘打って、富士の麓を舞台に、初のキャンプイベントに挑戦いたします。このイベントはキャンプと音楽ライブや映画上映、グルメ、アクティビティといった要素が融合したWOWOWならではの新しいエンターテイメントイベントとなる。今回はその概要と見どころについて、石垣事業局長よりご紹介する。

石垣局長)富士山からインスパイアして命名したこのイベント「FUJI&SUN」にWOWOWとして取り組むことになったのは、近年手掛けてきた様々なオリジナル音楽イベントの発展系として「フェス」に取り組んでみたいという現場の熱意がきっかけ。各局が看板となるイベントを継続して展開するように、WOWOWにも毎年継続するようなイベントとして育てていければという思いのもと企画開発を行い、今年の5月にキャンプとフェスを融合させたこの「FUJI&SUN」として初開催する運びとなった。特にキャンプについてはグランピングなども含め、ここ数年ブームの機運が高まっており、WOWOWでもこうしたキャンプコミュニティに向けた新番組「アウトドアシップ~ソト・タビ・アレコレ~」を4月よりレギュラー放送開始するなど、このキャンプフェスと両輪でキャンプコミュニティの取り込みを図っていきたいと考えている。

【開催場所について】
今回のフェスの開催場所は静岡県富士市の富士山こどもの国。企画にあたり数か所をロケハンしたが、圧倒的な富士の景観と自然環境の素晴らしさは他にはない長所だと考えている。また静岡県及び富士市、パートナーとしても参画してもらった静岡新聞、静岡放送など地元の全面的な協力を得られたのも大きな決め手だった。

【コンテンツについて】
■音楽:イベントの柱となる音楽についてはエルメート・パスコアール、セオ・パリッシュら海外アーティストを招聘するなどボーダレスな展開を実現。国内アーティストでは林立夫や矢野顕子といったベテランから竹原ピストルなど幅広い世代をラインナップ。総勢で約25組以上が登場し、3つのステージから、キャンプというシチュエーションにマッチした、ゆったりと楽しめる音楽ライブを展開する。

■キャンプ:もうひとつの柱であるキャンプについては、あらゆるニーズ、シチュエーションに対応したプランを用意した。コールマンとのタイアップによる手ぶらでキャンプや富士山こどもの国に設けられた遊牧民テントパオでの宿泊プラン、オートキャンプサイトなど2500名が宿泊可能。

■シネマ:WOWOWのコンテンツの柱である映画については、屋外とパオを使い3つのスクリーンで上映を行う。富士山が伝説の発祥の地といわれる「かぐや姫の物語」をWOWOWで制作した高畑勲監督のドキュメンタリーと共に上映する企画や、WOWOWで展開するネイチャー・ドキュメンタリー「BBC EARTH」の先行上映やファミリーシアターなど盛りだくさんのラインナップで、普段とは異なる特別な映画体験をお届けしたいと考えている。

■スポーツ/アクティビティ:"冒険のプロ"集団である「人力チャレンジ応援部」と共に現在会場の自然や環境などを上手く活かせるようなアクティビティを複数企画している。また富士山こどもの国の施設と連動したカヌーや動物とのふれあい体験などもご用意している。

■マーケット:地産地消を意識して地元の特選グルメ店の出店やマルシェなど様々なグルメもご用意している。

田中社長)"モノ消費"から"コト消費"へといわれ久しいが、WOWOWに加入して放送でコンテンツを楽しむというのが従来の"モノ消費"だとすると、このイベントを通じてお届けするキャンプサイトでのエンターテインメント体験、いいかえればWOWOW体験を、ある種の"コト消費"と捉え、新しいサービスとして提供できればと考えている。またWOWOWでは昨年12月よりネット同時配信サービスを始めているので、キャンプサイトの焚火を囲みながらスマホやタブレットを通じ、テニスの錦織戦を観戦するといったスタイルでWOWOWのサービスを満喫頂く機会にもつながればと考えている。今後開催に向けてプロモーション展開を強化していくので是非ご支援を賜りたい。

今後の番組編成について(大高常務)

■「連続ドラマW 坂の途中の家」4KHDR試写会
本日リリースを発行したが、最新のカメラを用い繊細な表情の演技の再現など、物語のドラマ性をこれまで以上に追求した4KHDR収録を行った「連続ドラマW 坂の途中の家」のTV作品としては日本初となる「ドルビーシネマスクリーン」での4KHDR試写会を、T・ジョイ博多にて3月27日(水)に開催する。4KHDRのスペックを最大限に表現できる日本で唯一の最新シアターにて圧倒的な映像体験お届けしたい。会場が福岡なので支社等を通じての取材含め、是非ご検討頂きたい。また、東京会場での通常の試写会も4月23日(火)夜にユナイテッドシネマ豊洲にて開催予定なので是非ご検討頂きたい。

■ボクシング井上尚弥、伊藤雅雪 タイトルマッチ生中継決定 
本日番組リリースを発行したが、WBSSの準決勝に挑む井上尚弥選手の試合を5月19日(日)にWOWOWプライムにて生中継することがこのたび決定した。バンタム級の最強の王者を決める決勝進出をかけてスコットランドにて開催されるIBF王者のエマヌエル・ロドリゲスとの注目のビッグファイトにご注目頂きたい。そしてその翌週5月26日(日)には伊藤雅雪選手が海外での防衛戦に挑む注目のタイトルマッチも生中継する。どちらの試合も放送での生中継はもちろん、ネット同時配信も行うので外出先などでも是非ご覧頂きたい。またお手元にご案内状を配布したが、3月17日(日)に辰巳放送センターにて注目の両選手のスペシャル対談及び、囲み取材を行うので是非、取材の方をご検討頂きたい。

■3チャンネルのネット同時配信
12月から本サービスを開始している放送のネット同時配信にて、2月18日より「Paravi WOWOWプラン」がスタートしネット上の手続きのみでパラビ経由でも同時配信の視聴が可能となった。サービススタートから約1カ月が経過したところだが、WEBで申し込み後すぐ同時配信視聴ができるという利便性もあり、「L'Arc~en~Ciel」のライブなどを中心に従来のWOWOW加入者より若い20代~30代の申し込みが目立つなど、新規ルートならではの結果が出ており手ごたえを感じている。また、2月にお届けした2大アワード、グラミー賞、アカデミー賞生中継におけるWOWOWメンバーズオンデマンド利用者数が昨年比約2倍となり、新規加入者のWOWOWメンバーズオンデマンド登録率も増加するなどサービスの定着化に向けて着実に前進している。

2018年度を振り返って(田中社長) 
今回が2018年度最後の定例会見ということでこの場を借りて2018年度を振り返ってみたい。
2018年度は充実したコンテンツを提供できた1年。1991年の開局当初から放送を続けてきたテニスではグランドスラムでの大坂選手の日本人初となる優勝を全国に生中継で届けることができたことを誇らしく思っている。また大型音楽ライブでは国民的な関心事となった安室奈美恵のファイナルツアーを独占放送しWOWOWらしさや存在感を出すことが出来た。ドラマWにおいても「連続ドラマW コールドケース2~真実の扉~」を始め随所でWOWOWらしさを発揮するドラマをお届けできたという実感がある。また2020年に向けてIPCと共同プロジェクトを展開している「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」においては、単なる放送に留まらずオリンピック・パラリンピックスポンサーや自治体、学校などと連携し番組発のムーブメントを起こすところまでプロジェクト自体が成長してきていることを実感できた1年だった。サービス面においては、放送の同時ネット配信をNHKに先駆け昨年12月より本格スタートし、新たなサービスとして提供することができたことは特に大きな成果だと考えている。2019年度も、引き続き外資の動画配信サービスが隆盛を誇るなか、卓抜したコンテンツによる新鮮な感動をお届けし続けていくということと、同時配信を中心にネットサービスの強化にアクセルを踏み込んでいきたいと考えている。来年度も是非ご支援を賜りたい。

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