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  • 2021.03.04
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2021年3月定例会見要旨

3月4日(木)、定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:⽥中晃社⻑、黒⽔則顯副社⻑、⼭崎⼀郎専務、⽥代秀樹常務、早川敬プロデューサー、陸正妍

1. ごあいさつ(⽥中社⻑)

本日はご多用の中ご参加いただきまして、誠にありがとうございます。当社は開局30周年の節目を迎えています。先月全豪オープンテニスで大坂選手が優勝しました。チャンピオンズリーグの独占放送・配信も始めました。また3月1日には、4Kチャンネルも開局しました。オープニングはドラマWの『太陽は動かない―THE ECLIPSE―』の4Kバージョンの一挙放送で幕を開けました。この4K放送が大幅な会員数の増加につながるわけではありませんが、大画面にふさわしい良質なコンテンツを届けていきたいと思っています。

2. 加⼊分析(⼭崎専務)

加入件数について報告をする。全豪オープンテニスが2月に延期されたことにより、1月の加入件数は3万件と低調に終わっている。しかし逆に2月はテニス、チャンピオンズリーグなどのコンテンツに大きな反響をいただき、加入件数は1月の倍の6万件を超える大きな数字となった。正味は18,000件弱の増加となっている。
また、オンデマンドについては、2月の特にスポーツコンテンツの反響もあり、30代以下の若年層の加入が多くなっている。始まったばかりであるので、これからもコンテンツを軸にさらに広めていきたいと考えている。オンデマンドの契約者数については、全体の加入件数に含めて、今後も公表していく所存である。

3.これからの2つの取り組みについて
(⽥中社⻑、スポーツ部兼コミュニティサービス部 早川 敬プロデューサー、映画部 陸 正妍)

田中社長)2つの企画をご紹介する。1つ目は、全豪オープンテニスで行われた『WOWOWテニスワールド』という取り組みである。WOWOWは視聴だけではなく、参加・応援・体験などのコミュニティを活性化させるということを、これまで申し上げてきた。その例として取り組んだのがこの『テニスワールド』である。担当の早川プロデューサーから説明する。

【スポーツ部兼コミュニティサービス部 早川 敬プロデューサー WOWOWテニスワールド】

早川プロデューサー)『WOWOWテニスワールド』は先日の全豪オープンテニスを皮切りにサービスを開始した。そもそもテニスは弊社では30年あまりにわたって放送しており、キラーコンテンツの1つとして認知されている。そのキラーコンテンツを放送・配信という視聴体験だけにとどめず、その先にある楽しみを提供することで、テニスファンにさらにより深く、より広くテニスの魅力を味わっていただこうという思いを込めて立ち上げたサービスである。
現地に行く機会がなく、またこのコロナ禍でますます現地での観戦が難しいテニスファンに、まるでグランドスラムの会場にいるかのような体験をしていただきたい。またファン同士、出演者、制作者らの垣根を越えた交流を促すことで、今まで見られなかった新たなテニスの魅力を知っていただきたいという思いから始まったものである。
●具体的なサービスについて
①WOWOWオンデマンドでの試合観戦誘導と応援
②テニワのプラス1コート無料配信
③オンラインイベントの開催
④現地練習コートと現地記者会見のライブ配信
なお、この④に関しては、一般アンケート調査およびWOWOWのテニスが目的で長く加入している会員とのオンラインミーティングで要望があったサービスである。

①WOWOWオンデマンドでの試合観戦誘導と応援について。1月にリニューアルしたオンデマンドで配信している4コートをサイト上でビジュアル化し、配信に誘導するものである。コートをクリックするとオンデマンドに誘導される仕組みになっている。オンデマンドの利用促進を目指しているが、チャットが利用できるので、視聴者からの選手への応援が可能になっている。なお、このチャットの機能は全サービスに搭載している。
②テニワのプラス1コート無料配信について。これまで放送、配信で拾い上げることができなかった試合をサイト上で無料配信したものである。隠れた好カードや日本人の試合を見たいというファンからの要望も多かったが、このサービスによって視聴が可能になった。
③オンラインイベントの開催について。これは『テニワのオンライン楽屋』と称して展開した。テニスに関するあらゆる事象を「楽屋トーク」してもらうもので、ゲストとしてWOWOWの実況解説者、現地にいる選手やコーチ、メーカーの方々など多彩な方々を招いている。特にセレナ・ウィリアムズさんのコーチのムラトグルーさんなど、まさにワールドにふさわしい方もお招きしている。
内容については、試合の見どころ、深掘りに加え、放送・配信では伝えられない選手の情報、実況解説者のリサーチに関する裏話満載で届けてきた。チャットを使い双方向のコミュニケーションも取ることができた。
テニスに造詣の深い著名人にテニスの魅力を語ってもらう、試合終了直後に解説者に試合の余韻を語ってもらうなどのライブ配信も行った。女子シングス決勝後は伊達公子さんが、男子シングス決勝後はレジェンド、マラト・サフィンさんがオンラインで出演してくれた。
④練習コートと記者会見のライブ配信について。練習コートは現地に行かないと見ることはできないものでまさに現地感を体現するものであり、チャット、SNSで一番反響が大きかった。これは日本初の取り組みであり、きめ細やかなオペレーションを組むことで実現できた。そのオペレーションとは、全豪でワールドフィードを制作している練習コートを軸に、人気選手をピンポイントで撮影するというものである。記者会見については、大会側が作るワールドフィードのみだが、これも日本初の試みであった。ここは通常メディアのみしか入れない場所で、現地でも見ることはできない。さらに試合直後に一言一句もれなく聞けるという点も大きな反響を得ることができた。今回の大坂選手の優勝の際、このテニスワールドとWOWOWオンデマンドで、ファンも参加する特別ライブ配信を大会2日後に実施した。これまでの課題であったファンの熱が冷めやらないタイミングでのライブ配信の実現は、課題解決への大きな一歩だと思っている。

●今後の改善点、課題について
WOWOWオンデマンドとの連携強化は必須と考えている。試合の視聴体験に紐づくサービスであるため、この2つをシームレスにつなぐことが課題である。またサイト自体のユーザビリティもまだ改善の余地がある。グランドスラムがない平時の取り組みについては考案中である。『テニワのオンライン楽屋』をレギュラー化していく予定であるが、今年から放送が始まるATPツアーや週刊情報番組との連携など、これからの課題となっている。その課題をクリアにしていくことで、理想のサービスが明確に見えてくると思っている。
これは初の試みだったので不安は大きかったが、テニスファンから想像以上の反響があり、われわれの目指す方向は正しかったと自信を持った。最終的にはテニスファンがテニスに関するあらゆる楽しみを体験できる場所にしたいと思うと同時に、今後の日本のテニス文化の底上げになるようなサービスにしていきたいと考えている。

田中社長)今日このテニスワールドの説明ができることを、私は非常にうれしく思っている。今まで社長という立場で、この30周年の取り組みの目玉の1つに「WOWOWらしいコミュニティをつくる」ということを、何度も申し上げてきた。疑問に思った方も多数いただろうと思う。その矢先このような取り組みを説明できたことを、本当にうれしく思っている。テニスファンの方にとっては、たまらないサービスが実現できたと、自画自賛している。注目選手の練習コートが見られて、プレスルームも生でのぞくことができ、ファン同士がチャットでやり取りをし、解説者のイベントにも参加することができる、またショップをのぞけば公式グッズも購入できる。まだまだ改善の余地はたくさんあるが、引き続き充実を図っていきたいと思っている。

次にもう1人のプロデューサーを紹介する。WOWOWは海外のさまざまなコンテンツを調達している。昨今ドラマを中心とした中国のコンテンツを幾つか届けているが、その中国コンテンツ担当のプロデューサー、陸を紹介する。

【映画部 陸 正妍 中国ドラマ 調達戦略~中国サスペンスドラマ『推理之王』シリーズ】

陸)WOWOWは総合エンターテインメントチャンネルとして、今までも中国ドラマを放送してきたが、ここ2年ではより多彩なジャンルを取り入れて、複数の枠で中国ドラマを届けるようになった。これまでのラインナップと今後の作品を紹介する。
中国ドラマの放送初期は、『項羽と劉邦』『孔子』『三国志』など史実をベースにした歴史ドラマをメインに放送していた。2019年、宮廷愛憎劇『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃』をはじめ、ファンタジー、サスペンス、ラブロマンスなど中国で話題となったトップクラスのドラマを放送し、時代劇のジャンルを広げた。ブロマンス時代劇『陳情令』、ノンストップアクション『長安二十四時』、ファンタジーラブロマンス『夢幻の桃花 ~三生三世枕上書(ちんじょうしょ)~』、こういった新ジャンルをトライすることで、大きな反響を得ることができた。

今年に入り現代ドラマの放送もスタートした。血のつながりのない三兄妹の絆を描いたホームドラマ『家族の名において』、衝撃の真相が待ち受ける密室型ミステリーサスペンス『摩天楼のモンタージュ』、4月にスタートする宇宙人のヒロインとツンデレ社長の恋を描いたラブコメディ『恋した彼女は宇宙人』。昨年から放送しているグルメドキュメンタリー『風味巡礼 中国から世界を味わう』は、圧倒的な映像力で中国をはじめ世界中の食文化を捉えた究極の飯テロ作品で、シーズン2が毎週土曜午前9時で放送中である。シーズン1は4K版を3月8日より一挙放送する。とても迫力のある映像なので、ぜひ4Kで見てほしい。中国ドラマの間口を広げることによって、視聴者から問い合わせをいただくようになった。中国ドラマの注目度は増していると感じている。

4月におすすめしたい中国ドラマは『ロングナイト 沈黙的真相』である。中国のミステリー界をけん引する作家、紫金陳(ズ・ジンチェン)の『推理之王』という3部作があり、それが『ロングナイト 沈黙的真相』、『バーニング・アイス無証之罪』、『バッド・キッズ隠秘之罪』である。この3部作は全てドラマ化されている。

『バッド・キッズ隠秘之罪』は昨年中国で配信され、ハイクオリティのサスペンスドラマとして社会現象級の話題となった。1月に日本で初放送され、現在はWOWOWオンデマンドで配信中、4K版は3月6日に放送予定である。
4月放送予定の『ロングナイト 沈黙的真相』はこの3部作の中で一番人気の作品で、シリアスな作風とともに、3つの時間軸を追うストーリーラインと現代社会にひそむ闇を暴露するテーマで、中国では2020年の評価ランキングで1位となった。
また3部作の中の『バーニング・アイス無証之罪』は現在WOWOWオンデマンドで配信中である。WOWOWでは『ロングナイト』を含め、中国の東野圭吾と称されているズ・ジンチェンが贈るチャイナノワールの3部作を全て見ることができる。今後のWOWOW中国ドラマをぜひ楽しんでもらいたい。

田中社長)中国の現在の市井(しせい)の方々の生活を番組で見るとは想像もしていなかったが、今回中国の現代ドラマのクオリティの高さ、カメラワーク、編集力のレベルの高さには目を見張るものがあった。引き続き優れた作品を提供していきたいと思っている。

4.今後の編成トピックス(田代常務)

私のほうから3点補足する。その前にテニスだが、ATP500のロッテダム大会が開かれ、錦織選手が激闘の末2回戦に勝ち、ベスト8に進出した。WOWOWではすべてオンデマンド配信している。準決勝、決勝は放送が予定されているので、錦織選手の優勝に向けて熱い応援をお願いしたい。
先ほど陸より『風味巡礼』の話をしたが、『風味巡礼2』の第2回にカニの回がある。これを見ると絶対にカニが食べたくなるので、オンデマンドでぜひ見てもらいたい。
3つ補足説明をする。
①ラグビー【スーパーラグビー】【ザ・ラグビーチャンピオンシップ】
現在WOWOWはヨーロッパラグビーの強豪国の戦い、シックス・ネーションズを2016年から放送している。2023年にはフランスでワールドカップラグビーが開催される予定であり、これからラグビー熱は高まっていくと思われる。そんな中でラグビー南半球の世界最高峰リーグ、スーパーラグビーと、南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップの放送・配信が決定した。スーパーラグビーは世界最高峰リーグで、ニュージーランドではスーパーラグビーアオテアロアと称され、アオテアロアはマオリ語でニュージーランドという意味である。2019年のワールドカップで活躍した姫野和樹選手のニュージーランド挑戦が注目される。ザ・ラグビーチャンピオンシップは南半球4カ国、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの戦いである。全12試合を独占放送・配信の予定である。

②D.LEAGUE Monthly Magazine(全6回)
かねてからダンスの領域にも興味を持っていたが、今回『D.LEAGUE Monthly Magazine』を立ち上げた。これを見てプロダンサーの半端ではないすごさを感じた。最高のパフォーマンスをさまざまな視点で分かりやすく解説する月1回の番組である。MCにEXILEのMAKIDAIさん、DJ DARUMAさんを迎えてお届けする。

③クリエイター表彰制度
外部クリエイター表彰制度を作る。WOWOWは基本的にプロデューサーのみが存在する制作集団である。外部クリエイターや制作会社の方の力を借りてオリジナルコンテンツを制作している。WOWOWが取り組んでいるオリジナルコンテンツの制作に際し、チャレンジ精神あふれる企画への取り組み、卓越した企画の成立に貢献した優秀なクリエイター、プロデューサー、ディレクター、技術者個人を選出し、表彰する制度である。第1回は2020年度の放送タイトルが対象となり、5月に発表する予定である。

5.最後に(田中社長)

3月5日、WOWOW FILMSの劇場映画『太陽は動かない』の上映が、全国355館で始まる。関東エリアの緊急事態宣言が継続となる状況だが、各劇場では万全な対策がなされているので、ぜひ劇場に足を運んでご覧いただきたい。

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