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2022年7月定例会見要旨

7月7日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:⽥中晃社⻑、⽥代秀樹常務、水口昌彦常務、山本均常務、郡司誠致常務、
ドラマ制作部 青木泰憲エグゼクティブプロデューサー、事業部 大重直弥プロデューサー

1. ご挨拶(中社

6月22日に株主総会が行われ、それをもって当社は監査等委員会設置会社に移行することが決定した。また、全ての役員が選任された。新しい体制でしっかり取り組んでまいりたい。
そのような折、再び新型コロナウイルス感染症が広がっているというニュースが流れている。せっかく復活したスポーツや音楽、ステージのイベント、あるいは当社が非常に力を入れようとしている会員イベント等に影響が出ないかと案じているところである。


2. 加入分析(郡司取締役)

第1四半期の新規加入件数は、サッカーのチャンピオンズリーグ、LPGA女子ゴルフツアー、全仏オープンテニス、グラミー賞授賞式、NCT127などといった、WOWOWが得意とするスポーツや音楽コンテンツがけん引している。また、ハリウッドとの共同制作ドラマ「TOKYO VICE」も大きな話題となり、多くのお客さまに支持された。
昨年度の第1四半期は6月にEUROサッカー欧州選手権があったため、第1四半期の実績としては及ばないが、2020年度の第1四半期実績に対しては133%の伸びとなっている。コロナ禍を経て、確実にライブ・エンターテインメントが復活してきているという手応えをここまでは感じている。
しかし、目的番組の終了に伴う解約が大きく影響し、第1四半期合計では約7万3,000件の純減という大変厳しい結果となっている。今後も、顧客体験価値を高める取り組みのスピードを上げ、お客さまにご満足いただけるサービスの向上に努めていきたい。特に7月は、アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の放送があるため、これを皮切りにいま一度、映画のWOWOWを前面に打ち出して、WOWOWで映画を見る、知る、楽しむ、そのような体験価値をお客さまに届けていきたいと思っている。

3.WOWOW FILMS最新作「アキラとあきら」、WOWOW製作ミュージカル「ジャニス」「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat.アラン・メンケン」(水口常務、ドラマ制作部 青木泰憲エグゼクティブプロデューサー、事業部 大重直弥プロデューサー)


水口常務)コロナ禍の2年間において、リアルイベントの開催は困難だった。映画にしても、なかなか製作が思うようにできず、寂しい時期を過ごしてきた。まだ予断を許さない状況ではあるが、ここに来てようやく皆さんにお話しできるネタをそろえることができた。本日は映画1本とリアルイベント2本を紹介する。
まずは映画、WOWOW FILMS「アキラとあきら」である。WOWOW FILMSとは、WOWOWが主幹事となって公開する作品の総称であり、映画館でご覧になる際、トップクレジットでWOWOWの名前が出てくる作品のことをいう。「アキラとあきら」について、WOWOWを代表するプロデューサーである青木より説明する。

【 映画「アキラとあきら」ドラマ制作部 エグゼクティブプロデューサー 青木 泰憲】

青木エグゼクティブプロデューサー)8月26日に全国公開となる映画「アキラとあきら」について紹介する。「半沢直樹シリーズ」や、WOWOWでもドラマ化した「空飛ぶタイヤ」、「下町ロケット」など数々のベストセラーを世に送り出し、絶大な人気を誇る池井戸潤さんの原作「アキラとあきら」の映画化プロジェクトとなる。本作は2017年にWOWOWで連続ドラマ化しており、ATP賞でもグランプリを受賞するなど、視聴者からも絶大な人気を得た作品である。

・2017年「アキラとあきら」ドラマ化の経緯
「アキラとあきら」は、徳間書店発行の雑誌「問題小説」に連載された小説である。本作の映像化に至った経緯として、書籍化になる前に連載小説を読んだことがきっかけであり、何度も胸が熱くなるほど感動し、自らの手でドラマ化したいという想いから、池井戸さんにメールでメッセージを送ったところ、すぐに快諾のお返事をいただいて映像化する運びとなった。また、池井戸先生が加筆修正を行って書籍としても出すこととなり、ドラマと書籍を一緒に行うプロジェクトとして最初はスタートした。これも、最初に「空飛ぶタイヤ」を連続ドラマとして放送して以来、池井戸さんと本当に良い関係を築いてきたからこそ、本の出版前に原作権を預かることができたと思っている。

・「アキラとあきら」映画化の経緯
まず、ドラマ化において、2017年に制作した当初は書籍と同時ということもあり、連載小説をベースに制作した。その後、発売された書籍を読むと、連載では大企業の息子が主軸になっていたが、書籍では零細工場の息子が主軸になっていると感じ、今度は連載小説ではなくて、実際に書籍として世に出た本をベースに映像化したいと思った。それであれば、映画化にチャレンジしようということで、東宝に相談して映画化が実現した。

・ストーリー
零細工場の息子である山崎瑛、そして大企業の御曹司の階堂彬という対照的な宿命を背負った2人の青年の成長と試練を描いている。銀行を舞台にしながらも、青春小説としても楽しめる。これまで池井戸先生のドラマを制作してきたが、全く違うタイプの新しい作品になると確信して映像化した。

・キャスト・スタッフ・主題歌
映画化においては、監督、脚本、キャストを一新し、ドラマとは全く違う新たな作品として製作した。山崎瑛役には竹内涼真さん、階堂彬役には横浜流星さんという、豪華なキャストに集まっていただき、良い仕上がりになっている。そして、本作の監督を務めるのは三木孝浩監督である。三木さんは東宝でも数々の映画を作っているが、青春恋愛映画の名手と呼ばれる方であり、多くのヒットを出されている。今回は池井戸作品の中でも、企業ドラマだけではなく、むしろ青春の物語をとてもうまく表現している作品だと感じたことから、三木さんにお願いしてプロジェクトが進んだ。
そして主題歌は、若い世代から絶大な人気を誇るバンドであるback numberが書き下ろしの新曲を提供してくれた。キャスト、監督、主題歌の全てが本当に豪華なプロジェクトになっている。

・池井戸潤氏コメント
映画版を一足先にご覧になった池井戸先生からコメントをいただいている。
「本作は、ビジネスストーリーとしても青春ストーリーとしても高次元で融合した素晴らしい作品になった。抑制の利いた繊細な演出で、正面からヒューマンな映画に仕立てたところに、三木監督の力量を感じる。竹内涼真さんと横浜流星さんをはじめ、キャストの素晴らしい演技も見どころである。きっと多くの人たちの心に響くだろう」。
とても高く評価いただいており、何とかこの作品を成功させたいと思っている。


銀行を舞台にした重厚感のある人間ドラマだが、2人の若い主人公がそれぞれ宿命を乗り越えていく青春物語としても楽しめる作品である。社会派ドラマが好きな中高年の世代から、これから社会に出ていこうとする若い世代まで、幅広い人に受け入れられる作品ではないかと思う。コロナ禍で密接な人間関係が築きにくくなった昨今ではあるが、未来に向けて人間同士が結ぶ絆の温かさを感じてもらえるのではないだろうか。人はなぜ生きるのか、何に情熱を傾け、何を成し遂げるのか。2人の主人公が苦悩しながら成長していく姿をぜひ見守っていただければと思う。

水口常務)続いてリアルイベント2件をご紹介する。ブロードウェイミュージカル「ジャニス」と、「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat.アラン・メンケン」は、どちらも「ブロードウェイ」という言葉を冠しており、アメリカ公演のライセンスものではあるが、WOWOWのプロデューサーが直接ライセンサーと交渉して、日本向けにローカライズした演目である。これらについて、大重プロデューサーより説明する。


大重プロデューサー)今夏、イベント事業として注力している2つの案件を紹介する。

【ブロードウェイミュージカル「ジャニス」 8/23(火)、8/25(木)、8/26(金) 東京国際フォーラム ホールA】

まず、1つ目として、日本語版のミュージカル制作である。これまでWOWOWは、ミュージカル界最高峰のトニー賞授賞式の中継や、オリジナル番組「グリーン&ブラックス」、最近では"加藤和樹のミュージックバー「エンタス」"を開始するなど、ミュージカルに注力してきた。さらに、ミュージカル・コミュニティーを活性化させるために"Musical Lounge"を発足したり、イベント事業としても部分出資の形で、主にPR部分で東宝やホリプロとご一緒させていただいたりした中で、今回、WOWOWとして初めてブロードウェイミュージカルの日本語版の制作にかじを切った。その公演がブロードウェイミュージカル「ジャニス」となる。

・ストーリー
27歳でこの世を去った伝説のロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの音楽人生をたどっていくストーリー構成となっており、その途中でジャニス自身が非常に影響を受けたアレサ・フランクリンやニーナ・シモン、エタ・ジェイムスなども登場する。ジャニスは白人のロックシンガーだが、黒人のブルースから非常にインスパイアを受けた。人の心に突き刺すような歌声で歌い上げたジャニスが、どのように歌を歌っていったのかというストーリーになっている。

・主演:アイナ・ジ・エンド
ジャニス・ジョプリン役を務めるのは、アイナ・ジ・エンドさんである。アイナさん自身もミュージカルスクールに少し通われていたことがあるようで、ミュージカルの初主演はとても楽しみだとおっしゃっている。アイナさんの意気込みとして、「あなたのやることがあなたの全てとジャニスに言われている気がするため、精いっぱいやりきりたい」と語っていただいている。

・総合プロデューサー:亀田誠治
音楽的なアドバイスもしていただける方と一緒に作っていきたく、亀田誠治さんに総合プロデューサーとして携わっていただいている。亀田さんは、今はコロナ禍で行けていないようだが、1年に1回ブロードウェイに出向かれ、1カ月ほど充電期間としてブロードウェイを見る習慣もあるとのことで、音楽的な面に加え、ミュージカルを一緒に作っていくパートナーとしてさまざまなアドバイスを頂いている。

・キャスト、スタッフ
亀田さんともキャスト選定に非常に悩んだが、今回、結果として素晴らしいキャストが集まったと思っている。主演のジャニス・ジョプリン役にアイナ・ジ・エンドさん、アレサ・フランクリン役にUAさん、オデッタ、ベッシー・スミス役に藤原さくらさん、ニーナ・シモン役に浦嶋りんこさん、エタ・ジェイムス役に緑黄色社会の長屋晴子さんがご出演いただくことになった。また、亀田さん自身もベースプレーヤーとして、亀田さん印のバンドを携えてオンステージされることが決まった。演出は藤倉梓さん、訳詞には森雪之丞先生と、出演者、バンド、演出の全てにおいて総合力が高い作品になってきていると実感している。

アイナさんの歌稽古も始まっており、彼女が歌う曲にジャニスを重ねながら、どんどん良くなっていく姿を見て、良い公演になるのではないかと思っている。

【ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat.アラン・メンケン 7/26(火)、27(水)、28日(木) 東京国際フォーラム ホールA】

2つ目の案件は、海外招聘(しょうへい)の「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat.アラン・メンケン」というコンサートである。「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」は今まで2019年と2020年に2度開催してきたが、今回は何といってもゲストのアラン・メンケンさんの来日がポイントである。
2部構成のコンサートとなっており、アラン・メンケンさんは単純にゲストとして少し出演していただくのではなく、第1幕の全てにわたってステージに立たれる予定である。「アラジン」、「美女と野獣」、「リトル・マーメイド」、「塔の上のラプンツェル」など、ディズニーの名曲を生み出した彼自身が弾き語りをして、どのような背景があってこの曲が作られたのか、さらには、ブロードウェイの音楽をどのように作っていったかといった秘話も聞けるようなステージになっている。また、第2幕は来日されるディズニーキャストの方々の至極な時間になるコンサートとなっており、日本からも海宝直人さんにゲスト出演していただく。

水口常務)アラン・メンケンさんは、ディズニーファンからは神とあがめられている存在である。大の親日家とのことだが、来日は2018年の「D23 Expo Japan」以来4年ぶりとなり、ディズニーファンにとっては待ち遠しいことだと思う。
ぜひ皆さまのメディアで大きく取り上げていただければと思う。



4. 今後の編成トピックス(田代常務)


【南半球4カ国対抗戦 ザ・ラグビーチャンピオンシップ <8月6日(土)開幕>】
田代常務)まず、ラグビーワールドカップフランス大会まで、あと1年2カ月となった。現在、日本でも、フランスと日本のテストマッチが行われており、これからますますラグビー熱が高まってくると思われる。その中で、南半球の強豪4カ国であるニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンによる対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」が8月6日に開幕する。
WOWOWはラグビーを2015年から本格的に放送しており、昨年より1年を通じて世界トップラグビーの熱戦をお伝えしている。今年は2月より欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」と、世界最高峰ラグビーリーグ「スーパーラグビー」をお届けしており、7月にはヨーロッパの強豪国が南半球に遠征して行われるテストマッチシリーズ「インターナショナルシリーズ」を放送する。そして、8月には南半球4カ国対抗戦が開幕し、さらに11月にはヨーロッパで開催される秋のテストマッチシリーズ「オータム・ネーションズシリーズ」が続く。オータム・ネーションズシリーズでは、来年開催されるラグビーワールドカップの予選プールと同一カードであるイングランド対日本の放送・配信が決定している。年間を通じて北半球・南半球のトップラグビーをお楽しみいただきたい。


【吉川晃司 Premium Night "Guys and Dolls" presented by WOWOW『INVITATION』<7/17(日)午後7:00>】

次に、音楽の新しい取り組みについて紹介する。1年半前よりスタートしたWOWOWオリジナル音楽レギュラー番組「INVITATION」は、コロナ禍でコンサートの開催が困難なアーティストに音楽を発信する場を提供し、また、コンサートに足を運べないお客さまに最高の音楽空間をお届けしている。番組ナビゲーターは古舘伊知郎さんで、これまで9組のアーティストと共にスタジオのオリジナルライブとトークを届けてきたが、今回はスピンオフライブ企画として、第1回出演アーティストである吉川晃司さんが登場する。2022年4月から5月にかけて全国ツアーを開催した吉川晃司さんのスペシャルライブと「INVITATION」がコラボレーションし、共催という形でオリジナル有観客ライブを行った。さらに加入者招待も行い、参加・体験といった、視聴だけではない価値をお客さまに提供できたと思う。7月17日の放送・配信ライブではレギュラー版を踏襲して、冒頭はナビゲーター古舘さんのひとりしゃべりをお届けし、ライブ後は吉川さんと古舘さんのトークセッションも予定している。


5. 最後に(田中社長)

第48回放送文化基金賞において、番組部門〈テレビドラマ番組〉で「前科者」が奨励賞、〈テレビエンターテインメント番組〉で「ザ・モキュメンタリーズ~カメラがとらえた架空世界~」が奨励賞を頂いた。また第12回衛星放送協会オリジナル番組アワードの番組部門〈ドラマ〉で「さまよう刃」が最優秀賞を受賞した。大変うれしく思っている。昨今はOTTサービスの普及により大変厳しい状況ではあるが、WOWOWらしいコンテンツを今後も作り続け、しっかりお客さまに届けていきたい。

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