CORPORATE INFORMATION
  • お知らせ
  • 2026.05.28
  • twitter
  • x

2026年5月定例会見要旨

5月27日(水)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:山本均代表取締役 社長執行役員(以下、山本社長)、口垣内徹 常務執行役員(以下、口垣内常務)、鈴木聡 常務執行役員(以下、鈴木常務)、音楽事業部 島本時プロデューサー


1. ご挨拶(山本社長)


昨年度まで長きにわたり午前と午後で2回に分けて定例会見を開催してきたが、多くの皆さまのご協力の下、今回より午後の回のみの開催となった。開催形態変更については皆さまのご理解・ご協力をいただき改めて御礼申し上げる。
新年度が始まり、登壇メンバーにも変更がある。本日の定例会見より、私とコンテンツ・クリエイティブ統括の⼝垣内に加えて、新たにDX、デジタル基盤サービス、メディアサービス統括の鈴木が登壇する。今後はこの3名で定例会見を行なっていく。

2. 事業概況(鈴木常務)


私はDX、デジタル基盤サービス、メディアサービス統括として、システムや新しいサービス、既存の放送メディアサービスを担当している。今後私からは、4月に立ち上げたデジタル基盤事業局の取り組みを中心に進捗状況を説明していく。

中期経営計画の重点戦略の一つである新しい配信サービスについては、近日中の立ち上げに向けて鋭意準備中であり、最終の追い込み段階となっている。詳細は随時発表するため、今後の発表をしばらくお待ちいただければと思う。

次に、私が担当する領域の直近のトピックスとして、EC事業の概況を報告する。
昨年10月にグランドオープンした「WOWOW百貨店」は半年が経過し、徐々に商品ラインナップも充実している状況である。コンセプトとして掲げた「エンターテインメントの百貨店」を目指し、多くのエンタメファンの方に楽しんでいただけるよう日々取り組んでいる。
また、内部調査ではあるが、会員の皆さまにも認知されつつあるという手応えを感じており、少しずつ成果も上がっている。具体的な売り上げの数値等の公表は差し控えるが、先日開催されたボクシングのタイトルマッチに伴い、関連グッズが大変好評を得た。その他、先日公開された映画スター・ウォーズや、間もなく決勝を迎えるチャンピオンズリーグの関連グッズなども非常に好評を得ている。今後もEC事業に注力していくため、ぜひ一度WOWOW百貨店をご覧いただき、ご利用いただければ幸いである。

先日の決算説明会でも報告したとおり、このEC事業をはじめ、プロダクション事業、イベント事業、広告事業、番組販売事業など、当社の連結売上高に占める事業収入の割合は約3割に達している。2026年度も事業の多層化を推進し、加入者の増減に大きく左右されない収益構造への転換を目指していきたい。

なお、メディアサービスにおいても、チャンピオンズリーグのシーズンパスやトリプルプランなど多層・多様化が進んでおり、今期より加入件数に関しては、四半期ごとに正味加入件数および累計正味加入件数の実績値を決算発表にて報告する予定である。

3. プレゼンテーション:音楽事業の取り組みについて(山本社長、音楽事業部 島本時プロデューサー)


山本社長)本日は音楽の取り組みについて、島本プロデューサーから紹介する。

島本プロデューサー)私は海外アーティストの来日公演の収録を担当する他、国内アーティストでは、昨年フェスを共に開催したWEST.や、先ほど(5月27日正午)情報解禁した椎名林檎などを担当している。

① 放送配信から音楽事業への転換
音楽部から音楽事業部へと組織が変わり約2年、われわれのミッションはライブの収録・放送・配信にとどまらず、「いかに多層展開によって売り上げを向上させるか」へと進化してきた。当初は劇場配給や外部配信プラットフォームを活用したTVOD配信による収益化から開始したが、その後も取り組みは大きく広がっている。
具体的には、WEST.とタッグを組んだレギュラー番組「WESSION」を昨年6月からスタートさせ、10月には彼らの地元である大阪で、2日間で6万人を動員する野外フェス「WESSION FESTIVAL 2025」を開催した。また、ドラマーの石若駿率いる実力派バンドと豪華ゲストによる「JAZZ NOT ONLY JAZZ」は昨年に第2回を実施し、ロバート・グラスパー、椎名林檎、岡村靖幸など多彩なアーティストが出演した。さらに、来月には7回目となるキャンプイン音楽フェス「FUJI & SUN '26」、そして9月にはスピッツと彼らが敬愛するバンドによる一夜限りの特別イベント「ロク漫祭 ~SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊祭り~」の開催も控えている。
このように、ライブの収録・配信という従来の枠を超え、オリジナルイベントの企画・開催まで含めた多角的な音楽事業へと展開を広げている。

② 音楽調達 NTTドコモとの提携 音楽ライブコンテンツの大幅拡充
また、昨年11月にプレスリリースで発表したが、NTTドコモとコンテンツ分野の業務提携契約を締結し、両社の強みを生かして音楽ライブコンテンツの大幅拡充を図っている。直近では、6月14日に活動終了を迎えるSHISHAMOのファイナルステージの生中継や、7月15日にはKING GNUの史上最多都市、最多公演数となる最新ツアーから、横浜アリーナでのファイナル公演の生中継など、大型ライブコンテンツが控えている。
今後もこうした大型コンテンツの強化を通じて、放送および配信価値のさらなる向上と、新たな視聴体験の創出を目指していきたいと考えている。

③ 洋楽強化 来日公演の中継と過去ライブ調達
WOWOWの大きな強みの一つは、洋楽ライブコンテンツの蓄積と発信力である。これまで長年にわたり、数多くの海外アーティストの来日公演を収録してきた実績があり、そのネットワークと制作ノウハウは、他社にはない大きな資産となっている。
こうした基盤を活かし、現在も洋楽アーティストの来日公演を継続的に収録し、放送・配信を実施している。さらに、その時々の話題性のあるライブに加えて、過去に収録した貴重なアーカイブ作品も厳選して編成することで、洋楽ファンの視聴ニーズに応えている。
例えば、先日、5月10日に生中継したHELLOWEENや、6月に編成しているARCH ENEMYといったメタルバンドの来日公演に合わせて、両アーティストのファン層に届くHR/HMライブ作品を10本厳選し、WOWOWオンデマンドで配信している。
このように、話題の来日公演とアーカイブを掛け合わせて価値を最大化できる点が、他社にはないWOWOWならではの差別化ポイントとなっている。

④ WOWOWが持つ海外アーティスト公演の収録技術
私自身、RED HOT CHILI PEPPERSやNewJeans、GRACIE ABRAMSやMEGADETHなど、世界で活躍するアーティストの来日公演を収録してきたが、必ずと言ってよいほど、アーティストやツアークルーから高評価を頂いてきた。アメリカやイギリスでの収録も経験したが、日本人の勤勉さと丁寧さ、そして制作した作品のクオリティは世界に誇るべきだと強く感じている。
しかし、それはあくまで単発の取り組みり、「点」としての実績に留まってしまうことに課題認識を持っている。今後はそれらを「線」としてつなぎ、継続的な関係性の構築とビジネスに発展させていきたい。

先日に生中継したHELLOWEENでは、その光が少し見えてきたと感じている。
2023年の武道館公演での映像クオリティが評価され、今回の40周年ツアーではバンド側から直接、日本ツアーでWOWOWに画出し(会場スクリーンに映し出すライブ映像)ディレクションを担当してほしいという依頼を頂いた。これは従来の中継・収録から一歩進み、ライブプロダクションそのものに関与する価値が認められたケースだと捉えている。

時間を要するかもしれないが、このような取り組みを広げながら、放送・配信にとどまらず、来日公演のプロダクション受注による事業収益化を目指すと同時に、日本の映像制作クルーの高い技術力を世界に発信し、将来的には海外公演の収録にも積極的に参画していくことが私の目標でもある。日本発のライブ映像プロダクションとして、グローバルで価値を発揮していきたいと考えている。

山本社長)WOWOWが進めるコンテンツの多層化ビジネスの中で、音楽は一つの大きな武器となっているが、それにはアーティストとの信頼関係もある。島本プロデューサーが担当した、WEST.との取り組みにおいては、オリジナルライブ、劇場公開、イベントまで、プロデューサーとアーティストの関係性によって多層化が実現できている。現在その中心を担う島本プロデューサーに、ぜひ取材いただければと思う。

4.今後の番組&サービス(口垣内常務)

本年度も、コンテンツやサービス、新たな取り組みについて説明していく。

【UEFAチャンピオンズリーグ】
5月31日にいよいよ開催されるUEFAチャンピオンズリーグの決勝を生中継・生配信する。
試合開始は日曜日の午前1時となり、通常よりもキックオフが少し早まっている。日本においては、より見やすい時間での開始となるため、ぜひ最終決戦を見ていただければと思う。対戦は、昨年優勝したパリ・サンジェルマンと、20シーズンぶりに決勝に進出して悲願のチャンピオンズリーグ制覇を目指すイングランドのアーセナルという好カードになっている。

また、イオンシネマとのライブビューイングの取り組みも今年で3年目を迎える。これまでも放送・配信で楽しんでいただいているが、同じチームを応援する仲間と一緒に体験しながらリアルに見る楽しみも提供すべく、今年も37カ所の劇場でライブビューイングを実施する。イオンシネマ板橋では、ライブビューイング用の実況・解説を生で付ける取り組みを行なうなど、今年も盛り上げていきたい。

そして、来季においてもシーズンパスの販売を実施したいと考えている。料金は19,800円となるが、コンテンツの強化や、今年から取り組んでいる女子チャンピオンズリーグも含めて見ていただける形となっている。7月末までにサービスを契約いただければ、昨年同様の17,500円で楽しめるという早割キャンペーンも用意しているため、こちらも周知していただければと思う。

チャンピオンズリーグに関して、WOWOWは2030-31シーズンまで権利を取得しているため、引き続き劇場やシーズンパス、新たなサービスを通じて、チャンピオンズリーグの魅力と新しい体験をお客さまに届けていく。

【ラグビー】
ラグビーでは来年にワールドカップが控える中、そのワールドカップに次ぐ大会として、今年から「ネーションズチャンピオンシップ」が新設された。この大会には日本代表も参戦するため、来年のワールドカップに向けて日本代表戦を7試合ほどWOWOWで定期的に見ることができる。
本日はラグビー担当の松田プロデューサーも出席しているため、後ほど取材していただければ幸いである。

【オリジナルイベントの企画・開催まで含めた多角的な音楽事業を推進】
先ほど島本プロデューサーからも紹介したが、7回目を迎える「FUJI & SUN」を今年も静岡県富士市の富士山こどもの国にて2日間にわたり開催する。これまでの蓄積により、今年のチケットの売れ行きが非常に好調となっている。キャンプをしながら音楽を体験するという独特なイベントであるため、時間があればぜひ取材いただきたい。広報を通じて連絡を頂ければ、対応したいと思う。
また、2023年に行なわれたワールドツアーのさいたまスーパーアリーナ公演のライブ展開から共に取り組んでいるATEEZに関しては、8月4日から6日にかけて、横浜のKアリーナにて2年ぶりのファンミーティングを開催する。昨年のアリーナツアーも7万人を動員し、さらにファンが増えているATEEZの今年の活動も見てほしい。

【Paramount最新ドラマシリーズJ:COMと配信】
本日リリースを配布したが、Paramountの話題の最新ドラマシリーズ18作品をWOWOWとJ:COMの2社で、日本最速・独占配信することが決定した。昨年にParamount+のサービスの日本撤退が発表されたが、WOWOWはJ:COMと共にParamount+を展開していたこともあり、Paramountと権利交渉を行なった結果、引き続きParamountの人気作品を継続してWOWOWで見ていただける形となった。こちらも注目していただければと思う。

5. 締め・挨拶(山本社長)


先ほど口垣内常務や島本プロデューサーからも紹介があったとおり、「FUJI & SUN」のイベントが今年で7回目を迎える。静岡県富士市にて6月6日と7日の2日間にかけて開催するが、このフェスは参加者の満足度が非常に高く、リピーターが多い。その意味で、記者の皆さまにも一度体験していただきたいと思っている。少し遠いが、行く価値は十分にあるイベントとなっているため、ご検討いただきたい。

以上

お問い合わせ

関連ニュース