株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 田中 晃、以下「WOWOW」)が制作し、放送・配信した「アクターズ・ショート・フィルム2」の5作品のうち、千葉雄大監督作品『あんた』で主演を務めた伊藤沙莉が、 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022のジャパン部門においてベストアクターアワードを受賞しました。
「アクターズ・ショート・フィルム」は、5人の俳優たちが制作費、制作日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作し、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」のグランプリを目指すプロジェクトです。2021年にWOWOWの開局30周年を記念してスタートし、「アクターズ・ショート・フィルム2」はその第2弾として実施しました。
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は、1999年より開催されている米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭で、毎年世界中から6,000本超のショートフィルムが集まります。ジャパン部門ベストアクターアワードは、男女問わずその年の部門エントリー全作品の中から1名だけに贈られる「最優秀俳優賞」であり、WOWOW作品が同賞を受賞するのは今回が初となります。
■「アクターズ・ショート・フィルム2」概要
初回放送
2022年2月6日(日) [WOWOWプライム]
再放送
2022年6月27日(月)午前1:00~ [WOWOWプライム]
WOWOWオンデマンド
配信中
番組内容
【各作品あらすじ】
『いくえにも。』 監督:青柳翔 脚本:山咲藍 主演:村上虹郎
線路脇にポツンと設置された電話ボックス。そのかたわらを通り過ぎた修平(村上虹郎)は、とぼとぼと家に帰って行く。家には父(奥田洋平)と母(平岩紙)、妹(見上愛)が待っていて、週に一度の家族団欒でテーブルを囲もうとしていた。そこに、隣に引っ越してきた奇妙な夫婦が挨拶に訪れる。犬を抱いた妻(黒沢あすか)はリビングに上がり込み、一家団欒を掻き回すような言動をしはじめるのだが...。
『物語』 監督・脚本:玉城ティナ 主演:琉花・奥平大兼
高層ビルに囲まれた都会の雑踏をひとり音楽を聴きながら歩いている少女(琉花)が、向かった先は、なにもない真っ白な部屋。その部屋には、ものいわぬ美少年(奥平大兼)が、ひとりベッドに横たわっている。そのベッドのかたわらで、少女は少年に向かって自分の装わない気持ちを問わず語りに語り出す。二人のスリリングな関係の行方は...。
『あんた』 監督・脚本:千葉雄大 主演:伊藤沙莉・千葉雄大
「あたしはいつでもあんたの味方だからね」筆を走らせるスナックの雇われママの男(沖田修一)が思いを馳せるのは、キャンプを楽しむ女(伊藤沙莉)と男(千葉雄大)。恋人でもなく、友人というには軽すぎ、でも家族にはなれない。近くにいるのに遠く感じる。ひとりでも平気だと思っていたはずなのに込み上げる寂しさ。一生続くはずだった関係は、男の一言によって徐々に歪が生まれていき...2人の先にあるものとはー。
『ありがとう』 監督・脚本:永山瑛太 主演:役所広司
家族と離れ、死に場所を求めてひとり彷徨うおとこ(役所広司)。癒してくれるはずのマッサージ嬢(橋本マナミ)からも逃げ出し、路上で盗んだ車で奥深い山へとはいっていく。車を乗り捨て、さらに森の奥へ歩み入るおとこは、そこで奇妙な若者に出会う。
『理解される体力』 監督:前田敦子 脚本:根本宗子 主演:柳英里紗・三浦貴大
小さな喫茶店の店中に響き渡る大声で泣くキエ(柳英里紗)と、やさしくそれを受け止めるユミ(三浦貴大)。キエは貪るように巨大なパフェをたべ、貪るように涙を流して子どもみたいに大声で泣いている。どうやら旦那に浮気されたらしいキエは、とどまることのない怒りと涙と食欲の激流に押し流されている。喫茶店の店長(野間口徹)は、キエが大声で泣いているその理由を想像してキエにつたえるのだが...。
<スタッフ・キャスト>
監督:青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子(※五十音順)
主演:村上虹郎、琉花・奥平大兼、伊藤沙莉・千葉雄大、役所広司、柳英里紗・三浦貴大(※監督の五十音順)
チーフプロデューサー:射場好昭 コンテンツ戦略:仁藤慶彦
プロデューサー:小室秀一、宮田幸太郎、和田圭介
制作プロダクション:スタジオブルー
製作著作:WOWOW