株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 山本 均、以下「WOWOW」)と、株式会社TBSテレビ(本社:東京都港区、代表取締役社長 龍宝 正峰、以下「TBS」)で、2024年3月からサービス提供を開始した、独自プロトコルによる映像伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」(以下「LMS」)が、第1回テクニカルディレクションアワードのデジタルサービス部門において銀賞(SILVER)を受賞しました。
テクニカルディレクションアワード(TECH DIRECTION AWARDS)は、アイデアや表現だけでなく、それらを実現するためのテクニカルディレクションが優れているプロジェクトを表彰し、普段スポットライトの当たりづらい"テクニカルディレクションの重要性"を伝えることを目的として、2023年にTech Director's Associationによって発足されました。
デジタルサービス部門は、デジタル技術を利用した、一般ユーザーに広く提供されているサービスの中で優れたテクニカルディレクションが行なわれていると考えられるプロジェクトを表彰するものです。(引用元:https://award.tech-director.org/)
LMSは現在、macOSアプリ、iOSアプリ、およびDerivative社が提供するビジュアルプログラミング環境「TouchDesigner」のプラグインとして配布され、これまでにない超低遅延、特許技術"Multi Latency"(TBSが特許を取得。特許第7431207号)等の独自機能で、映像制作分野以外でもイベントやメディアアート、機器遠隔制御等多くの分野における作業のリモート化を可能とします。リリース以降、幅広い業界から反響をいただいており、Vtuberライブでの利用等、実用シーンはさらに増えてきています。
パケットロス再送、低遅延、セキュアな伝送といった必須要件をカバーしつつ、複数台接続やポート開放不要など、配信現場のニーズに沿った設計を織り込み、レベルの高いディレクションを行なっている点が評価され、この度の受賞となりました。
今後も、様々なアップデートを予定しておりますので、ご期待下さい。
<LMSとは>
TBSとWOWOWが共同で開発した独自プロトコルによる映像伝送ソフトウェアです。放送現場の要求水準を満たす品質の高さにより、リモートプロダクションをはじめとする映像制作分野で多くの利用実績を重ねています。主な特徴として、
・公衆インターネット網で、ポートの開放等を意識せず、簡単に接続
・遠隔からでも違和感なく、機器操作が行なえる低遅延環境を提供
・ネットワークの乱れによる映像信号の欠落や揺らぎを修復
・映像や音声以外にも、制御信号を送受信することが可能 等
現行プロトコルでは実現が難しかった機能を、すべて提供できるソフトウェアになります。
公式サイト:https://livemulti.jp/studio/
<リリースに関する問い合わせ先>
株式会社WOWOW 経営管理局 広報・IR部 (電話:03-4330-8080 / メールアドレス:corp.support@wowow.co.jp)
株式会社 TBSテレビ メディアテクノロジー局 未来技術設計部(代表:03-3746-1111)
以上