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2026年9月定例会見要旨

9月10日(木)に定例記者会見を開催いたしました。概要は以下の通りです。

出席者:山本均代表取締役 社長執行役員(以下、山本社長)、口垣内徹 常務執行役員(以下、口垣内常務)、鈴木聡 常務執行役員(以下、鈴木常務)、植田春菜チーフプロデューサー

1. ご挨拶(山本社長)

この夏、各地で自然災害が相次ぎ発生した。熊本で発生した地震、そして先日来各地で発生している豪雨災害によりお亡くなりなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げる。また被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げる。

さて、現在、WOWOW社内では準備作業が佳境を迎えている。ご承知のとおり、10月1日に新会社がスタートする。その直前の時期を迎え、当社は全社一丸となりNTT ドコモとの共同事業であるLeminoの大幅な進化に向け準備に取り組んでいる。併せてBS4Kサービスも10月1日より開始することが決定し、その準備作業も行なっている。

本日は、大きな変革期を迎えているWOWOWの取り組み、そしてオリジナル脚本による新作ドラマについて紹介をする。

2. 事業概況(鈴木常務)

【Lemino共同事業化の進捗】
10月1日の事業承継・クロージングに向け、NTT ドコモと当社のメンバーが一体となり、事業開始に向けたPMI活動を進めており、現時点では非常に順調に推移している。また9月24日にラインナップについて発表する予定である。

【BS4K配信サービスについて】
9月8日、BS民放5社と当社からリリースを行なったが、BS民放5社とWOWOWは、4KコンテンツをWOWOWオンデマンドで無料配信するBS4K配信サービスを10月1日より開始することを決定した。インターネットで接続された4K対応テレビで無料で観ることができる。これにより視聴者の利便性向上および多様な視聴環境への対応が図られ、4Kコンテンツの接触機会の拡大につながることを期待している。
現在BS4K配信に向け、着実に準備を進めている。さらなる利便性の拡充を目指し、民放公式テレビ配信サービスTVerからWOWOWオンデマンドへの遷移・誘導にも取り組んでいく。WOWOWオンデマンドを通じ、BS4Kコンテンツを楽しんでいただきたい。

【EC事業について】
昨年10月にグランドオープンしたWOWOW百貨店は来月で一周年を迎えることとなった。この百貨店の認知度は着実に上がり、確かな手応えを感じている。この10月は一周年感謝祭として、加入者限定セールを多数展開する予定である。
同時に、加入者以外の方に向け、映画、スポーツ、音楽を中心としたライフスタイル商品を紹介し、また新たな取り組みとし、サイト上で著名人コラム連載もスタートする予定である。

また日ごろのご支援に対する感謝として、WOWOWの株主優待対象の株主さまに向け、WOWOW百貨店で利用可能な2,000円のクーポンを進呈する。
今年度はこの一周年感謝祭を大きなステップとし、次年度の飛躍に向けた成長の土台を作る重要な1年と位置付けている。この機会により多くの方々に利用していただきたい。

放送・配信以外の事業収入は、このEC事業を含め、当社の連結売上高の約3割を占めるまでに成長してきている。今後も事業の多層化を進め、収益の強化を目指してまいりたい。

3. プレゼンテーション「連続ドラマW マイ・スイート・ホーム」10月31日(土)放送・配信スタート(山本社長、ドラマ制作部 植田 春菜プロデューサー)


山本社長)本日はドラマ制作部、植田 春菜プロデューサーよりオリジナルドラマの紹介を行なう。10月31日より開始される「連続ドラマW マイ・スイート・ホーム」である。

植田プロデューサー)本作は名脚本家の岡田惠和によるオリジナルストーリーである。監督は、連続ドラマW「いりびと」や映画『傲慢と善良』などを手掛けた萩原健太郎。主演は石田ゆり子、仲村トオル、中嶋朋子、三宅健、坂井真紀、椎名桔平など同世代の俳優陣が集結した全6話のヒューマンドラマである。

還暦を目前にした親友3人が疎遠になっていた友人の死をきっかけに、自分たちのこれまでの人生と今後の生き方を見つめ直すというストーリーである。生前に友人が語っていた「一度は自分ではない人生をおくってみたい」という言葉から、主人公が代わりにその願いをかなえれば、天国で友人も笑ってくれるのではないかと思うところから物語が動き始める。
そこで3組の夫婦が互いのパートナーを2週間交換し、東京・葉山・軽井沢を舞台に、他の人の人生を「試着」することで、自分の居場所、夫婦、友情の意味を再確認する物語である。

本企画は、岡田さんがWOWOW向けにと提案されたもので、夫婦3組がパートナーを交換するというアイディアが主軸になっている。私は当初はやや不道徳なものを感じたが、このアイディアこそがこの作品の個性になっていると思い、この仕掛けを大切にすべきだと心を決めた。
この仕掛けを視聴者に納得してもらうため、不可抗力な出来事や偶然の流れをつくるのか、そんなことをああでもない、こうでもないと、岡田さんといろいろとお話しをした。その中でたどり着いたのが、今回の物語の出だしである。偶然そうせざるを得なかったというドラマのご都合で動き出す展開は多く存在する中、本作では自分たちが自らの意思で実践してみるというのがポイントになるという思いの下で、非常に納得できるアイディアであった。

岡田さんが台本を上げてくれるたび、その面白さに何度もうなった。また監督、俳優陣の方々が台本を丁寧にひもとき、渾身の力を注いでいるのが分かり、プロデューサーとして静かに感動していた。

この物語では、その場に不在の人について語り合われる。自分が相手にどう受け止められるのかというやりとりが多く語られるが、自分自身を認められる前向きな気持ちにしてくれるドラマである。還暦に近い年齢のキャラクターの物語ではあるが、さまざまな世代の視聴者に届くと感じている。
WOWOWで岡田さんが手掛けた作品の中で、最も岡田さんらしい、ちょっと切なく、でも楽しいドラマになっていると思う。

山本社長)私も第3話まで見たが、なかなか刺激的で面白いドラマである。植田プロデューサーは「ゴールデンカムイ」のドラマ版のプロデューサーも担当しており、大作を担当する一方で、このような作家性の高い作品にも挑戦している。ぜひ取材をお願いしたい。

4. 今後のコンテンツ戦略について(口垣内常務)


【連続ドラマW 東野圭吾「虚ろな十字架」9月6日より放送・配信中】
「虚ろな十字架」は、「八月の声を運ぶ男」をプロデュースした松本 太一プロデューサーの作品で、香取慎吾主演、瀬々敬久監督による東野圭吾原作の作品である。
WOWOWでの東野圭吾作品は10作目である。本作に関して、東野先生は、中原役を香取さんが演じることに非常に期待しており、脚本についても何度も話し合いを行ない、東野先生も納得した全4話のドラマである。
数々の素晴らしい作品を世に送り出された東野先生に心より感謝申し上げ、そのご功績に深い敬意を表する。そして、慎んで哀悼の意を表する。

【連続ドラマW MR -医薬情報担当者- 10月4日(日)午後10:00スタート】
「MR -医薬情報担当者-」は「連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録- 」等をプロデュースした小髙 史織プロデューサーの作品で、10月4日スタートである。向井理主演による、医療現場と製薬業界の裏側を描く、命を取り扱う人々の葛藤を描く作品となっている。医療ミステリー作家で、医師でもある久坂部羊による小説の映像化である。新しい社会派医療ドラマに注目していただきたい。

【連続ドラマW 恩田陸 ユージニア 11月8日(日)午後10:00スタート】
「恩田睦 ユージニア」は、昨年「連続ドラマW I, KILL」をプロデュースした山田 雅樹プロデューサーの作品で、11月8日スタートの予定である。2005年に発表され、国内外で話題を呼んだ伝説のミステリー「ユージニア」を20年の時を経て、WOWOWがオリジナルドラマとして映像化した。
主演は岸井ゆきの、脚本は、来年の大河ドラマも担当され、現在最も評価を得ている脚本家の一人の安達奈緒子、そして監督は古川豪で、3人とも初めてWOWOWとタッグを組む。クリエイティブで面白い作品になると期待を寄せている。

【錦織圭 今シーズン限りでの現役引退 木下グループジャパンオープンテニス出場】
今シーズン限りでの現役引退を表明している錦織圭選手は、世界ランキング4位という日本男子テニス史上最高峰の実績を残し、長年にわたり世界中のテニスファンを魅了してきた選手の一人である。
そんな錦織選手の偉業を振り返る特別企画として、「引退特別企画 錦織圭、感動をありがとう!」と題し、過去のグランドスラムの名勝負、ジャパンオープンの試合を含めた配信を行なっている。
また、8月にはドキュメンタリー「錦織圭の現在地~引退決断の裏側~」の放送・配信を行ない、彼が引退の決断に至った経緯を紹介している。
そして、先日の全米オープンに予選から参加し、予選の3回戦、坂本怜選手との対戦が彼のグランドスラム最後の試合となった。次は、9月30日から日本で行なわれる唯一のATPの公式戦、ジャパンオープンに出場予定で、素晴らしい試合を期待し、最後の一打までしっかり見届けたいと思っている。
WOWOWでは錦織選手へのメッセージを集めており、9月14日には「ありがとう、錦織圭。」特設サイトをオープンする予定である。3,000人ほどの加入者からのアンケート結果を本人にぶつける企画もあるので楽しみにしてほしい。

【欧州サッカー UEFAチャンピオンズリーグ/ヨーロッパリーグ/カンファレンスリーグ】
今年はワールドカップが開催されたこともあり、注目度がさらに高まるチャンピオンズリーグが開幕した。日本人として初めてゴールキーパーとしてレギュラーで出場し、素晴らしい成果を上げた鈴木彩艶選手、そして既にゴールも出ている上田綺世選手など多くの日本人選手に注目が集まる。
ワールドカップで活躍した日本人選手がヨーロッパの強豪チームの中に入ってどこまで活躍できるか。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、そしてカンファレンスリーグという3つのリーグで、昨シーズンの日本人登録選手は故障中の選手を除き26名であったが、今年は31名に増えている。これら日本人選手の活躍を最大限お届けしていく。チャンピオンズリーグは全試合生配信の予定である。
中でもカンファレンスリーグでの日本人選手の登録が昨シーズンの8名から今シーズンの15名と大幅に増えているため、活躍を見られるチャンスも増えるだろう。このカンファレンスリーグこそ、今シーズンWOWOWは強化してお届けする。全71試合をすべて配信し、日本人出場試合を中心に、日本語コメンタリー付きの配信も大幅に増やし展開する予定である。

【UEFA女子チャンピオンズリーグ】
女子のチャンピオンズリーグについては、昨年は準々決勝からの配信であったが、今年はリーグフェーズから決勝トーナメントまで、フルシーズン75試合を配信する予定である。
昨年ベスト4まで進んだバイエルンの谷川萌々子選手や、長谷川唯選手を含め、4名の日本人登録選手がいるマンチェスター・シティ。日本代表で活躍する選手が、ヨーロッパの強豪チームに多く入っており、女子サッカーの世界最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグもWOWOWでお楽しみいただきたい。

5. 締め・挨拶(山本社長)


「八月の声を運ぶ男」が、世界の優れたテレビやラジオ、デジタル作品を選ぶ国際コンクール「イタリア賞」のTVドラマ部門でのファイナリストに選ばれた。フランスのドラマ作品、イタリアのドラマ作品とともに3本がファイナリストとして選出され、今後選考されて、10月に結果が発表される予定である。これはNHKで放送されたドラマのため、NHKからの出品である。
「八月の声を運ぶ男」は、ご存じのように、昨年8月にNHKで放送されたドラマであるが、WOWOWが国内プロダクション事業の第1弾として、企画・制作を行なっている。ギャラクシー賞の大賞をはじめ、橋田賞、放送文化基金賞、芸術選奨などたくさんの賞を受賞したが、このたび、「イタリア賞」でのファイナリストとなったことを大変うれしく思っている。
現在、NHKで放送したドラマ版に放送で使用されなかった映像を追加し、再編集して、映画館用に5.1チャンネルサラウンド音声とした劇場版を公開中である。ぜひご覧いただきたい。

最後に、いよいよ10月1日、Lemino事業、そしてBS4K配信がスタートする。全社一丸となって取り組んでいくので、引き続きご期待いただきたい。

以上

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